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ZOJIRUSHI

あなたのいつまでも大切にしたいエピソード

入賞作品

木村文乃賞

母となり分かった母の優しい嘘福岡県 ゆっきー さま

私は三人兄弟の長女として田舎で産まれ育ちました。母は自分のことは二の次…いえ、三の次でニコニコしていつも自分のことは犠牲になってでも私達三人を立派に育てあげてくれた優しい母でした。家計もさぞ苦しかったことだろうと思います。外食には年に数回しか行けず、そんな中両親は好きなものを食べなさいと言って、いつも美味しそうに食べる子供達をニコニコしながら眺めてましたが、母の元にはお水だけ…

兄弟幼い私は不思議そうに聞いても母はいつも「お母さんお腹いっぱいなんだ。だから大丈夫よ」と言ってました。当時はとても不思議でしたが自分が母となりあの時母がよく言ってた「お腹いっぱいなんだ」が優しい嘘だったんだと分かり涙が止まりませんでした。

いつも働くことがお母さん大好きなの!と笑顔で言い朝から夜まで働いてた母…。決して子供たちに苦しい姿や弱音をはかずいつもニコニコ明るい母でした。
そんな両親にささやかながらご飯をご馳走したら母は泣いて喜んでくれました。次は私が両親に恩返しする番です。

この母の優しい嘘の思い出は一生大切にしたい私の宝物です。ありがとう。

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