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【SPECIAL INTERVIEW】「ZOJIRUSHIユメセンサーキット」の活動10年の振り返りと今後について

教育

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この記事のもくじ

  • --- まずはじめに、「夢の教室」について改めてご紹介をお願いします。
  • --- 昨年、「ZOUJIRUSHIユメセンサーキット」は10周年を迎えましたが、この10年でどのような変化がありましたか?
  • --- これからの「ZOJIRUSHIユメセンサーキット」への想いをお聞かせください。

象印マホービン株式会社では、社会貢献活動の一つとして2013年より、JFA(日本サッカー協会)が取り組まれているJFAこころのプロジェクトの支援企業として「ZOJIRUSHIユメセンサーキット」を開催し、「夢の教室」を全国で実施してきました。今回は、「夢の教室」アンバサダーに就任された永島さんとプロジェクトメンバーの福士さんに、これまでの活動の振り返りとこれからの想いについてお話を伺いました。

--- まずはじめに、「夢の教室」について改めてご紹介をお願いします。

福士さん:

JFAこころのプロジェクト「夢の教室」は、2006年にスタートしました。時代や社会の変化とともに、子どもたちを取り巻く環境もいろいろと変わっていくなかで、子どもたちに何かできることはないかということで始まった取り組みです。JFAの活動としては15年、また、ユメセンサーキットでは10年と長きにわたりご支援いただき大変感謝しておりますし、全国47都道府県で開催できたことは本当に素晴らしいことだと思います。これから11年目がスタートするということで、引き続き一緒になってこの活動を広げていきたいと思っています。

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永島さん:

私は昨年アンバサダーに就任しました。「夢の教室」の活動は、とても意義のあるものだと私自身思っていますし、全国すべての小学校で実現したいと本気で思っています。しかしながら、まだまだ「夢の教室」の存在自体、知られていないのも事実です。ですので、この活動をもっともっと広めていくことも私の役目だと感じています。たくさんの子どもたちや先生方に知っていただき、リクエストをいただければ、しっかりとそれに応えていく。将来のある子どもたちが育ち、それぞれの人生を豊かにすると同時に、日本の社会に貢献できる人を一人でも多く育成していきたいと考えています。

--- 昨年、「ZOUJIRUSHIユメセンサーキット」は10周年を迎えましたが、この10年でどのような変化がありましたか?

永島さん:

これはコロナ禍になって感じたことですが、「夢の教室」では最後に、子どもたちに夢シートを書いてもらいます。そこには子どもたちの夢や想いが記されているですが、最近は子どもたちの字が小さくなったり、薄くなったり、読めないということが増えた気がします。どこか自信なさげで、どう伝えていいのかわからないんだと思います。実際、2割から3割くらいが将来の夢の欄が空白だったりします。この現状を少しでもよい方向へ変えていけるよう、「夢の教室」はもちろんですが、サッカー協会としてできることも考えていきたいと思います。

福士さん:

コロナ禍の影響によって、さまざまな大会が中止になり、「あの大会に出たい、あのステージに立ちたい」といった目指すところがなくなってしまった。頑張っても無理だと思う子どもたちもいたと思いますし、夢を持ちにくい環境でもあると思います。私たちが、オンラインでも「夢の教室」をやり続けている理由はそこにあります。私たちがアクションを起こすことで、少しでも子どもたちに何か残せないか、そう思って活動を続けています。

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永島さん:

対面形式とオンライン、コロナになって変わってしまったことももちろんあると思いますが、子どもたちに何ができるかという部分だけは変わっていません。すべての夢先生が、子どもたちに伝えるために真剣に考えて、本気で取り組んでいます。「夢の教室」はJFAのプロジェクトではありますが、夢先生はサッカー選手に限りません。他の競技のアスリートはもちろん、ミュージカル俳優やアナウンサーの方もいます。夢先生になる条件はただひとつ、子どもたちに伝えたい想いがあるかどうか。夢先生それぞれが自身の経験を伝えることで、子どもたちの夢ももっと多様に広がっていけばと願っています。

--- これからの「ZOJIRUSHIユメセンサーキット」への想いをお聞かせください。

福士さん:

10年というのはなかなか続けられるものではないと思いますので、それは本当にすごいことだと思います。象印さんの新しいスローガン「きょうを、だいじに。」に表れているように、今日という1日、1日を大事にすること。それが次につながっていきますし、子どもたちの今日を大事にすることで、未来にもつながっていくのではないかと思います。ユメセンサーキットを通じ、全国の小学校を一緒に回らせていただいておりますが、行った先々ではこちらが恐縮するほど大歓迎していただき、帰りには盛大に見送っていただいている。行った私たちの方がパワーをもらうような本当に素敵な活動だと思っています。これから11年目を迎えますが、「きょうを、だいじに。」という想いを胸に、活動を続けて行きたいと思います。

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永島さん:

私のこれまでを振り返ってみれば、失敗だらけ、我慢だらけの人生でした。だからこそ、私に伝えられることがあると考えています。失敗することを怖がらない、失敗しないと成功はないんだよ、ということを自分の経験を通じ、惜しみなく伝えていくことで、子どもたちもチャレンジできる人生にしてもらいたいと思っています。今の時代は、何かあれば叩かれてしまう世の中で臆病になってしまうこともあると思いますし、一歩踏み出せない人も多いと思います。それでも、失敗の先にしか成功はないんです。そのことを「夢の教室」を通じしっかりと伝えていければと思います。

※「ZOJIRUSHIユメセンサーキット」ホームページでは、これまでの10年を振り返る特別企画として、「夢の教室」アンバサダー永島昭浩さんと象印マホービンの市川社長との対談記事を掲載しています。こちらもご覧ください。

※本記事の内容は、取材日(2023年2月)時点の情報です。

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