象印マホービン(以下、象印)は、1918年創業の炊飯ジャー市場の代表格。容量やタイプ別に数多くの製品をラインナップする同社の最上位機種「炎舞炊き(NW-FB10)」がアップデートして登場しました。今回は、家電・料理・健康のそれぞれのジャンルで活躍する識者3名が“おいしい”と評価する「炎舞炊き」の感想を伺いました。
※本記事の内容は、取材日時点の情報です。
奈津子:象印は2018年に創業100周年を迎えた老舗のメーカーです。それだけ長く愛されてきたとあって同社の炊飯ジャーで炊いたごはんはいろいろな人の家庭の味に近い、懐かしくて“エモい味”だと思っています。
開発担当の方を取材したときに、普段なら新製品の開発で1年間で約4トンのお米を炊くところを「炎舞炊き」は半年間で約3トンという量のごはんを炊いて味を研究すると聞いて、「すごい量をテストするな」と、老舗ならではの熱量を感じました。
実は、我が家にある炊飯ジャーのひとつは「炎舞炊き」の2019年モデル。当時もおいしいと思いましたが、NW-FB10は味わいの深さが違いますね。さらにおいしくなっていました。子どもの食いつきが良いですし、ふだん食事の感想を言わない夫が「炊飯ジャーでこんなに変わるんだね」と驚いていました。そんなに高くないお米でも、これだけおいしくなるならコスパがいい炊飯ジャーなんじゃないでしょうか。
奈津子:底IHヒーターの構造サンプルを見せていただきましたが、底IHヒーターを複数に分けていますよね。それぞれ独立して制御して、対流を激しくするって理論では考えつくかもしれないけれど、それを実現させてしまうところに新鮮な驚きがありました。
また、加熱の様子が分かるデモ映像も見せていただきましたが、底IHヒーターからの加熱によって縦・横・斜めの激しい対流が起きていて、とても驚きました。家電という技術の「粋」を集めたものが様々な検証を重ねた結果、「炎のゆらぎ」という自然なものに近づいていっているのがおもしろいですね。
奈津子:そうですね。表面がつるっとして、粒立ちがよく、甘さの質のレベルが高いごはんだと思いました。何よりひと粒ひと粒の美しさに感動です。繰り返しになりますが、象印のごはんは、心に優しくて、いろいろな人の家庭の味に近いので、記憶に訴えかけてくる味。
そのうえ、かたさ3段階、粘り5段階の15通りの炊き上がりが簡単に調整できる「炊き分けセレクト」や、食後の感想入力で121通りの炊き分けができる「わが家炊き」メニュー、まとめて炊いてごはんをよく冷凍する人向けの「冷凍ごはん」メニュー、最長40時間の保温メニューなど多彩なメニューを用意しているところが魅力です。
個人的には「冷凍ごはん」メニューがオススメ。レンジで温め直したごはんって、表面がべちゃべちゃなのに中は硬い……ということがあるのですが、このメニューで炊くと、ごはんに水分をしっかり閉じ込めるので温めなおしてもべたつかず、ふっくら食べられました。
奈津子:いろいろなライフスタイル、家族構成の人、そのときの気分や体調に寄り添ってくれるのは「炎舞炊き」ならでは。「わが家炊き」メニューって、前回の炊き加減の感想を入力するだけで炊き加減のチューニングができるんです。
実はお米って銘柄の産地や季節によって、お米自体のコンディションも大きく異なるそうなんです。だから象印さんの「わが家炊き」メニューは121通りもの中から、各家庭の好みの味を忠実に再現してくれるのがうれしいところ。やさしくて、懐かしい味を欲している方には特に最適かな、と思います。
「炎舞炊き」ユーザーにお気に入りコメントをいただきました
※炎舞炊きシリーズ(NW-K型、NW-L型、NW-P型、NW-E型、NW-U型)ZOJIRUSHIオーナーサービス登録者商品レビューより引用(2021年10月〜2023年6月現在)。※個人の感想です。
榎本:まず道具としての魅力からお話しますね。マットなデザインでキッチンに馴染む感じがとても素敵です。私は「濃墨」を選びましたが、ブラックカラーで空間が引き締まります。
お手入れする部品が2点と少ないのもいいです。特に内釜にお米がこびりつかず、スッと落ちるのはいいな、と思いました。
榎本:甘みが強く粒感があるので、濃い目の味付けもしっかり受け止めますし、豚肉の生姜焼きなどでごはんを巻いて食べてもおいしいですね。焼き魚を合わせるときは、塩味を立たせるとごはんの甘さが引き立ちます。
