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珈琲カタログ 豆の種類から、効用やいろいろな入れ方・飲み方をご紹介
珈琲とは
コーヒーのはじまり
中東・アラブ近辺が、コーヒー発祥の地。
正確な発祥の時代は定かではありませんが、今から1000年以上も前にアラビア人の医師がコーヒーに関する医学的文献を残しています。その文献には“コーヒーには消化作用をはじめ、さまざまな効果がある”ことが事細かに記されており、コーヒーの薬理効果がすでにこの頃から認められていたということになります。つまりコーヒーの最初は、医薬品としてだったんですね。

その後、アラビアの祈祷師や山羊飼いが、飲みものとしてのコーヒーを発見し、それ以降、現在までコーヒーは嗜好の飲みものとして親しまれるようになるわけですが、体にいい飲みものであるとの確証も含めて、心身ともに効く飲みものとして、今日まで伝えられてきたということがわかります。
コーヒーチェリー
コーヒーはそもそも、アカネ科の植物である“コーヒーの木”の種子です。その種子は白い花を咲かせた後、緑色の実をつけ、やがて真っ赤に熟します。その実の色や、真ん丸とした形がサクランボによく似ていることから、“コーヒーチェリー”と呼ばれています。
コーヒーチェリーは、種子に銀皮、内果皮、果肉、外皮と幾重にも分かれた構造になっており、そこの種子の外側の部分をとりのぞいたものが“生豆”。
その生豆を培煎したものがコーヒー豆となるわけです。

コーヒーの日本上陸
1000年以上も前に見つかったコーヒーですが、世界中を巡り巡って、やっと日本に到着したのが江戸時代のはじめ頃。いわゆる鎖国令が敷れていたなかで諸外国との国交が唯一認められていた長崎の地で、オランダ人が伝えたといわれています。
しかし、それが日本国内で普及したのは、それからかなり時を経た、江戸時代も後半にさしかかったころ。当時の時代性からも、異国の地の飲料が日本国内に出回るタイミングがなかったこと、コーヒーそのものが当時の日本人の嗜好に合わなかったこと、がその原因なのかもしれません。

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日本におけるコーヒー普及の発端は、やはり文献にて読み取れます。当時はオランダの学問、いわゆる「蘭学」が盛んになり、オランダから伝えられた数多くの知識がようやく普及しはじめたころ。コーヒーもその時流にきちんと乗り、ようやく日の目を見たというわけです。そのなかで日本人によるコーヒーの文献著述も次第に増えていき、その内容も発祥時と同じような薬理的なものから、入れ方や飲み方などの手法へと、より実践的なものになっていき、幕末へ向かう時代の変遷のなかでコーヒーは急速に普及しはじめたのです。
時は明治へと移り、文明開化により諸外国の文化が一気に浸透しはじめた日本に1888年(明治21年)、東京の下町に日本最初の“カフェ”が誕生しました。
その後、東京や大阪などの繁華街にコーヒーを専門的に扱う店が数多く出現。ちょんまげをバッサリと切り、洋服や洋食などのハイカラな文化を好む人たちの社交的な場として高い人気を誇りました。その頃から、コーヒー文化が広く浸透していき、今や日本は、世界の五指に数えられるコーヒーユーザーの国に成長したのです。