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魚へんに春と書くと、鰆(さわら)です。正しく、春を告げる魚の代表と言われています。その鰆が欠かせないのが、岡山の「ばらずし」です。岡山では、はれの行事の席には、季節の海鮮や山菜をふんだんに使ったちらし寿しを振舞います。 お祝いの御料理をご近所に振舞うのにお重に詰めて配ります。その時に、先に具をお重の下に敷き詰めてから、ご飯を詰めます。そうすると食べる為にお重をひっくり返した時に、きれいに魚や山菜が現れます。ちょっとしたことですが、おもてなしの為の工夫なのです。
お米を炊きます。鮨酢を混ぜるので少し固めに仕上げます。 干ししいたけを水でもどし細切りし、出汁と戻し汁と砂糖で煮ます。 煮汁が半分になったら醤油を加えて汁気がなくなるまで煮ます。最後は強火で照りを出します。
人参を細切りにしておきます。たけのこは薄切りにし、竹輪はサイの目切りにしておきます。切った人参、たけのこ、竹輪を八方下地で下味が付く程度に煮て、そのまま冷ました後、ざるにあげておきます。 レンコンは薄く輪切りにし、炊き込み用の酢水に漬け15分置いてから火にかけて透明感が出るまで茹でたら、甘酢に漬けておきます。 穴子の蒲焼きも、食べやすい大きさに切っておきます。薄焼き卵を作り細切りにして、錦糸たまごにしておきます。
絹さやは筋を取り、色が悪くならないように、塩茹でして、二等分にしておきます。 ガリ生姜は千切りにおきます。 えびは背わたを取って、塩茹でして、ざるに上げて冷ましておきます。 鰆を皮がついたまま切った後に、強塩をして一時間ほど寝かした後に、水洗いした後に、鮨酢につけておきます。
ごはんと鮨酢をまんべんなく混ぜ、白煎りゴマも混ぜ込みます。 味付けをし水気を切った野菜を混ぜます。 鰆、穴子の蒲焼き、えび、ママカリ(手に入れば)、錦糸たまご、絹さや、レンコン、ガリ生姜、木の芽などをきれいに飾ります。