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さまざまなタイプが登場する「見守りサービス」でシニアの負担が少ないものは?

近年、さまざまな業種の企業が「見守りサービス」と呼ばれる親世代の安否を子ども世代の利用者に伝えるビジネスを行っています。聞いたことがある、使おうか迷っている、という方もいるかもしれません。

親世代も子世代も、異変にはすぐ気がつくはず、と思いがちですが、実際に異変が起きるとどちらもそれを認めたくないと感じてしまう現実があります。見守りサービスは客観的に親御さんの状況を確認し知らせてくれるので、こうしたリスクを低減できるものです。

しかし、サービスのタイプによってメリットやデメリットが存在するため、親御さんやご自身のライフスタイルに合っているかなどを吟味する必要があります。

そこで、見守りサービスを利用しないことで考えられるリスク、そして見守りサービスの具体的事例を紹介します。親御さんとご自身が健康にストレスなく過ごすための参考に、ぜひご覧ください。

「親は子に弱いところを隠そうとする」だからこそ準備したいフレイルの予知

仕事、介護

誰しも年齢を重ねれば、心身ともに衰えが表れます。しかし、衰えを止めることはできなくても、そのスピードを抑えることは不可能ではありません。

このようなシニアの衰えは「フレイル」と呼ばれ、この段階で適切な対応をすることで、健康な状態をより長く保つことができることが分かってきています。

親子であれば簡単に気づけるのでは?と思われがちなフレイルですが、実はこのフレイル、親子だからこそ発見が大幅に遅れてしまう場合があるのです。

それはなぜでしょうか?
たとえば、以下のようなケースがあります。

  • せっかく子どもが仕事を頑張っているのに、自分の体が衰えたところを見せてしまったら、仕事を休んで世話をしようとするのではないか。子どもに迷惑をかけたくない。
  • 体や認知機能の衰えを、自分自身が認めたくない。また、子どもの側も同様に親の衰えを認めたくないと思う場合がある。そのため、医療や介護予防のサービスを受けるのに時間がかかってしまうことがある。

このように目をそらしてしまうと、フレイルの進行を止められるチャンスを逃してしまい、かなり事態が悪化してから発覚するケースも少なくありません。

安心介護運営事務局 ケアマネジャーよりコメント

「90代の親が、70代の子の体を気遣う」というエピソードがありますが、親はいくつになっても子への思いは変わりません。大人になり自分の生活を築いている子に、自分のことで迷惑をかけるまいという思いが強く、思い通りにならない身体に鞭打って頑張ってしまうということがしばしば見られます。また、子ども側も「親の老いを目の当たりにするのは辛い」と見ぬふりをしてしまうことが少なくありません。
その痛いほどの思いが、逆に発見を遅らせてしまい、フレイルの進行を遅らせるチャンスを逃してしまったとしたらどうでしょうか?親御さんの自立した生活が失われ、子どもさんへの介護負担が増してしまい「迷惑をかけたくない」という親御さんの思いとは反対の悲しい結果になってしまうこともあるでしょう。

現代は核家族化によって、親と家庭を持った子が離れて暮らすことが一般的になりました。そうすると、ますますフレイルに気づくチャンスが減ってしまいます。
こうした悩みに応えるものとして存在するのが「見守りサービス」です。

離れた親子をつなぐ、見守りサービスとは

離れた親子をつなぐ、見守りサービスとは

見守りサービスでは、利用者に何が提供されるのでしょうか。
一般的に子が契約者となり、機器などを使いながら離れて暮らす親が健康に生活をできているか把握できるものです。また、親に異変が起きたときには、それを知らせてくれたりスタッフが駆けつけてくれたりします。

毎日、電話やメッセンジャーアプリなどを使って連絡をするのは、親も子も手間がかかってしまう、事務的なやり取りになってしまうこともあるでしょう。見守りサービスであれば、直接的なコミュニケーションを取らない分、ほどよい距離感で見守りが可能になります。

しかし、一言で「見守りサービス」といってもさまざまな種類があります。ここでは、代表的な3つのタイプがどのような仕組みであるのかを見てみましょう。

タイプ1 カメラ・センサー

カメラを使った見守りは、親の様子が映像でわかるため、直接的に状態を把握しやすいサービスです。また、カメラと似たものとしてセンサーを使ったサービスがあり、長時間、動きがなければセンサーが検知し通知するものです。どちらも、親が何かをしたり持ったりする必要がない点がメリットです。

カメラを使った見守りサービスは、カメラを買った後は利用料などがかからないケースと、初期費用はかからず毎月の利用料がかかるケースがあります。
センサーを使った見守りサービスは、通信会社やソフトウェア会社が提供し、毎月の利用料を支払う場合が多く見られます。

タイプ2 対人型

スタッフが親の自宅に訪問し安否を確認するタイプが、対人型の見守りです。主に新聞や牛乳の販売店といった、配達が必要な業種の企業が提供しているケースが見られます。その場合、新聞、牛乳配達の契約をすることが前提となります。

