象印 ZOJIRUSHI象印100周年記念サイト

2017未婚の男女に聞く理想の夫婦生活調査
調査項目

象印マホービン株式会社では、20~59歳の社会人の男女600名と主婦300名を対象に、「冬場の脱水症に関する調査」を実施いたしました。

“冬場の脱水症”について、医師に伺いました。

今回の『冬場の脱水症に関する調査』では、東京都中央区の『たけぶちファミリークリニック』で理事長を務める竹渕一宏先生にお話を伺いました。地域のかかりつけ医として、日々幅広い年代・症状を診察する竹渕先生にアドバイスをいただきながら、冬場の脱水症の原因や対策法をひも解きます。

竹渕 一宏(たけぶち・かずひろ)先生

医療社団法人 竹榮舎
『たけぶちファミリークリニック』
理事長 竹渕 一宏 先生

【プロフィール】
昭和大学を卒業後、昭和大学豊洲病院の消化器内科に勤務。その後、いくつかの関連病院や開業医の元での勤務を経て、2013年に勝どき駅近くに『たけぶちファミリークリニック』を開院し、近隣の保育園の園医や小学校の校医を務めるなど、地域の健康維持に貢献している。

そもそも、脱水症とはどんなもの?

『夏の時期には、熱中症とともに話題となる「脱水症」ですが、そもそも何が原因で起こり、どんな症状がでるのでしょうか。竹渕先生に、教えていただきました。

Q.脱水症は、なにが原因で起こるのですか?

竹渕 一宏先生

わたしたち人間の体のほとんどは、血液やリンパ液などの体液(水分)で満たされています。ふだんは体に入ってくる水分と、汗などとなって出ていく水分がそれぞれ一定量であることで、体内のバランスを保っています。
脱水症は、体外に出ていく水分量が急激に増えてしまうことで起こる症状です。たくさん汗をかいたあとに十分な水分補給をしなかったり、下痢や嘔吐による水分不足も脱水症の原因となります。

Q.脱水症になると、どんな症状がみられますか?

竹渕 一宏先生

脱水症の程度によって症状も進みます。
軽度ではめまい、中等度では汗や尿の量の減少などが見られます。さらに、高度の脱水症となると意識障害やけいれん、重度となると臓器不全などを引き起こす危険性もあり、命を落とす場合もあります。
しかし、脱水症の兆候や症状、対処法を知っておくことで未然に防いだり、手遅れになるまえに症状を改善することができます。

トップに戻る
主な調査結果

社会人編

◇ 調査結果の詳細 ~冬場の脱水症に関する調査~

※図表の数値は小数点第2位を四捨五入しているため、合計値が100.0%にならない場合があります。

Q1.あなたは、冬場にも脱水症を起こす危険性があることを、その理由も含めて知っていますか。

調査対象の600名に「冬場にも脱水症を起こす危険性があることを、その理由も含めて知っていますか」と質問すると、「理由も含めて十分に知っている」と回答した人は全体の20.0%にとどまりました。
「知っているが、理由はよく理解していない」と回答した人は39.7%、「まったく知らなかった」と回答した人は40.3%にものぼり、全体の8割の人が“冬場の脱水症”を十分に理解していないという結果となりました。

竹渕 一宏先生

実は、体内の水分はわたしたちが実感することなく皮膚などから蒸散しています。この現象を「不感蒸泄」といいますが、蒸泄される水分量は気温や湿度によって左右されます。
冬は、乾燥しやすい季節。さらに、暖房器具の使用などによって乾燥が助長されると、気が付かないうちに“じわじわと”水分が失われます。
また、冬は感染症も流行しやすく、下痢や嘔吐なども脱水症の原因となり得ます。大切なのは、脱水症を起こしてしまう前に、こまめな水分補給を心がけることです。

Q2.あなたは夏場、意識的にこまめな水分補給をしていますか。

あなたは夏場、意識的にこまめな水分補給をしていますか。回答

Q3.あなたは冬場、意識的にこまめな水分補給をしていますか。

あなたは冬場、意識的にこまめな水分補給をしていますか。回答

夏場と冬場、それぞれの季節で「意識的にこまめな水分補給をしているか」と質問すると、多くの人が意識的な水分補給を「している」という結果となりました。しかしながら、夏場には14.0%にとどまっていた意識的な水分補給を「していない」人も、冬場には29.0%にのぼり、倍増しています。

Q4.あなたは冬場に脱水症を起こしたことがありますか。

実際に「冬場に脱水症を起こしたことがあるか」と尋ねると、76.3%の人が「起こしたことも、兆候を感じたこともない」と回答しました。
しかし、脱水症を「起こしたことがある」と回答した人が6.7%、さらに「兆候を感じたことがある」人が17.0%おり、全体の23.7%が冬場に脱水症、もしくはその兆候を経験しているという結果となりました。

