考えよう、海洋プラスチックごみ問題。
広くて大きな海。
ここでは、様々な生きものが暮らしています。
しかし今、たくさんのプラスチックごみが
海を汚していることを、
知っていますか。
暮らしの中で使う様々なものの材料になっている「プラスチック」。手軽に使えるものが多く、その分、手軽に捨てられてしまいがちです。今、海に流れる「海洋プラスチックごみ」は、年間800万トン以上といわれています。その量を東京スカイツリー®で例えると、222 基分もの重さに。このペースで進めば、2050年はプラスチックごみが魚の量を上回ると予想されています。
生き物たちが傷つけられている!
海に流れるごみの影響で、約700種類もの生き物が傷つけられたり死んでしまったりしています。その中でも92%は、プラスチックの影響であると言われています。生き物がプラスチックごみをとり込んでしまう確率は、ウミガメが52%、海鳥が90%と推定されています。
海を汚すプラスチックごみ、一体どこからやってくるのでしょう。
また、どんな姿で海を漂っているのでしょう。
一人ひとりの心がけが大切
日本のプラスチックの生産量は世界第3位、1年間で出荷するペットボトルは227億本。
さらに日本の近くの海ではマイクロプラスチックの濃度が、世界の平均の27 倍もあるという調査結果があります。
日本に暮らすわたしたち一人ひとりが問題に向き合って、行動を起こすことが大切です。
日々の暮らしで「5R」を意識し、
できることからはじめましょう。
マイボトルなら
Refuseリフューズ&Reduceリデュース
&Reuseリユース&省エネに貢献!
マイボトルに最適なまほうびん。
温かい飲みものも、冷たい飲みものも、おいしい温度をキープできるから一年中大活躍!
ガスや電気のエネルギーを一切使わずに保温・保冷ができる、地球にやさしいアイテムです。
* エコマークとは、(財)日本環境協会エコマーク事務局が認定するマークで、環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベルです。
真空断熱構造を有する卓上用まほうびん、携帯用まほうびん、弁当用ジャー、保温調理機に適用します。
熱は、高温から低温に移動する性質を持っています。
まほうびんは内びんと外びんを重ねた二重構造にして、飲みものの熱を閉じ込める工夫をしています。
熱伝導とは熱が直接固体(金属など)に触れることで移動すること。
対流とは熱が気体や液体を通して移動すること。
びんのすきまに空気があると、熱は伝導と対流によって外に逃げてしまいます。
すきまから空気を抜いて宇宙と同じ「真空」
の状態にしています。
すきまを真空にすることで熱伝導と対流を防ぐことができる!
輻射熱とは電磁波によって光線のように移動する熱。空気のない真空も通過する。
びんのすきまを真空にしても、輻射熱は通り抜けてしまいます。
びんの内側に工夫をして鏡のような状態にしています。
真空を通過する輻射熱を反射して中に閉じ込めることができる!
象印マホービンの取り組み
2006年に開始した「給茶スポット」の取り組み。お店やカフェなどの加盟店で注文すると、おいしい飲み物をマイボトルに入れてもらえるサービスです(有料)。
SDGs(Sustainable Development Goals︓持続可能な開発目標)とは、国連総会で決められた、2030年までに達成すべき世界共通の17 の目標です。象印マホービンはマイボトルに関わる取り組みにおいて、目標12「つくる責任 つかう責任︓持続可能な消費と生産のパターンを確保する」、目標14「海の豊かさを守ろう︓ 海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する」に貢献することを目指しています。
海のゴミやまほうびんについて
わかったかな?
海洋プラスチックごみは、海の近くで捨てられたゴミだけではありません。山や街でポイ捨てされたり、きちんと捨てられず置きっぱなしにされたゴミが雨や風で運ばれて、川から海へと流れていきます。
その中身は、お店でもらうレジ袋やプラスチック製の容器・スプーン、ペットボトル飲料など、わたしたちが毎日のように手にしている「使い捨てプラスチック」が、特に多いと言われています。
1度使っただけで捨てられる
「使い捨てプラスチック」が
特に多い!
ゴミになったプラスチックは簡単には自然分解されません。例えばレジ袋なら1 ~ 20 年、ペットボトルは400 年も残り続けると言われています。プラスチックごみは大きいまま漂流するものもあれば、波や紫外線等の影響を受けて小さな粒子「マイクロプラスチック」になるものもあります。また、マイクロプラスチックは、洗顔料や歯磨き粉のスクラブ剤として使われてきたプラスチック粒子(マイクロビーズ)や、プラスチックの原料として使用されるペレット(レジンペレット)の流出、合成ゴムでできたタイヤの摩耗やフリースなどの合成繊維の衣料の洗濯等によっても発生しています。
これらのマイクロプラスチックを海の生き物が食べてしまい、食物連鎖を通じて様々な生き物に取り込まれていることがわかっています。人も食事を通じて知らず知らずのうちに取り込んでいるのです。