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ZOJIRUSHI

見るお茶!?カル茶〜

見るお茶!?カル茶~

きょうの「カル茶~」な映画は、紅茶ではじまって紅茶で終わる作品なんだって!

紅茶から始まる、英国の朝と物語。マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙

2011年/イギリス

イギリス初の女性首相となり、その辣腕ぶりから「鉄の女」の異名を取ったマーガレット・サッチャー。彼女は引退後にどのように過ごしていたのか…?この映画では、彼女が引退後に認知症を患っていたという事実に基づき、引退後からさかのぼって首相現役時代やそれ以前の彼女の半生を描いています。
その中で、時に悩みながら、自分の信念を貫く一人の女性としての彼女の心情を表す小道具として、紅茶がとても印象的に使われています。

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最初に紅茶が登場するのは冒頭の朝食のシーン。サッチャーと夫のデニスはダイニングで、ゆで卵とトースト、そして紅茶というありふれたメニューを囲んでいます。デニスとの他愛ない世間話を楽しみながらゆっくりと紅茶を飲んでいる姿は、まるで一般家庭のおばあさんのよう。食事は質素ですが、彼女が心が落ち着く豊かな時間を過ごしていることが感じられるシーンです。
しかし、次のシーンではデニスがすでに亡くなっていることが明らかに。この物語では、サッチャーはそのショックから8年もデニスの幻覚を見ながら生活しているのです。彼女は自分でも幻覚と気づいていて、デニスと決別しようと努力しています。意識は現在と過去を行ったり来たりしながら、思い出されるのはデニスと二人三脚で歩んで来た日々のことばかり。それでも彼女は辛さを乗り越えて、ついにデニスの幻覚と別れることに成功します。
次の朝、彼女は首相時代のようにきちんとジャケットを羽織り、一人で紅茶を飲んでいます。そして飲み終わると流し台で紅茶のカップを洗い、部屋を出て行くのでした。その間セリフは全くありませんが、彼女が物思いにふけり、思い切って未来に向き合うようになるまでの様子が伝わる良いシーンです。
まさに紅茶に始まり紅茶で終わるこの作品。ぜひ朝のブレックファストティーを片手にどうぞ。

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Film information
「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
ブルーレイ・DVD発売中
  • ブルーレイ ¥1,800+税
  • DVD ¥1,200+税
  • 発売元・販売元:ギャガ・ハピネット
    © 2011 Pathe Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.
  • 詳細はこちらから

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