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VOICE05あなたの暮らし「の」スタンバイ。つくおき創業者/料理研究家 森 望さん

1週間分のおかずを、まとめて作り置きしてしまおう。そんなコンセプトのもとに立ち上げられたレシピサイト、『つくおき』を運営されているのが、森さんご夫婦です。

6歳と2歳、ふたりの男の子の子育てや仕事で忙しい毎日の中で、STAN.のオーブンレンジは料理シーンにどのような変化をもたらしたのでしょうか。レシピ開発や撮影を担当している望(のぞみ)さんに、お話を伺いました。

CHAPTER
01

小さな「一手間」を減らしてくれる

2013年のサイトオープン以来、『つくおき』は多くのレシピを公開してきました。材料、日持ち、調理時間などの検索機能も使いやすく、作りたいものが見つかると、SNS上にもたくさんのファンがいらっしゃいます。望さんはもともとお料理好きだったのでしょうか?

それが、まったく違うんです(笑)。今もしょっちゅう「面倒くさいなあ」と思いながらキッチンに立っています。

そもそも作り置きは、会社員時代に始めた習慣。システムエンジニアとしてハードに働いていたとき、健康と節約、そして日々の料理の手間を省くためにはじめました。

そして結婚後、週末に10〜15品ほど作り置きをする様子を見た夫に「サイトを作ってみたら?」と提案されたのが、『つくおき』誕生のきっかけです。だから決して料理を仕事にしたかったわけでも、いわゆる「料理好き」でもなくて。息子2人にも「食育」と呼べるようなことはとくにしていませんし、今もこの仕事をしていることがときどき不思議になります。

そんな私だからこそ、いかにシンプルで無駄のないレシピを開発するか、いつも頭をひねっています。具体的に言うと、省ける材料や工程はないか、という部分ですね。とくに作り置きは何品も同時に調理することが多いので、複雑なレシピだと混乱してしまうんです。もちろん、そうは言っても「おいしい」は絶対に妥協したくないところ。おいしさに必要なポイントは押さえつつ、シンプルさとのバランスを大切にしています。

「おいしい」と「シンプル」を両立させるレシピを心がけていらっしゃるんですね。ご家族のためだけでなくお仕事でも日々お料理される中で、「STAN.オーブンレンジ」の使用感はいかがでしたか?

まず、「レジグリ」機能が便利だと思いました。レンジ機能で中をしっかりあたためて、そのまま自動的にグリル機能に切り換えて焼き目をつけてくれるので、手をかけることなくおいしい料理ができるんです。ハンバーグも、タネをまとめてレンジに入れたら、あとはほったらかしで完成。焼き上がりも、オーブンレンジで作ったとは思えない出来映えでした。途中でひっくり返したり焼き加減を確認したりとお世話する必要がないので、「忙しいけれどおいしいものを食べたい」という日にぴったりですね。

ほかには、付属のレシピブックに載っていた「2種のローストポテト」。さつまいもとじゃがいもが両方とも、外はこんがり、中はほっくりに仕上がりました。

グリルだけだとパサついてしまいやすいのですが、先にレンジで加熱する工程が入ることでちょうどいい口触りになったのかなと思います。それと、塩サバを焼いたときは身がふわふわに、皮はパリっと焼き上がったのが印象的でしたね。魚焼きグリルでは、あの食感はなかなか出せません。

今ぱっと思いついたメニューですが、チーズグラタンは「レジグリ」にぴったりじゃないでしょうか。私もときどき作るのですが、はじめからチーズを乗せてオーブンに入れると、ほかの具材はもう少し火を通したいのにチーズは焦げてしまって残念……という事態がときどき起こるんです(笑)。それを防ぐためには途中で一度お皿を取り出し、チーズをかけてオーブンに入れ直す必要があるわけですが、正直ちょっと面倒ですよね。でも、「レジグリ」なら、ボタンを押せばその工程を自動的にこなしてくれる。手間なく、狙った通りの仕上がりになりそうです。

グラタン、いいですね!「レジグリ」以外の機能はいかがでしたか?

レンジ庫内で食材を浮かせてあたためる「うきレジ」は、発想がおもしろいですよね。レンジ調理なのに、鍋でじっくりコトコト時間をかけて作ったときのように、しっかり味が染みていて驚きました。かぼちゃの煮物も10分程度ですっと竹串が通り、形も崩れずきれいな色で完成しました。

あとは、揚げものをあたためるときに使う「サクレジ」。たとえば息子の大好きな唐揚げをあたため直すとき、いつも使っているオーブンだと水分が抜けすぎてパサついてしまうこともあるんです。でも、STAN.オーブンレンジの「サクレジ」を使うと外はカリッと、中はジューシーという理想の状態に。加熱時間も短く、お気に入りです。

個人的には、電子レンジの基本ともいえる「あたため機能」の性能の高さに助けられました。我が家は炊飯器で炊いたお米を小分けに冷凍しておき、食事のときにレンジで解凍するのですが、どうしてもあたためムラがでてしまうんですよね。途中でひっくり返して、もう一度チンし直さなくちゃいけなくて。それが、STAN.オーブンレンジの「冷凍ごはんあたため」を使うと、一回ボタンを押せば全体がホカホカになる。毎日のことなので、このちいさな一手間がなくなったのはうれしいですね。もちろん、冷蔵庫に入れていた作り置きのおかずも、一度でムラを感じることなくあたたまります。

CHAPTER
02

デザインも機能も、シンプルでちょうどいい。

一日の長い時間をキッチンで過ごされる、望さん。キッチン家電を選ぶ際に、意識されていることはありますか?

やっぱり、デザインは大切ですね。好きなものに囲まれると、毎日の気分も上がりますから。その点、STAN.オーブンレンジのデザインはシンプルでかわいくて、ほんとうに気に入っています。ボタン類も少なくてすっきりしているし、マット調な質感もいい。目に入るたびにうれしくなります。メニューボードが本体の下部に隠されているのも、気遣いがありますよね。「そうそう、これを表に出させないの、わかってるな」って(笑)。

STAN.オーブンレンジは、デザインも機能もシンプルなものを好む方にはぴったりではないでしょうか。滅多に使わないような複雑な機能は削ぎ落とされていて、よく使うメニューは性能がいい。日々の料理にちょうどいいな、と思います。

シンプルで無駄がなく、「おいしい」ポイントはしっかり抑えている。森さんの生み出すレシピと似ているかもしれませんね。これからSTAN.オーブンレンジをどのように活用していきたいですか?

じつはこれまでレンジ調理はあまり使ってこなかったのですが、これからはいろいろなレシピに挑戦してみたいと思っています。まずは、レシピブックに載っている「さつまいもの甘煮」にトライしてみようかな。絶対子どもたちが好きな味ですし、気軽につくれるシンプルなレシピですし。さつまいもがSTAN.オーブンレンジの力でどんな甘煮に変身するか、楽しみです。

インタビュー・文:田中裕子
写真:G.P.FLAG
企画・編集:ビルコム