離れて暮らす親が、子や孫だけでなくご近所にも話し相手があまりいないのが困りごととなっている場合もあるでしょう。そうした親にとっては、コミュニケーションをとれる相手ができるというメリットがあります。

タイプ3 専用デバイス型

携帯可能な機器を持ったり、親の家に機器を据え付けたりし、何かあったときにはボタンを押すことで異変を知らせるタイプが、専用デバイス型の見守りです。警備会社が提供している場合が見られます。

万が一、ボタンが押される事態になったときには、警備分野などで経験豊富なスタッフが迅速に駆けつけてくれます。同時に、契約する家族にも連絡がされる仕組みです。そのため、親と子が暮らす場所が非常に離れている、近くに親族がいないといったケースで効果的です。

毎月、数千円程度の料金を支払って利用します。

「みまもりほっとライン」は、親が日常生活を過ごすだけで見守れるサービス

「みまもりほっとライン」は、親が日常生活を過ごすだけで見守れるサービス

「みまもりほっとライン」は、親がお湯を沸かすのにポットを使うだけでその状況を子どもが知れるサービスです。ポットのメーカーである象印が提供しています。

2001年にサービスがスタートし、これまで1万4000人以上の方が利用しています。ポットを使うだけで親の状況がわかり、しかも導入に工事などは必要ありません。ポット自体が通信機能を持っているので、インターネット・Wi-Fiの取付工事は不要。見守られる親は、届いたポットの電源を差し込むだけです。また、月額3,300円(税込。初月無料。初回のみ初期費用として税込で5,500円)という手軽な利用料も魅力です。

そのほか、みまもりほっとラインが多くの方に利用されている理由を見てみましょう。

柔軟で機能的な安否確認の方法

柔軟で機能的な安否確認の方法

みまもりほっとラインでの親の安否を確認する方法として、まずメールがあります。子である契約者は何もしなくても、メールで親がポットを使ったことを把握できるので、簡単であり安心もできます。また、後述するように契約者サイトも用意されており、契約者が能動的に状況を確認することも可能です。より詳しく見ていきましょう。

メールは、届く時間を1日0〜3回に設定できます。0回、というのはメール送付の設定をしないということで、親の年齢が比較的若い場合などはこの設定をする方がいらっしゃいます(※)。メールの送付先は、契約者だけでなく最多3名まで設定可能です。

定期的に通知以外でも、ポット使用の最新情報を呼び出せる「メールリクエストサービス」があります。親の状況が気になったとき、すぐに確認ができます。
一方、それだけでは心配、という場合に活用できるのが契約者サイトです。アイコンやグラフといったビジュアルでポットの使用状況がわかります。

グラフは直近1年間に使用した時刻が把握できるので、時折、確認することで親の生活パターンの理解につながります。生活パターンを理解しておけば、いつもと違う時間に使っている、いつも使っている時間に使っていない、といった変化に気付けるでしょう。

また、「使った時刻」だけでなく「未使用」も把握できるのが、みまもりほっとラインの特長です。契約者サイトで、「24時間」もしくは「36時間」のポット未操作があるとメールで通知されます。

※メールが届くのを0回に設定した場合も、「24時間もしくは36時間の未操作時に通知」の選択で、異変時のみ通知が受け取れます。

柔軟で機能的な安否確認の方法

柔軟で機能的な安否確認の方法

みまもりほっとラインは、ポットを使った、使っていない、だけでなく親の状況も知れる設計です。

親が外出時に「おでかけボタン」を押せば、出かけているとわかります。帰宅時は、もう一度おでかけボタンを押すか、ほかの操作をすることで、「帰宅」と通知されます。
また、ポットの空だきをしてしまった場合も通知があります。空だきが続く場合は認知機能の低下が考えられますが、早期発見して医療機関にかかることで、認知症の予防、もしくは進行を遅らせる治療を受けることができます。

何より、親が「見られている」という意識をせずに日常生活を送れるのが、みまもりほっとラインの特長です。親はフレイルの意識がなくても、子は「いつもと違う」使い方をしていると察知できます。

前述のように日常と異なる生活パターンの把握もできるでしょう。たとえば、これまでなかったのに夜中にポットを使うことが多くなった、というケースでは睡眠障害や精神面での不安を抱えているかもしれない、とわかります。睡眠障害は、老年期に多いうつ病、日中の活動量低下などからも起きることがあり、こちらも早く気づいて介入することが回復へのカギとなります。

複数の家庭の見守りも可能

複数の家庭の見守りも可能

シニアを見守る必要のある方は、1人・1世帯の親だけでなく、複数の家庭を見守らなければならないこともあるでしょう。たとえば、実親と義親の両方を見守る、両親が離婚し別々に暮らしている、親のほかに親戚も見守る必要がある、といったケースです。

みまもりほっとラインは、1人の契約者につき最大100人分のポットの使用状況がわかります(かかる料金はポットの台数分となります)。そのため、複数の家庭、人を見守らなければならないという要望にも応えるサービスです。