あなたは冬場に脱水症を起こしたことがありますか。回答

Q5.あなたが冬場に感じる、体の不調を教えてください。

【回答】

〔N=600〕(MA)※カッコ内は実数
項目 全体
乾燥 62.7%(376)
喉の渇き 33.0%(198)
頭痛 24.2%(145)
口内のねばつき 19.5%(117)
悪寒 18.8%(113)
たちくらみ 14.3%(86)
めまい 11.3%(68)
冷や汗 8.3%(50)
その他 2.0%(12)

「冬場に感じる体の不調」を聞いたところ、6割以上の方が「乾燥」を感じていると回答。次いで、33.0%の方が「喉の渇き」、24.2%の方が「頭痛」を感じているようです。
実は、回答者が感じている不調の中にも、“脱水症の兆候”といえる症状が潜んでいます。どんなものが当てはまるのか、竹渕先生に伺いました。

竹渕 一宏先生

これらは全て、脱水症の兆候または症状と言えるでしょう。
たとえば、全体の62.7%の人が感じている「乾燥」。普段よりも肌が乾燥しているな、と感じたら、体内の水分が不足しているサインです。
また、「喉の渇き」「頭痛」「口内のねばつき」なども水分不足のサイン。これらの症状を感じた時全てが脱水症に起因するわけではありませんが、はやめの水分補給が必要です。
「悪寒」「たちくらみ」「めまい」「冷や汗」などを感じた時は、すでに脱水症が進んでいる場合も。脱水症が進むと、体が通常よりも水分を吸収しにくくなるので、経口補水液などで効率的な水分補給をすることも必要です。

Q6.あなたが冬場の就業時に行っている、乾燥対策を教えてください。(通勤・移動時も含む)

【回答】

〔N=600〕(MA)※カッコ内は実数
項目 全体
ハンドクリームや保湿クリームなどを常備している 49.8%(299)
意識的にこまめな水分補給をしている 46.5%(279)
マスクをつけている 35.8%(215)
のど飴などで喉を潤している 34.2%(205)
マイボトルなどで、飲料を持ち歩いている 32.5%(195)
暖房の調整をこまめにしている 13.3%(80)
自分のデスク・持ち場に加湿器を設置している 12.5%(75)
乾燥していると感じるが、特に対策はしていない 7.8%(47)
その他 1.2% (7)

「前問で、62.7%の方が冬場に感じていた「乾燥」。そこで、1日の大半を占める就業時に、皆さんがどのような乾燥対策をしているのか伺いました。最も多い対策は、「ハンドクリームや保湿クリームなどを常備している」で49.8%。次いで、「意識的な水分補給」が46.5%、「マスクをつけている」が35.8%となりました。
一方で、「暖房の調整」や「加湿器の設置」などはそれぞれ1割程度にとどまり、自分ひとりで、もしくは自分のデスク上で出来る対策が上位を占めました。

竹渕 一宏先生

脱水症予防の観点から見ると、やはり「意識的にこまめな水分補給をしている」「マイボトルなどで飲料を持ち歩いている」の2つは非常に重要です。
年齢を重ねるにつれ感覚機能が低下するので、“喉が渇いた”と感じた時にはすでに脱水症を起こしている可能性があります。水分補給は、喉が渇いたと感じてからではなく、感じる前に定期的に行うのが理想。その点、いつでも飲めるようにマイボトルで飲料を携帯するのは良いことですね。
また、「マスクをつける」のも効果的。口腔内の乾燥を防ぐことは、様々な感染症を防ぐことにつながります。感染症の症状である下痢や嘔吐は脱水症を引き起こす可能性があるので、有効な対策といえるでしょう。
最近ではデスクに設置できる小型の加湿器などもあるので、上手に活用したいですね。

トップに戻る

主婦編

◇ 調査結果の詳細 ~冬場の脱水症に関する調査~

Q1.あなたは、冬場にも脱水症を起こす危険性があることを、その理由も含めて知っていますか。

3歳~小学校2年生までの小さなお子さまをもつお母さん300名に、「冬場にも脱水症を起こす危険性があることを、その理由も含めて知っていますか」と質問すると、「理由も含めて十分に知っている」と回答した人は全体の3割でした。
「知っているが、理由はよく理解していない」と回答した人は38.3%、「まったく知らなかった」と回答した人は28.3%で、全体の6割以上のお母さんが“冬場の脱水症”を十分に理解していないという結果となりました。

あなたは、冬場にも脱水症を起こす危険性があることを、その理由も含めて知っていますか。回答

Q2.冬場に、お子さまの体調管理のために行っていることはなんですか。

【回答】

〔N=600〕(MA)※カッコ内は実数
項目 全体
手洗いうがいを徹底させている 67.7%(203)
保湿クリームなどを塗らせている 54.7%(164)
体温調節のしやすい服装をさせている 45.3%(136)
こまめな水分補給をさせている 42.0%(126)
加湿器などを使用して、室内の乾燥を防いでいる 40.3%(121)
マスクを付けさせている 33.0%(99)
暖房器具の使い過ぎに気を付けている 29.7%(89)
定期的に体温を計っている 18.3%(55)
腹巻やカイロなどで、体の冷えを防いでいる 15.3%(46)
子どもの尿の色をチェックしている 10.3%(31)

