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さつま汁は鹿児島県を代表する郷土料理です。 さつまとはさつま鶏を使うことに由来していると伝えられ、江戸時代に薩摩藩で武士の士気を高めるために催されていた闘鶏で、負けた鶏を野菜と一緒に煮込んで食べたのが始まりと言われています。みそ味の濃厚な汁で鶏の骨付きぶつ切り肉を使うのが特徴です。体がホカホカ温まり、ついつい箸が進んでしまう、郷土汁です。
鶏肉を一口大の大きさに切り揃えておきます。さつまいもは、5mm幅のいちょう切りにし、ごぼうは5mm幅の輪切りにします。大根、にんじんは1.5〜2cm角、5mm幅に切っておきます。
油揚げは、油抜きして1.5cm角に切り、こんにゃくは短冊切りにして湯通ししておきます。だし汁は鰹節でだしをとります。
鍋に水を煮立て、鶏肉を入れます。アクを取りつつ、中火で40〜50分間、鶏肉が柔らかくなるまで煮ます。時間をかけて煮ることで、鶏肉の骨ばなれがよくなり、おいしいだしが出ます。次にその他の野菜などの具材を入れて、だし汁を入れて煮込んでいきます。やわらかくなったら味噌を入れて完成です。