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まほうびん記念館設立2008 (平成20)年

「真空の力」を利用した「魔法瓶」が誕生して100年あまり。当社は日本の魔法瓶産業の草創期から製造に携わり、数々の製品を開発し続けてきた。日本でまほうびんが製造され始めた大正初期から昭和初期にかけて、大阪は日本のガラス工業をリードする地域だったため、まほうびんの中びんをつくる優秀なガラス職人も大阪に集中し、大阪は日本のまほうびん産業の中心地となったのである。当社の前身・市川兄弟商会は、このころからまほうびん製造を始め、現在に至るまで、ここ大阪の地で人々の暮らしに役立つさまざまな技術を開発してきた。多くのお客様にご愛顧いただき、2008(平成20)年5月に創業90周年を迎えることができた。これを記念し、人類が発見した偉大なサーモテクノロジーとその進化をたどる「まほうびん記念館」を本社1階に設立した。

創業とともに歩んできたまほうびんの進化を紹介するとともに、今後のまほうびんならびに当社の進むべき方向性を示す発信基地として位置づけている。まほうびんと生活用品を研究・開発するすべての人々と、新しい時代に向かって歩むすべての人々にとって、この記念館が新しい発想を生むきっかけになることを祈っている。

記念館には、魔法瓶の原型となったデュワー瓶のレプリカをはじめ、各時代の魔法瓶や当社が開発したエポカルな商品の展示のほか、“真空”のふしぎを体感できるコーナーや、当社の懐かしいCMをご覧いただけるコーナーなどを設置した。記念館は、魔法瓶の進化の過程や、当社のものづくりに関する考え方や取り組みについて、より多くの方々にご理解を深めていただくため、一般にも公開し児童や学校関係者、地域団体など、老若男女幅広く来館いただいている。

まほうびん記念館