「冬場にお子さまの体調管理のために行っていること」を尋ねると、「手洗いうがいの徹底」が67.7%で1位となりました。ついで、「保湿クリームなどを塗らせている」が54.7%、「体温調節のしやすい服装をさせている」が45.3%でした。“脱水症を防ぐ”という観点から見ると、どんな項目が効果的なのか、竹渕先生に伺いました。

竹渕 一宏先生

これらの項目はすべて大切なことですが、私が着目したのは「体温調節のしやすい服装をさせている」ことです。寒い冬には、子どもに厚着をさせるお母さんが多くいますが、厚着のさせすぎは厳禁。子どもは成人よりも体温が高めなので、大人の感覚で厚着をさせると乾燥や不感蒸泄を助長することになりかねません。「腹巻やカイロなどで体の冷えを防いでいる」にも、同様のことがいえます。
また、1割ほどのお母さんが行っている「子どもの尿の色のチェック」も非常に大切。色が濃ければ脱水傾向にあるなど、子どもの健康状態は尿に現れることも多いので、お子さまの体調管理のためには有効です。

Q3.夏場のお子さまの通園・通学の際、水筒を持たせていますか。

夏場のお子さまの通園・通学の際、水筒を持たせていますか。回答

Q4.冬場のお子さまの通園・通学の際、水筒を持たせていますか。

冬場のお子さまの通園・通学の際、水筒を持たせていますか。回答

夏場と冬場、それぞれの季節で「お子さまの通園・通学の際、水筒を持たせているか」と質問すると、夏場には6割近くの家庭で持たせているという結果に。しかし、冬場になると38.3%に減少し、一方で「まったく持たせていない」と回答したお母さんが43.7%と増加しています。

Q5.冬場、お子さまに水筒を持たせない理由はなんですか。(※Q4で「まったく持たせていない」と答えた方に質問)

【回答】

〔N=600〕(MA)※カッコ内は実数
項目 全体
園や学校で飲料の用意があるから(水道水は除く) 41.2%(54)
園や学校で水筒の持参が禁止されているから 39.7%(52)
冬場は子ども自身があまり水分を摂ろうとしないから 11.5%(15)
冬場はこまめな水分補給の必要がないと思うから 3.8%(5)
その他 3.8%(5)

Q4で、冬場の通園・通学の際に水筒を「まったく持たせていない」と回答した131人のお母さんにその理由を尋ねたところ、「園や学校で飲料の用意があるから」が41.2%となりました。その一方で、39.7%のお母さんが「園や学校で水筒の持参が禁止されている」と回答。冬場の水筒の持参は、難しいのが現状のようです。
また、「冬場は子ども自身があまり水分を摂ろうとしない」との回答も11.5%ありました。

脱水症は正しく理解して対策をすれば、予防できるものです。
しかし、小さな子どもは自分でその兆候を感じ取ることが難しく、体の異変をなかなか言い出せないことも多くあります。
だからこそ、親が気を付けてあげることが重要です。通園通学でお子さんと離れている時には、直接見てあげることはできません。脱水症を起こさないように、あらかじめの対策をとることが必要になってきます。

Q6.可能であれば、冬場もお子さまに水筒を持たせたいと思いますか。

冬場も脱水症を起こす可能性があることを提示したうえで、「冬場もお子さまに水筒を持たせたいか」と尋ねると、77.7%のお母さんが「持たせたいと思う」と回答しました。
なお、前問で「園や学校で水筒の持参が禁止されている」と答えた人のうち、73.1%が「持たせたい」と回答。さらに、「園や学校で飲料の用意がある」と回答した人も、そのうちの44.4%が「持たせたい」と答えています。

可能であれば、冬場もお子さまに水筒を持たせたいと思いますか。回答

あまり汗をかかない冬でも、無自覚のうちに“じわじわ”と体内の水分が奪われ、脱水症を起こしてしまう危険性が十分にあります。
手遅れの状態にならないためにも、脱水症に関する知識を持ち、積極的に水分を補給することが重要です。
小さなお子さまや高齢者のいる家庭では、周囲の人が体調や生活面をケアしてあげることも、脱水症予防にとって非常に大切です。

調査概要とモニター属性
調査方法:
インターネット調査
調査期間:
2017年11月25日~11月30日
年齢・性別:
①20~59歳の男女各300名(計600名)
②お子様を持つ主婦300名(年齢問わず)
調査条件:
①「フルタイムで就業している」首都圏在住者
②「既婚」「3歳~小学2年生の通園・通学する子どもを持つ」首都圏在住の主婦