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いい味、旅気分
本州の中央日本海側に位置する石川県。北部は日本海に突き出た能登半島の長く複雑な海岸線、南東部は霊峰白山(はくさん)を擁するなど、多様な自然に恵まれており、その四季は変化に富んでいます。
中でも白山(はくさん)は日本三名山にも数えられるほどの名峰。標高2,677mの御前峰と標高2,656mの剣ケ峰で、白山主峰群を構成しています。また、白山を源とする手取川、九頭竜川、庄川、長良川流域の大地を潤す水源の山として、古くから加賀・越前・飛騨・美濃の住民にあがめられてきた歴史もあります。また、日本海から航行する舟の目印にもなり、航海者からも崇拝されています。
白山
いい味:べろべろ
べろべろ

この豊かな自然と、加賀百万石の歴史の中で、石川県の豊かな食文化は育まれていきました。県南部では肥沃な平野と潤沢な水を利用したお米の栽培が盛んに行われており、北部の能登半島は三方を日本海に囲まれているため、漁港が集中し、日本海の幸とそれらを使った珍味を多く見る事ができます。また城下町金沢には、加賀百万石の伝統が色濃く受け継がれており、また周囲の自然にも恵まれることから、新鮮な素材を上手に使った味を今でも楽しむ事ができます。

そんな石川県から紹介する郷土料理は「べろべろ」。最近大流行を見せた寒天にたまごを散らした涼しげな一品。「べろべろ」のほかに「えびす」とも呼ばれています。お正月のおせち料理やお祭り、お祝いの席には欠かせない料理だとか。各家庭で少しずつ味付けが異なるそうですが、今回は醤油、砂糖で味付けするオーソドックスなべろべろにチャレンジしました。
べろべろ:材料 4人分
寒天 1本
昆布(10cm角) 2枚
2カップ
しょうゆ 大さじ1
砂糖 少々
しょうが 10g程度
たまご 1個

まずは下準備から始めます。はじめに寒天を水で戻しておきましょう。そして昆布を水に浸しておき、だし汁もいっしょに作ります。このままの状態で、寒天が手でほぐれる程度の固さになるまで、昆布は約1時間ほど放置しておきます。

続いて先ほど作っておいただし汁を中火にかけ、そこに戻した寒天を細かくちぎって入れます。寒天が溶けるるまで混ぜながら煮てください。寒天が溶けきったら、しょうゆ、砂糖、おろしたしょうがを入れて沸騰させます。次にたまごをとき、沸騰させただし汁にさいばしに沿わせながら入れてください。

たまごがしっかり固まったところで火を止め、水にぬらした適当な器に移してください。この器の形が、出来上がりの形になるので、慎重に器は選んでくださいね。この状態であら熱が取れるまで1時間ほど置いておき、冷蔵庫でさらに1時間ほど冷やしましょう。あとは器から取り出し、食べやすい大きさに切れば出来上がり。切り方はたまごの模様がよく見えるように、写真のように薄く切るのが良いかもしれませんね。

旅気分:石川県
石川県 江戸時代には加賀百万石とよばれるほどの栄華を誇った石川県。当時の藩主であった前田家が幕府の目を逸らすために、文化方面に力を注ぐ平和政策をとっていました。そのため工芸制作に条件のかなった土地柄と、百万石の富と権力の2つの幸運な背景により、加賀友禅、輪島塗、能、金沢箔、加賀ぞうがんなどといった今なお世界に誇れる金沢の伝統文化は育まれました。
また、石川県を訪れたならば、ゆかりある人物の足跡を追う旅をしてみるのも良いでしょう。室生犀星(むろうさいせい)や井上靖といった文豪と呼ばれる偉人のゆかりの地を訪れるのも一興。少しミーハーに大河ドラマにも取り上げられた、前田利家とその側室であった芳春院(ほうしゅんいん)のゆかりの地を訪れるのもまた一興。石川県に足を運んだ際には、こうした歴史ロマンとのふれあいも楽しみの一つですね。
輪島市
輪島塗能登半島国定公園の中にある輪島市。日本海に面しており、曽々木海岸や西保海岸など風光明媚なポイントが多くあるばかりでなく、朝市や輪島塗りなども全国的に有名です。輪島塗は重要無形文化財として、世界でもその名が知られるほど。その重厚感と優雅さは、輪島産の珪藻土(けいそうど)からできる「地の粉」を下地に混ぜたり、木口に麻布を張り付けたりする、独自の工法によってはじめて生まれます。
朝市またもう一つの輪島名物は、千年以上も前から続いている朝市。町の一日は、朝市の「買うてくだぁー」の呼び声から始まります。輪島の女は働き者で「亭主の一人や二人養えない女は甲斐性なし」と自負しているとか。朝市では多くの場合、値段は交渉しだい。足を運んだ際は朝市の雰囲気とともに、ぜひ値段交渉も楽しんでください。
金沢市
兼六園文化の薫り漂う古都・金沢。加賀百万石を支えた旧藩士の屋敷を今に残す長町武家屋敷跡、藩政期以来の伝統が培った伝統工芸、老舗が軒を連ねた尾張町など、散策スポットは目白押し。
中でも兼六園(けんろくえん)は水戸の偕楽園(かいらくえん)、岡山の後楽園(こうらくえん)とならぶ日本三名園の一つ。江戸時代の代表的な大名庭園として、加賀歴代藩主により、長い歳月をかけて形づくられてきました。金沢市の中心部に位置し、四季折々の美しさを楽しめる庭園として、多くの県民や世界各国の観光客に親しまれています。
資料提供:
石川県庁:http://www.pref.ishikawa.jp/
ほっと石川旅ネット:http://www.hot-ishikawa.jp/
輪島市役所:http://www.city.wajima.ishikawa.jp/
金沢市役所:http://www4.city.kanazawa.lg.jp/

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