象印 ZOJIRUSHI

わが家の自慢料理

第13回 象印・わが家の自慢料理コンテスト 入賞作品
第13回「象印・わが家の自慢料理コンテスト」、料理研究家の土井善晴氏の厳正な審査の結果、「最優秀賞」(1点)をはじめ、「優秀賞」(2点)、「入賞」(4点)、「特別賞」(1点)が決定しましたのでご紹介いたします。
象印賞-最優秀賞
1点
賞品:象印圧力IH炊飯ジャー 南部鉄器極め羽釜
(NP-SS10)+商品券10万円

作品名:もっちりイカ団子大根
もっちりイカ団子大根
作者 下村 様
コメント
冬になると旬の大根を使った温かい煮ものが恋しくなります。ある日の夕食に、『イカと大根の煮物を作ろう』と思ったのですが我が家の子どもたちは、1歳と4歳。特に下の子はイカをまだ噛みきることができません。そこで、子どもたちも美味しく食べられるように、ひと工夫したのがこのレシピです。”蓮根イカ団子”は揚げたてをそのまま食べても美味しいのですが、あえて、大根のおだしに入れることで、旨みがあふれ出しイカ団子だけでなく、大根、煮汁まですべてを、美味しく食べることができます。子供たちには、できるだけ和食に慣れ親しんでほしい。そして、大人も子供も同じメニューを一緒に美味しく食べたいといつも思っているので、このレシピはひと手間かかりますが1歳・4歳の2人の子どもも、お酒を飲む主人も、そして私自身も家族みんなが美味しく温まれるお料理です。

土井先生のコメント
れんこんのすりおろしをつなぎにして、イカに仕立てる工夫は秀逸です。お料理に慣れ親しみ、和食を大切になさってる気持ちが伝わってきます。揚げものにしても大根の煮汁とともに煮ることで、油がおちてすっきりと落ち着いた料理に仕上がっています。すばらしいと思います。
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優秀賞
1点
賞品:象印圧力IH炊飯ジャー+商品券3万円

作品名:干いもdeカツ
干いもdeカツ
作者 本田 様
コメント
干いもはそのままでも食べられますが、牛乳を浸み込ませ加熱することで、ホクホクの歯触りと甘さが増し、料理自体が濃厚なレシピに簡単・時短で変わり、手間のかかったものと思われ、得をした感があります。女性の味方の干いもは栄養価が高い上、食物繊維が豊富なので朝食には牛乳と摂って整腸や美肌効果を求めています。そんな効果大をごちそうのカツへと変身させて、家族が笑顔になるお財布にも優しいレシピとなりました。給料日前のピンチを救う、豪快なヘルシー・カツで家族も笑顔。

土井先生のコメント
おやつで食べた干し芋という素材を使われているのがとにかく魅力的です。アクセントのあるソースを工夫して、きれいなサラダを添えて、お料理大好きという気持ちが伝わってきます。食べてみたいと思いました。
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作品名:3代目の白味噌筑前煮
3代目の白味噌筑前煮
作者 田中 様
コメント
お正月になると鍋一杯に作ってくれた祖母、生野菜が苦手だった私に野菜が食べれるようにとこっくり炊いてくれた母、そしてその味を受け継ぎつつ地産地消をモットーに3代目の味を作りました。金時人参やたけのこ、白味噌に生麩も地元のものです。2年前に娘を連れて出戻ってしまった私を温かく支え応援してくれる家族に対するささやかな恩返しが毎日のお料理で、6人で賑やかな食卓を囲んでいます。普段の料理は計量しません!それも家庭料理のいいところで甘かったり辛かったりが家庭の味、自分の味が母から受け継いだ味だと思っています。子供やお年寄りでも食べやすいように鶏は団子にして、もったいないので野菜くずも団子に入れちゃいます。ごんぼやレンコン、人参はしっかり洗うだけで皮はむきませんし、少なめの出汁と短時間の加熱でも毛布に包んで一晩置けばしっかりと味を含んでくれるので節約にも♪

土井先生のコメント
さまざまな楽しみが詰め込まれた筑前煮ですね。あっさりした肉だんごが白味噌とよく合うと思います。食感の変化もあって、センスよく工夫された食べあきないお料理です。
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入賞
4点
賞品:象印VE電気まほうびん+商品券1万円

作品名:鳥取田舎めし、根菜たっぷり福袋
鳥取田舎めし,根菜たっぷり福袋
作者  木村 様
コメント
鳥取県の郷土料理に、「いただき」という,大きな油揚げの中に生米や野菜を詰め、だし汁でじっくりと炊き上げた山陰の代表的な田舎めしがあります。かつては,農家や漁業の家のお弁当によく作られていたようです。
我が家でも,親戚の集まりには,20〜30個も作り,私も小さい頃から,祖母,母と一緒にに油揚げに詰めるのを手伝いました。大きなお口でガブリと頬ばれば、ジュワ〜ッと広がる甘味と旨味に思わず,みんなが笑顔になります。
このレシピは,その「いただき」をもとに,子供の苦手な根菜やひじきをたくさん入れました。うずら卵を探しながら,かぶりつくと,なんだか元気になれそう。濃いめのアゴだしが効いていて,塩分も控えれます。
生米でなく,ご飯なので,早く出来て,手軽で簡単です。
油揚げの汁がジュッワー。砂丘長芋のホクホク,サクサク。ダシの旨味を吸ったご飯が,もっちり。といろいろな食感が楽しめます。