オススメなのが焼きおにぎりです。粒がしっかりしているのでおにぎりにしたときに潰れないし、味噌味にするとごはんの甘みと相性がいいです。もちろんシンプルなおにぎりもおいしいです。おにぎりを作ってしばらく時間を置いてから食べてみましたが、ベチャベチャしすぎず、ほぐれやすく、ほどよい歯応えを感じるおにぎりでした。
榎本:はい。この炊飯ジャーで炊いたごはんはツヤツヤで、ひと粒ひと粒の歯応えを感じ、甘みが強い炊き上がりです。いわゆる「標準」で炊いたときに、私の好みでいうと、少し粒感が強く感じたんです。そこで「炊き分けセレクト」でいろいろ試して、「かたさ」は「標準」、「ねばり」は「強1」がベストなバランスでした。タッチパネルで操作したので、迷わず設定できました。
榎本:そうですね。粒感があるごはんが好きで鍋炊きをしている人、ちゃんと料理をしておいしくごはんを炊きたい人、忙しいなりに少しだけ手間をかけておいしくごはんを炊きたい人にいいと思います。
浸水などの手間をかけなくてもおいしく炊けるし、おかずや好みにあわせたごはんが炊けるというのは料理好きやこだわり派の人も楽しいと思います。
「炎舞炊き」ユーザーにお気に入りコメントをいただきました
※炎舞炊きシリーズ(NW-K型、NW-L型、NW-P型、NW-E型、NW-U型)ZOJIRUSHIオーナーサービス登録者商品レビューより引用(2021年10月〜2023年6月現在)。※個人の感想です。
田原:身体づくりにおいて糖質制限が重要とよく言われますが、誤解が多いものだと思います。簡単に説明すると、筋肉というのは実は糖質の器なんです。筋肉の中に糖質が入っていない状態だと、筋肉を栄養素として壊し始めてしまう。ただ、糖質を摂りすぎると、筋肉という器からあふれた分の糖質で太ってしまいます。
コツは筋肉の許容量を超えない糖質を摂ること。これは個人差、筋肉量で違います。適切な糖質制限は糖質を摂ることが大前提で、過剰がよくないというのが正しい認識です。
摂取するタイミングも大切で朝、身体を動かす前の糖質の補給が大事です。筋トレなど身体を動かす前後も糖質を摂るタイミングに適切です。ただし、義務やノルマ的に糖質を摂るといっても、なかなか続きませんよね。摂るからには飛びきりおいしいごはんで継続した方が良いと、この「炎舞炊き」を味わって実感しました。
特に私にはピッタリだなと思ったのは、普段から食べることの多い玄米です。
田原:実は今まで玄米を食べてもそんなにおいしいと思ったことがなかったのですが、「炎舞炊き」で炊いたものは違いましたね。「こんなに玄米ってうまいのか」と新たな気づきが生まれました。ひと粒ひと粒がもちっとしていて、ごわごわせず柔らかい炊き上がりでびっくりするくらいおいしかったです。
玄米特有の香りがよく、食欲がそそられます。ヘルシーなものを食べている中で、シンプルにこれだけクオリティが上がるのは助かりますよね。食事の楽しみが増えるというか。トレーニング仲間にも「玄米をおいしく食べられるものがある?」と聞かれたら、「炎舞炊き」をオススメしています。
田原:そうですね。保温したものも、炊きたてのときとそれほど違いを感じずおいしく食べられました。ごはん自体の弾力も変わらず、かたくもなく、満足できる味でした。
「雑穀米」でも、ふつう・もちもち・しゃっきりと3種類から食感を選べて面白かったです。また、これまで忙しいときはレンジで温めるパックごはんを食べていたのですが、「炎舞炊き」は白米を1合15分(※)で炊ける機能があるというのがすごい。炊飯ジャー進化はすごいですね!
※ 白米1合を炊いた場合
「炎舞炊き」ユーザーにお気に入りコメントをいただきました
※炎舞炊きシリーズ(NW-K型、NW-L型、NW-P型、NW-E型、NW-U型)ZOJIRUSHIオーナーサービス登録者商品レビューより引用(2021年10月〜2023年6月現在)。※個人の感想です。
女優、タレント。SDN48在籍中、劇場近くの電気街で多くの家電に触れたことで魅力に開眼。アイドル卒業後「家電アドバイザーGOLD等級」を取得。現在は東京FM「スカイロケットカンパニー」レギュラー。150台以上の家電と暮らし2歳の息子を育児中。
料理家・発酵マイスター。発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供などを行う。最新刊『発酵あんことおやつ』(主婦と生活社)が10月発売予定。
医療法人社団一信会ティーアイクリニック理事長。2014年、2015年「ミス・ユニバース日本大会」で審査員、ビューティキャンプ(ミス・ユニバース・ファイナリストのための強化合宿)公式講師。