象印 ZOJIRUSHI

-まほうびん記念館企画展-象印の匠(たくみ)たち
ごあいさつ
象印マホービン株式会社の「まほうびん記念館」では、平成23年12月26日(月)から平成24年4月27日(金)まで期間限定で、まほうびん記念館企画展「象印の匠(たくみ)たち」を開催いたします。

まほうびんの製造にかかわって94年。当社は数多くの商品を世に出してまいりましたが、商品の改良、新機構の開発などいくつもの新しいテーマに取り組み、課題解決をおこなってきました。しかしそれらの解決には、優れた社員たちの斬新な発想や、地道な努力の積み重ねがあります。今回の企画展では彼らの努力の跡を追い、この功績について実証して参ります。先人たちの努力の結晶を記録としてとどめることは、過去を振り返るばかりでなく、今後の商品開発や企業としての生き方の指針となると考え、この企画展を展開いたします。

展示期間
平成23年12月26日(月)〜平成24年4月27日(金)
展示内容
登場する匠たち

今西政吉(いまにし・まさきち)

1.今西政吉(いまにし・まさきち)
(在社期間)1950年〜1970年

入社の1950年は、社員数も10名程度。金属加工の専門家として、数々の製品の開発に功績を挙げました。1935年のヒット商品Pポットでは、不可能な形態と専門家に言われた蓋部の量産に成功。次のハイポットZ型という当社をシェアNo.1に引き上げた商品の基礎を築きました。

2.畑中哲夫(はたなか・てつお)
(在社期間)1961年〜2004年

在社中にはまほうびんの検温の分野で独自の方法を生み出し、品質管理の面で大きな功績を残します。
また、商品開発のアイデアとして、まほうびんをひっくり返した試作品を考案。そのときは採用とはなりませんでしたが、後年全米のコーヒーショップで定番となる商品の基本構想を提案しました。
畑中哲夫(はたなか・てつお)
清水正博(しみず・まさひろ)

3.清水正博(しみず・まさひろ)
(在社期間)1967年〜2004年

入社数年という時期に、大ヒット商品となった「エアーポット・押すだけ」の給湯機構を考案します。それも半年間という短期間で。それこそ寝食を忘れ試行錯誤を繰り返すことで、商品の開発を実現しました。

4.曽谷明和(そたに・あきかず)
(在社期間)1970年〜2011年

当時では不可能といわれた球形のポット「きゅうすポット」の中瓶の開発に成功。ヒット商品につなげます。
その後世界のどこにも存在しなかった、上下に給湯の口をつけた両口瓶の開発にもかかわります。
曽谷明和(そたに・あきかず)
藤山 守(ふじやま・まもる)

5.藤山 守(ふじやま・まもる)
(在社期間)1970年〜2010年

ステンレス製まほうびんの改良に力を発揮。空気を抜く“チップ管"を押し込むというガラスまほうびんの時代には考えられなかった方式を採用。製品のコンパクト化を実現します。
1999年には超コンパクトなステンレスまほうびん「タフスーパースリム」の開発にも成功。軽くて量が入ることで、現在のマイボトルブームの先駆けとなります。
展示内容

企画展ポスター

畑中のアイデアによる試作品(1970年頃)

今西が量産可能としたPポットの蓋部(1960年発売商品

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