トルコは、ボスポラス海峡・マルマラ海・ダーダネルス海峡によって分けられたヨーロッパ側とアジア側の国土を持ち、黒海・マルマラ海・エーゲ海・地中海の四つの海に囲まれた、豊かで気候の多様な国です。
トルコの食べ物は、フランス料理、中華料理と並ぶ世界三大料理と言われ、種類が多く、また豊かな海に囲まれているせいか魚介類を使った料理も豊富です。
お米も主要な作物で、料理の付け合わせとしてのピラフにしたり、スープ・サラダ・その他の料理の食材として広く食されています。
煮込み料理などと一緒に食べられるピラフですが、その種類、材料、食べ方も多彩で豊富です。
お米だけで作ったものから、短いパスタが入ったものや豪華に肉・野菜が入ったもの。お米を使わず、米つぶの形をしたパスタや挽き割りにした小麦で作られたものなども家庭でよく食べられています。
また、お米や牛乳を使ったスイート「ライスプディング」も有名。
とろみがあってクリーミーなプディングの中にお米の粒が入っている独特の食感です。焼き上げたタイプやお米の粉を使ったものなど、各家庭ごとに特徴があるそうですが、とてもポピュラーなお菓子です。
ドルマは、ピラフ(またはお米)をピーマンなどの野菜や貝類に詰めたりキャベツやぶどうの葉に包んだものを、スープなどで煮込んだもので、「詰める」という意味から生まれた料理の総称です。
このドルマは大きく2つの種類に分けることができます。
一つはオリーブオイルで調理されたピラフを詰めたタイプ。室温または冷たくして食べられるドルマです。主に前菜として出されることが多いそうです。
中に詰めるピラフの一例として、松の実やカレンツ(干しぶどうの一種)を混ぜこみ、ほのかにスパイスをきかせたものがあります。
もう一つは挽き肉を、お米や野菜などと共に詰めて煮込み、温かいうちに食べるタイプ。
家庭でもお店でもメインの料理として出されるドルマです。
多彩な食材が使われるドルマですが、中でも日本でなじみの薄い食材が「ぶどうの葉」。新鮮なものは熱湯で茹でてから使います。
また塩漬けされたパックのものもよく使われます。
このぶどうの葉で包んだドルマは、ぶどうの甘い香りと酸味がある冷製のタイプで、もちろんぶどうの葉ごといただきます。
トルコに多彩な料理がある理由で食材の他に忘れてはならないのが、数々のスパイスやハーブ。街の市場ではたくさんのスパイスが売られています。
そしてトルコ旅行へ行かれたならお土産にオススメなのが、スパイスやハーブが連なった小袋に入ったスパイスセット。
これらを使えばトルコ風の料理ができるかも?
トルコ共和国
Republic of Turkey
首都:アンカラ
面積:約78万km
2
人口:約7,482万人
言語:トルコ語
< 2008年 現在 >
資料提供:
トルコ共和国大使館 文化広報参事官室
http://home.turkey.or.jp/
大阪南堀江/トルコ料理店イスタンブールコナック
http://www2.ocn.ne.jp/~konak/