KAYAWORKS 高綱草子監修 マイボトルで楽しむ、美味しいコーヒーの淹れ方 

ハンドドリップで淹れるおいしいコーヒーを、マイボトルでも楽しみたいという方に向けて。
全国各地のカフェやバリスタの方々への取材を続けるライターであり、川越コーヒーフェスティバルの主催者でもある高綱草子さんに、おいしいコーヒーの淹れ方をご紹介いただきました。

手軽さ

用意するもの

コーヒーの粉(中挽きから粗挽き)1杯あたり15グラム
お湯:コーヒーの粉に対して1:15から16(粉15グラムなら、225cc-240cc)
ドリッパー、ドリップペーパー、コーヒーグラインダー、コーヒーサーバー、ドリップスケール

一昔前、日本の喫茶店では、マスターが美しい所作でコーヒーを淹れる姿をあちこちで目にしました。今でもそういった古き良き文化を感じる老舗が少なからず存在しますが、最近は、新しい世代が次々とコーヒー専門店をオープンさせ、「バリスタ」と言われるスタッフが、丁寧に一杯ずつコーヒーを淹れる姿も話題になっています。一方、ここ数年は、自宅でバリスタさながらの本格的な器具を使って、プロと同じようにコーヒーを淹れて楽しむ「家飲み」にハマる人も増えてきました。また、依然として缶コーヒーやインスタントコーヒー、さらにはコンビニコーヒー人気も健在で、コーヒーの楽しみ方はよりバラエティ豊かになっています。

そこで、私の周りでも最近始めた友人が多い「家飲み」に注目して、自宅で美味しいコーヒーを淹れる方法をご紹介したいと思います。

今回ご紹介するのは、私が日々実践しているプロのバリスタの淹れ方です。私は埼玉県川越市で「川越コーヒー大学」というワークショップ形式のコーヒーの教育講座を企画していますが、そのクラスを全て担当しているのが、 Bespoke Coffee Roasters(ビスポーク・コーヒー・ロースターズ)の焙煎士でバリスタの畠山大輝さんです。

畠山さんは、2019年ハンドドリップ大会の国内チャンピオンに輝き、誰が一番美味しくコーヒーを抽出したかを競う「ジャパンブリュワーズカップ2019」という大会でも優勝して、史上初の2冠を達成。そして、今年の11月にオーストラリアのメルボルンで行われる世界大会に日本代表として出場することが決まっています。今、国内で最も注目されているトップバリスタなんです。

畠山さんは、豆の種類に応じて様々なドリップのパターンをお持ちですが、私は、初心者でも淹れられる、シンプルかつ短時間で完成するドリップ方法を教わって毎朝取り入れています。この淹れ方によって、ほとんどの豆は、舌触りが良くてほんのり甘みのある、飲んでて心地よい質感に仕上がるんです。


Bespoke Coffee Roasters(ビスポーク・コーヒー・ロースターズ)の焙煎士でバリスタの、畠山大輝さん考案

【基本のレシピ】
コーヒーの粉(中挽きから粗挽き)1杯あたり15グラム
お湯:コーヒーの粉に対して1:15から16(粉15グラムなら、225cc-240cc)
湯温:85℃から92℃
時間
蒸らしから抽出終了まで2分から3分

【準備】
1. ドリッパーにペーパーをセット
2. お湯をかけてリンス&器具を温める
3. サーバーのお湯を捨てて粉を計量する(15g)
4. お湯を用意する(85℃、3-400cc)

ここまで準備が整ったら、いよいよドリップスタートです!

Bespoke Coffee Roasters(ビスポーク・コーヒー・ロースターズ)の焙煎士でバリスタの、畠山大輝さん考案
0:00 1湯目:30ccを目安に蒸らしを行う(細め) (湯量はドリップスケールの数値です。)

0:00 1湯目:30ccを目安に蒸らしを行う(細め) (湯量はドリップスケールの数値です。)

0:30 2湯目:130ccを目安に全体にお湯をかける(細め)

0:30 2湯目:130ccを目安に全体にお湯をかける(細め)

1:00 3湯目:160ccを目安に全体にお湯をかける(太め)

1:00 3湯目:160ccを目安に全体にお湯をかける(太め)

3湯目は、できるだけコーヒーの粉を平らにするイメージ。ペーパーの上できるだけギリギリまでお湯をかけましょう。土手ができていたら平らにします。

1:20  4湯目:190ccを目安に全体にお湯をかける(太め)

1:20  4湯目:190ccを目安に全体にお湯をかける(太め)

1:40 5湯目:220ccを目安に全体にお湯をかける(太め)

1:40 5湯目:220ccを目安に全体にお湯をかける(太め)

4・5湯目は、太めに中心あたりに500円玉くらいの円を描くように注ぐのがポイント。

2:20 ドリッパーを外す

2:20 ドリッパーを外す

※( )の細め、太め、とは、ケトルから出てくるお湯の量のこと

ドリップのポイント3つ

1. 最初の30秒は、粉の重さの倍量までの湯量を注ぐ
2. 1湯目と2湯目は細め、3湯目から5湯目は太めにお湯を注ぐ
3. 2分20秒から2分30秒で落としきる

だんだん慣れてきて上級者になると、4湯目と5湯目の湯温を下げて、好みの質感を際立たせるなど工夫しています。ドリップの方法は無限大ですが、まずは、このトップバリスタの方法を真似して、短時間で正しくコーヒーを淹れられる練習をしてみてください。


時間と湯量を同時に測れる専用のスケールがあると便利ですが、ない場合は、キッチンスケールとタイマーを使ってもOK。どうしてもスケールがない場合は、時間を正確に計りながら、30ccごとに増えていくところは大さじ2杯分くらいの目分量でトライしてみましょう。



また、今回ご紹介した畠山さんのドリップ講座を直接受けてみたい方は、「川越コーヒー大学」のクラスをチェックしてみてくださいね。畠山さんは、店舗を持っていないので、オンラインのみで焙煎豆を販売しています。 トーストにもスイーツに合う、おすすめコーヒー豆です。それぞれのお好みの焙煎度合いに合わせて焙煎して送ってもらうことの可能なので、興味のある方はBespoke Coffee Roastersの公式サイトから購入して、自宅でドリップしてみてください。

Bespoke Coffee Roasters 公式サイト 
http://bespokecoffeeroasters.com/

PHOTO by Misato Adachi

ドリップのポイント3つ

KAYAWORKS 高綱草子 / PROFILE

10年間の米国滞在を経て帰国後、コーヒーが大好きすぎて、地元で川越コーヒーフェスティバルを企画・主催。また、ライターとしてウェブマガジン「HIGHFLYERS」やオウンドメディア「You are Beautiful」を始めとする様々な媒体で取材や執筆をするほか、百貨店等でイベントの企画やコーディネートも行う。コーヒーの国際資格「Qグレーダー」を持ち、昨年より”川越コーヒー大学”という体験型の教育講座もスタートした。アメリカ西海岸のオーガニック製品の企画やプロデュース・PRなども長年行っており、今春より、LAと川越の2都市を拠点に、「Beautiful Coffee」というライフスタイルプロジェクトをローンチ予定。株式会社KAYAWORKS代表取締役。

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