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いい味、旅気分
本州の最西端に位置する山口県。三方を海に開かれ、穏やかな多島海美の瀬戸内海と、北長門(きたながと)海岸国定公園に代表される荒々しい浸食海岸美の日本海という異なった表情を見せてくれます。
その地理的特徴を反映して、古くから大陸文化流入の門戸としての役割を担ってきました。弥生時代の集団墓地遺跡である土井ヶ浜(どいがはま)遺跡からは、大陸から来た渡来人のものと考えられる人骨が300体余り発見され、この時代から新しい文化の窓口となっていたことが分かります。明治時代には下関港は朝鮮半島や中国大陸とわが国の交易の玄関口として発展。現在も、下関港と韓国・釜山(ぷさん)港間の関釜フェリーや、下関港と中国・青島(ちんたお)港間の定期航路で海外と結ばれています。
関門海峡
いい味:そばねっつり
そばねっつり

山口県は、豊かな自然と温暖な気候風土に恵まれ、風水害や地震も少なく、ふぐ、あゆ、まつたけなど四季折々の新鮮な海・川・山の幸を安い値段で味わうことができます。中でも玄界灘から水揚げされるふぐはあまりにも有名ですね。本場下関では「ふぐ」とは言わず「ふく」と呼びます。これは「ふく」は福につながり、「ふぐ」では「不遇」あるいは「不具」といった語感になるためだそうです。

そばねっつり:材料 4人分
そば粉 200g
にんじん 50g
大根 100g
ごぼう 1本
たまねぎ 1/2個
しいたけ 5枚
ねぎ 適量
だし昆布 1〜2枚
しょう油 大さじ6
大さじ3
みりん 大さじ3
ゆずの皮 適量
豊かな自然に包まれた山口県は、海・川・山・里の幸が豊富で、古くから美食の文化が栄えた土地柄。全国的にみれば贅沢品、高級品とされている料理も、地元ではレストランや一般家庭の食卓でもお馴染みのものとなっています。一方で、素朴な味わいの郷土料理も伝えられ、その土地の人々の暮らしと温もりに触れることができます。そんな山口県からの郷土料理は萩市周辺で食べられている「そばねっつり」。名前の由来はそば粉を入れるとねっとりとした感じになることからだとか。そば粉を使っているので、お腹もふくれやすいので、夜食などにぴったりです。作り方もいたってかんたん、かつ大胆。見かけに似合わぬおいしい郷土料理です。

まず始めにだしをとっておきましょう。お鍋に水700ml程度の水を入れ、そこにだし昆布を浸し、しばらく置いておきます。昆布のうまみを引き出している間に、野菜を切ってしまいましょう。

今回、野菜は人参、大根、ごぼう、たまねぎ、しいたけを使いましたが、特にこれらを使わないといけない訳ではありません。冷蔵庫に残っている野菜をひとしきり集めて使う感覚でOKです。切り方も特に決まりはありません。食べやすい形にそれぞれの野菜を切ってください。今回は人参、大根ををいちょう切り、ごぼうはささがき、たまねぎは半月切り椎茸は石づきをとりせん切りにしました。

続いて、だし汁を完成させましょう。じっくり浸した昆布を取り出し、しょう油、酒、みりんをそれぞれ加えます。次に先ほど切っておいた野菜を全て入れ、中火でじっくり煮ます。野菜が充分煮えたところでお鍋の中にそば粉をそのまま入れてください。あまり豪快に入れすぎると大きなだまが出来てしまうので、少しずつ慎重に混ぜながら入れましょう。しばらく混ぜ、とろみが出てきたところで火を止め、小口切りにしたねぎを加えて、再度混ぜ合わせます。最後に器に盛りつける際に、ゆずの皮を添えてあげれば「そばねっつり」の出来上がりです。

旅気分:山口県
山口県 山口県は三方が海に開かれた開放的な県土、長い海岸線とたくさんの離島という地形的な特色に加え、清らかな水、澄んだ空気、あふれる緑に育まれた豊かな自然、海洋性の温暖な気候、数多くの温泉など、優れた自然の観光資源を有しています。中でも、3億年もの歳月をかけて作り上げられたわが国最大のカルスト台地である秋吉台は、台地全体が国定公園に指定されており、その地下には東洋最大とも言われている大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」を始めとした400余りの鍾乳洞が造られています。
また、古くから教育に力を入れていることでも知られています。中でも幕末期の松下村塾は有名。ここから高杉晋作や伊藤博文といった幕末から明治にかけての時代を動かした偉人が多く輩出されました。また、金子みすゞ、中原中也、種田山頭火といった近代文学の礎を築いたともいえる多くの文豪が山口出身であるところも、教育に熱心な土壌の賜物なのかもしれませんね。
岩国
岩国城岩国市は瀬戸内海に面し、一年を通して過ごしやすい温暖な気候です。現在は海岸にコンビナート工業地区が栄え、また、自衛隊と米軍海兵隊の駐留する基地の街としても有名です。山口県最長110kmの錦川は、周南市(しゅうなんし)の莇ヶ岳(あざみがだけ)を源とし、岩国市で三角州をなして瀬戸内海に注ぎます。流域には中国山地の緑豊かな自然が多く残され、清流の水は人々の生活にも多くの恩恵を与えてくれます。
錦帯橋西岩国地区は、錦川を外堀にみたてて建築された岩国城とその城下町として発展してきました。一国一城制によりわずか8年で取り壊された岩国城の代わりに、吉川広嘉(きっかわひろよし)が当時の最高水準の築城技術を用いて、錦帯橋(きんたいきょう)を創建しています。しかし建築翌年の1674年と1950年の2度にわたり流されてしまいます。現在の錦帯橋は昭和28年に完成した三代目。その精巧な木組み技術も姿の美しさも世界に誇れる素晴らしさです。
萩
松下村塾萩市は、山口県の北部に位置し、阿武川(あぶがわ)の下流に形成された三角州を中心に発達した街。延長35キロメートルにも及ぶ海岸線は北長門海岸国定公園に指定され、沖合には数々の島々が点在する風光明媚なところです。気候は比較的温暖で、四季ぞれぞれに応じた情緒をかもし出しています。特に1月から3月頃には、日本最大級の笠山椿群生林の椿が真紅の花をつけ、訪れる観光客の目を楽しませています。また、土塀からのぞく夏みかんの白い花が咲く5月頃は、その花の香りで市全体がほんのり包まれます。
椿群生林また、萩市には近代日本の夜明けを告げた人々が育ち、明治維新胎動の地として、吉田松陰をはじめ木戸孝允、高杉晋作、伊藤博文など多くの逸材を輩出し、近年まで4人の総理大臣をはじめ著名な政治家が生まれ、日本を動かした人々の出身地としても知られているところです。
伝統工芸の「萩焼」は、渡来した陶工の李勺光(りしゃっこう)・李敬(りけい)兄弟によって慶長9年頃に始められ、豊かで良質な陶土の発見により藩の御用窯として完成されたものです。特に茶器においては、一楽・二萩・三唐津と呼ばれ、文人茶客が愛好し重要な文化遺産として受け継がれ、現在では市を潤す貴重な地場産業の一つとなっています。
資料提供:
山口県庁:http://www.pref.yamaguchi.jp/
山口県教育委員会:http://www.ysn21.jp/furusato/
山口県観光連盟:http://www.oidemase.or.jp/
岩国市役所:http://www.city.iwakuni.yamaguchi.jp/
萩市役所:http://www.city.hagi.lg.jp/

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