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小麦粉をこねて薄く伸ばしたものを手でちぎり、お鍋の中で季節の野菜とともにだしで煮込む料理。具やだしは季節や地域によって様々であり、川魚や川のカニ、鶏肉、きのこ、野菜などを用います。 名前の由来は「手で引きちぎる」事を方言で「ひっつむ」と言うことから名付けられました。「ひっつみ」は、地域によって「とってなげ」「はっと」「きりばっと」とも呼ばれます。 なめらかで喉越しの良いひっつみは、年齢を問わず身も心もあたためてくれる岩手県ふるさとの味です。
ひっつみをつくります。ボールに小麦粉を入れ、ぬるま湯を少しずつ加えて、耳たぶほどの堅さまでこねます。濡れ布巾で包み夏場1時間、冬場で2時間寝かします。 鶏肉は一口サイズに切り、大根と人参は厚めの短冊切りにしておきます。 しいたけは1/2切りして、しめじ、えのきは石づきを取り、手で裂いておきます。ごぼうは笹がきにして水にさらしアク抜きしておきます。長ねぎは斜め切りにして、一部薬味として、刻みネギにしておきます。
しらたきは水から茹でて、沸騰後5分間ほど茹でてから冷水にとります。 水けをきって食べやすい長さに切ります。 鍋に合わせ調味料を入れます。 鍋が煮えたら、ひっつみ以外の具材を加え、ひと煮立ちさせます。
ひっつみの生地を薄く延ばし、ちぎりながら鍋の中に落としていきます。 生地の色が透明になったら完成です。 刻みねぎと生姜をお好きな分量をすり入れ、汁椀に盛り付けてお召し上がりください。