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いい味、旅気分
福岡県は、古くからアジアと日本との交流拠点として発展してきました。その県庁所在地である福岡市は、人口140万人を超える九州最大の都市で、九州の経済・文化・交通の中心地です。
北部は日本海の響灘、玄界灘、東部は瀬戸内海の周防灘、筑後地方は有明海に面し、豊富な海洋資源にも恵まれています。また、県の中心部には筑紫山地、脊振山地、耳納山地が連なっています。
豊かな山地の間を筑後川、矢部川、遠賀川、山国川などの河川が流れを作り、その地域に展開する肥沃な平野には、福岡の特産品高級イチゴ「あまおう」やぶどうの王様「巨峰」をはじめ、柿、ミカンなど、様々な果物・野菜が年間を通じて栽培されています。
筑後川
いい味:水炊き
水炊き

水炊きは福岡県を代表する郷土料理で、農林水産省主催の「農山漁村の郷土料理百選」にも選ばれています。
骨付きの鶏肉を鶏ガラの白濁スープで煮込み、ぽん酢でいただく博多の代表的な鍋物料理です。
水炊きの特長はなんといっても鶏ガラをじっくり煮込んで作られた白濁の鶏ガラスープです。美味しく食するためにこの白濁スープを取るのに手間をかけます。インスタントの粉末スープの素や昆布出汁などで、煮込むところもあるようですが、博多ではしっかりと鶏ガラ、若しくは鶏の味が出易い、手羽などでスープを取ります。

その昔、長崎生まれの林田平三郎が1897年、香港に渡り、英国人の家庭に住み込みで料理の勉強をして、帰国後、そこで習得した西洋料理のコンソメと中国風鶏のスープをアレンジし、1905年に博多水炊きを完成させたのが起源であるという説があります。
水炊き:材料 4人分
鶏ガラ(スープ用) 3羽分程度
昆布 適量
100ml
骨付きの鶏ももぶつ切り肉 800g
豆腐 2丁
白菜 1/2株
春菊 1束
しいたけ 8枚
   
えのき 1束
ねぎ 4本
ごはん(雑炊用) 2合程
たまご 2コ
薬味
・ぽん酢 適量
・塩(スープ用) 適量
・万能ねぎ 適量
・ゆず胡椒 適量
しいたけは軸を切り落し準備しておきます具材色々鶏ガラはアクが浮いてきますので丁寧に取り除きます

豆腐と白菜とねぎと春菊は食べやすい大きさに切り分け、しいたけは軸を切り落し準備しておきます。
大きめの鍋を用意し、その中に水をたっぷり張り沸騰させます。沸騰したら、そこに1羽に付き3等分位に叩き割って用意した鶏ガラを全部入れ、強火のままにしておきます。
しばらくしたら、アクが浮いてきますので丁寧に取り除きます。
5分程度で一旦火を止めて、お湯を捨てます。

ガラ砕いて再び煮込みます白濁した鶏ガラスープ

再び鍋に水をはり、鶏ガラを2〜3時間ほど煮込みます。
1時間ほど鶏ガラを煮たあと、一度鶏ガラを鍋からあげて、厚手のビニール袋に入れて、ビール瓶などの固いもので10〜20回程度、叩き砕きます。そして、細かくなった鶏ガラを再度鍋に入れて煮込みます。こうすることで、ガラのスープがより濃厚になります。

沸騰したお湯に湯通しし、汚れをとります煮込んだ鶏肉はお皿にあげておきます

鍋に入れて食する鶏肉は、一度沸騰したお湯に湯通しし、汚れをとります。鍋に、昆布と酒、水を適量加え、スープを入れて鶏肉を弱火で20分ほど煮込みます。
煮込んだ鶏肉はお皿にあげておき、ゆでただし汁はスープに加えておきます。

土鍋に鶏ガラのスープを張り、下準備した鶏肉を加えます博多水炊きの鶏ガラスープからどうぞお好みでゆず胡椒などを加えて最後に溶き卵を加えて雑炊を

召し上がり方
土鍋に鶏ガラのスープを張り、下準備した鶏肉を加えます。最初野菜などは加えずに、スープと鶏肉だけを入れておきます。
まずは、スープを湯のみなどに取り、少量の塩と万能ねぎを刻んだものを加えて飲み、 博多水炊きの鶏ガラスープの味をお楽しみください。
そして、お好みで野菜類を加えて、ポン酢等をつけて召し上がってください。お好みでゆず胡椒などを加えてもとても美味しいです。
最後にご飯と溶き卵を加えて、雑炊にして水炊きを満喫ください。