土井先生のコメント
土産土法 地元でとれた野菜を昔ながらの料理に生かされています。ご飯を使って、人寄せ料理として作られて、皆さんの楽しみのお料理になっているのでしょうね。こんなお料理を大切になさっていて、嬉しく思います。
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作品名:柚子味噌で食べる★ゴーヤの肉詰めフライ
柚子味噌で食べる★ゴーヤの肉詰めフライ
作者  中村 様
コメント
沖縄出身の母を持つ私にとって、ゴーヤは故郷の味である。そんな故郷の象徴として、昔から我が家の定番なのがこの「ゴーヤの肉詰めフライ」だ。沖縄名物・島豆腐が混ぜ込まれたふんわりとした挽き肉が特徴で今では大好物の一品だが、小さい頃はその独特の苦みが苦手で、食卓に上るとあからさまに態度に出してしまったものだ。そんな折、子供向けバージョンとして母が考案してくれたのがこの甘味噌である。「これなら苦味が緩和されて食べられるでしょう?」揚げたてのフライに甘味噌を付けて一口ほおばると、ほろ苦さと甘みが口の中に広がって、えも言われぬ幸福感が広がった。その時から、甘味噌付きのゴーヤフライは我が家の新・定番になった。
月日が流れて私は大人になり、柚子の産地へと嫁いだ。我が家の定番・ゴーヤフライの甘味噌は、柚子を使った柚子味噌へと進化した。時を経て、母と娘が料理でコラボレーションもするのも悪くないかな。料理はどんどん進化していくものだ。娘が成長してこのレシピを受け継いだ時、はたしてどんな風に進化させてくれるのか。まだ見ぬ料理が今から楽しみである。

土井先生のコメント
子供が苦手なものも、体にいいから食べさせてやろうという心が、家庭料理の工夫が生まれるのですね。食べる家族が主役の心のこもったお料理です。
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作品名:我が家風変わりきんぴら
我が家風変わりきんぴら
作者  浅川 様
コメント
毎日の食卓に上がるお料理で常に考えているのは、しごく当たり前の事ですが、野菜を、その中でも特に根菜類をいかに多く家族に食べさせるか・・・という事です。この一品は、野菜料理の定番中の定番である「きんぴらごぼう」からイメージをふくらませて考え出したものです。材料には肉を一切使わないものの、味付けは「酢豚風」という、おおよそ「きんぴらごう」とは味も見た目もかけ離れたものにはなりましたが、今や我が家では「常備菜」になりつつある大人気の一品となっています。

土井先生のコメント
きんぴらにクルミを合わせるのはおいしそうですね。煮る時間を長くして常備菜に仕立てるというのは、よいアイデアだと思います。
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作品名:野菜たっぷり!肉巻きチーズコロッケ
野菜たっぷり!肉巻きチーズコロッケ
作者  星野 様
コメント
子供の頃、私の母が作ってくれたコロッケ。そのコロッケの中にはみじん切りにした玉葱・ピーマン・椎茸・人参がたっぷり。どれも、子供にとっては苦手なものばかりですが、食べ盛りの子供のことを考えると必要なものばかり。母は一生懸命考え、食べやすいように、細かく刻んだ野菜とピザ用チーズを入れてくれました。野菜は、一度油で炒めているので、独特のにおいも弱まります。そして「ちょっと手伝って」と言われて、一緒に作ったのを覚えています。「苦手な野菜でも、自分で料理すれば、少しは食べてくれるかな」という母の親心があった気がします。今風に言うと「食育」なのでしょうか。このコロッケで使う肉は、挽き肉ではなく「薄切り肉」。それをコロッケに巻くことで、食べ応えがアップ。コロッケですが、ステーキやハンバーグを食べているような、しっかりとした食感です。たくさん噛めば、歯も丈夫になります。自分の家庭を持った現在、母から引き継いだこの料理は、わが家の定番になっています。

土井先生のコメント
さまざまな野菜の入ったコロッケに肉を巻いた揚げ物の工夫は親の気持ちを感じることができます。それにしても出来上がりの写真は魅力的です。
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特別賞
1点
賞品:象印ホームベーカリー

作品名:黒酢のスブタ風さんま
黒酢のスブタ風さんま
作者 伏見 様
コメント
黒酢のスブタを数年前からよく作っています。外食だとどうしても甘いので、黒酢の甘味だけで砂糖は入れない味にします。それと別に青魚の酢〆もよく作ります。甘酢ではなくて米酢の甘味だけで、家族にも人気があります。(青魚に酢の味が合うのだから、スブタ風にしても美味しいのでは?)と思いつき、何度か試行錯誤を重ねて低温油でゆっくり揚げて骨まで食べれるようにしました。黒酢の餡に絡めているので殆ど塩気は不要で、風味付けに少しお醤油を入れるだけで充分ご飯のおかずになります。白いご飯にも合いますが、我が家では茶飯で頂く事が多いです。引き出物で頂いた日本茶をフライパンで炒ってほうじ茶にし、フードカッターで細かくして茶筒に入れてあるので、炊飯時にお醤油、日本酒とほうじ茶を入れて炊きます。黒酢さんまは冷めても美味しいので、娘のお弁当にも入れています。食は健康の源なので、美味しくてなるべく自然なものを食卓に並べるようにしています。

土井先生のコメント
秋刀魚、魚を上手に生かされていますね。茶飯との取り合わせが気に入りました。
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