象印 ZOJIRUSHI

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卓上用まほうびん「UポットUA型」新発売
以後、花柄がブームに1967 (昭和42)年

1967(昭和42)年はポットに華やかさが加わった年である。それまでポットのケースは光りもののクロームから、これに色をつけ、あるいは木目調にするなど進んではきていたが、華やかさはなかった。1967(昭和42)年に当社はテーブルやキッチンに彩りを持たせようと考え、花柄をケースに印刷することにした。最初は抽象的な花柄を選び、原図は京都友禅の絵師の手により、ホワイトのほかに、ローズ、レッド、グリーン、ブルーのクローバーなどを商品化した。花柄はさらに進み、四大流派(池坊流、小原流、草月流、未生流)の家元に実際に花を生けてもらい、これを写真にとって家元のサイン入り図柄をつくってケースに印刷し、「エールポットいけばなシリーズ」として1969(昭和44)年1月に発売した。

こうしたことも加わって、花柄はブームとなり、ポットの普及度を押し上げるとともに、部屋の中を華やかに演出する小道具の役割を果たすことになった。

2020(令和2)年11月には、昭和レトロブームに合わせ直販ECサイトでは、限定復刻の「花柄」シリーズを販売するなど時代を超えて、様々な世代に愛されています。

「UポットUA型」
直販ECサイトで限定販売された「復刻花柄」