旅気分:福岡県
福岡県 古くからアジアと日本の交流の窓口であった福岡県では、現在でも韓国・中国との交流が活発に行われています。県庁所在地の福岡市と大韓民国・釜山市とは玄界灘を挟んで約200kmの距離にあり、ビートルなどの高速船を利用すれば約3時間で移動できます。地理的にも近く、結びつきが年々深まっている2つの市には超広域経済圏を形成する構想があります。また中国の上海市は福岡市から850km程度しか離れておらず、東京よりも近い距離にあります。博多港から釜山への航路や、福岡空港から韓国や中国、台湾などアジア主要都市への空路が多く設定され、特に韓国からの観光客が増加傾向にあります。
県内には、アジアとの交流の歴史を示す大宰府政庁跡、鴻臚館跡、元寇防塁などの史跡が多数有り、アジアの中での日本の成り立ちを感じることができます。また、海浜タワーとして日本一の高さを誇る福岡タワーやショッピングスポット・キャナルシティ博多など都市型観光施設も充実しており、福岡を訪れれば日本の過去と現在を同時に楽しむことができます。
八女市(やめし)
八女市内の茶畑「日本書紀」に八女津媛という女神が住む地との記述があり、それが地名の由来となった八女。市内には国指定史跡の岩戸山古墳をはじめ多くの古墳群が広がり、埴輪や石人、石馬など重要な遺物が数多く出土しています。江戸時代には八女地方の物産集積地として栄え、和紙、提灯、仏壇、石工品などの伝統工芸品やお茶の生産は今も続き、全国有数の生産地です。市内で開催される「雛の里、八女ぼんぼりまつり」(2〜3月)、「八女福島の燈籠人形公演(国指定重要民俗文化財)」(「秋分の日」を含めて3日間)では、八女の伝統工芸の技を垣間見ることができます。
霊巌寺
八女茶
福岡県筑後地方南部の筑後川の支流の広川や花宗川、矢部川とその支流の星野川に広がる流域で栽培されるお茶が八女茶です。栄林周瑞禅師が明から帰国し、持ち帰った茶の実を栽培して、製茶法を伝えたのが八女茶の始まりで、1406年に立てた「霊巌寺」は八女茶発祥の地として知られています。八女地方の、日中の気温が高く夜間は冷え込む特有の内陸性気候と年間1600mm〜2400mmの降雨量が、栄林周瑞禅師が学んだ中国蘇州の霊巌山寺付近の気候に近く、茶の栽培に適していました。
八女茶発祥の石碑筑後川と矢部川 両河川からの土砂、腐葉土が交互に堆積した沖積平野で栽培されたお茶は味が濃く、甘みが強く感じられるのが特徴です。朝霧や川霧の発生しやすい土地柄で山間部ではなだらかな山々が日の光を適度に遮り、八女茶は古くから天然の玉露茶として珍重されてきました。
茶の文化館
茶の文化館
八女郡星野村は、高級茶葉「玉露」の生産地として全国的にも有名で、平成17年から連続5年間、全国茶品評会で最高位の農林水産大臣賞受賞者を輩出しています。
茶の文化館では、玉露をはじめとした世界のお茶の歴史を学べるほか、玉露の旨みを最大限に引き出す「しずく茶」を楽しむことができます。「しずく茶」は一煎目から三煎目までお湯の温度を徐々に高めながら、茶の甘み、旨み、香りを楽しむ玉露の入れ方で、最後は茶葉を酢醤油でいただきます。「しずく茶」を味わえば、今までのお茶に対する認識が変わってしまいます。
また、石臼を使って抹茶碾き体験や和菓子作り体験、お茶の入れ方の体験など、お茶に纏わる色々な体験メニューが豊富にあり、本格的な茶室も備えています。
(合併により2010年2月1日から八女市に変更、旧住所は福岡県八女郡星野村です)
柳川市
柳川市は筑後地方の主要都市の1つで、福岡市から西鉄天神大牟田線で約45分、久留米市、大牟田市から同線で約15分の距離にあります。
市内を掘割が縦横に流れることから水の都と呼ばれ、掘割を使った川下りが有名です。
旧藩主立花氏の別邸「御花」や詩人北原白秋の生家など歴史ある観光名所も川下りコース沿いに多く、観光のあとは柳川名物ウナギの蒸籠蒸しに舌鼓を打つのもお薦めです。
柳川川下り
柳川川下り
市内各所を巡る掘割をどんこ舟で下る名物「川下り」は、春夏秋冬、水郷ならではの情緒を味わうことが出来ます。川下りのコース沿いにある、柳川市出身の芥川賞作家長谷健の文学碑は、作家の好物であった豆腐の形をしており、毎年12月第1日曜には「とうふ忌」が催されています。コース終盤にある柳川の観光名所「御花」は、元禄10年(1697)に柳河藩主立花家の別邸として建造され、邸内にある「御花資料館(殿の倉)」では、立花家歴代藩主の収蔵品が展示されています。冬になると、日本三景の松島を模した庭園「松濤園」(国指定名勝)には野鴨が飛来し、自然と造形が調和した見事な景観を満喫することができます。
また、水天宮の乗下船場の近くには、詩情豊かに柳川を詩いあげた北原白秋の生家があります。生家は柳河藩御用達の海産物問屋・造り酒屋でしたが、白秋16歳のときに火災で焼失しました。今では、古風な土蔵造りの家が復元され、縁の品や写真など、資料が展示公開されています。
12月1日〜翌年2月末日迄、どんこ舟にこたつをのせた「こたつ舟」がお目見えします。暖をとりながら川下りを楽しむことができる「こたつ舟」は柳川の冬の風物詩になっています。
資料提供:
福岡県庁:http://www.pref.fukuoka.lg.jp/
クロスロードふくおか:http://www.crossroadfukuoka.jp/
茶の文化館:http://www.hoshinofurusato.com/information/tea/

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