機械が苦手な人にも安心なサービス設計

機械が苦手な人にも安心なサービス設計

見守りサービスを導入したいと聞いた親は、「機械は苦手だから」と難色を示す場合もあるかもしれません。しかし、ここまで紹介してきたようにみまもりほっとラインは、あくまでも一般的な電気ポットを使うだけで親の状況が通知されるサービスとなっています。

そればかりでなく、親が使い方に困ったときには電話での相談が可能です(月〜金、9:00〜17:00、休業日を除く)。近年の製品は、オンラインで、さらにチャットボットなどでの相談となることも珍しくありませんが、電話で、人を相手に相談ができる点は、利用する親も安心できます。

また機械である以上、不具合が出ることもありますが、その場合は通知がされ交換となります(お客さまのお取り扱い不注意や外部要因によるものは除きます)。たとえ不具合がなくても、5年経過すると新品のポットに無料交換されます。

見守りサービスのデメリットに「みまもりほっとライン」はどう応えている?

ここまで見守りサービスやみまもりほっとラインがどのようなものかを見てきました。
それぞれの見守りサービスは、離れて暮らす親の状況がわかり安心感を得られますが、デメリットがあるのも事実です。こうしたデメリットに、みまもりほっとラインはどう応えているのでしょうか。

親がストレスを感じず「ほどよい」距離感で見守れる

カメラやセンサーによる見守りでは行動が子どもに伝わるため、親が「監視されている」と感じてしまう場合があります。しかし、みまもりほっとラインはポットを使うという日常を過ごすだけで見守れるので、親にストレスを与えません。

一方、スタッフが駆けつけてくれるタイプの見守りでは、来てくれるスタッフに迷惑をかけるのが嫌、お騒がせしてしまうとご近所の目が気になるといった理由で、ボタンを押すなどの呼び出しの操作をためらってしまう場合があります。この点でも、みまもりほっとラインはポットの使用、不使用で通知がされるので、親がためらわず子どもが異変を察知できます。

カメラ・センサーのように近すぎず、かといってスタッフが来てくれるタイプでありがちな躊躇もなく、利用できるのがみまもりほっとラインです。

人が介在することで生じるリスクを抑制

対人型の見守りは話し相手の少ない親にメリットがあると紹介しましたが、反対に人付き合いが苦手な方にはストレスとなってしまうこともあります。また、同じく対人型や見守りサービスの導入で工事が必要な場合などに、自宅内でものがなくなってしまうことがあると、トラブルにもなり得ます。

みまもりほっとラインは、通信によって親の状況が知らされるので、人が介在するストレスは感じません。ポットも宅配で送られます。そして、ポット自体が通信機能を持っているのでインターネット・Wi-Fiの工事は不要であり、知らない工事業者が親の一人暮らしの実家に訪れることはありません。

お手軽な料金

さて、どれだけ便利でも料金が気になるという方もいるでしょう。みまもりほっとラインの料金は以下のとおりです。

  • 初期費用           5,500円(税込)
  • 月額利用料      3,300円(税込)※初月無料

このように、最初に初期費用として5,500円を支払い、あとは3,300円の月額利用料を支払うだけというシンプルな料金設計です。また、初月の利用料はかかりません。

先ほど、ポットの不具合や5年経過後の交換が可能と紹介しましたが、この場合も追加料金などはかかりません。さらに、半年に1回、無料でポット洗浄剤の送付も行われ、アフターフォローも万全です。

みまもりほっとラインにも弱点がある?解決法は?

みまもりほっとライン
※こちらは塩こぶ茶です。

このように、見守りサービスでありがちな短所を打ち消しているみまもりほっとライン。しかし、みまもりほっとラインにも弱点があります。

それは、暑い夏になるとポットを使う機会が減ってしまうことです。

そこで、夏場も無理なくポットを使うためにおすすめしたいのが、ほうじ茶に梅を入れる「梅番茶」や、お茶に塩昆布を入れる「塩こぶ茶」などをつくり、お湯を使う機会を設けることです。シニア層にとって、夏は水分だけでなく塩分不足となる不安もあり、こうした梅番茶や塩こぶ茶によって手軽に対策ができます。

安心介護運営事務局 ケアマネジャーよりコメント

高齢者は体内の水分量が減少し、若い頃より脱水になりやすい上に、のどの渇きを感じにくく水分摂取が遅れがちになるので、脱水への注意がとても必要です。脱水は脳梗塞や心筋梗塞などの命の危険につながる怖いものなのですが「何度もトイレに行きたくない」といってわざと水分補給を控えてしまう方も少なくありません。
脱水の予防にはこまめな水分補給が大切ですが、合わせて塩分の補給も必要です。「冷たい水は飲みたくない」という方がおいしいお茶なら抵抗なく飲めたというケースもありますので、このような塩分やうまみ成分が入ったお茶を一度お試しになってはいかがでしょうか。

シンプルかつ手厚い見守りでほっとできるサービスが「みまもりほっとライン」

みまもりほっとライン

みまもりほっとラインは、ポットを使うだけというシンプルな方法で親を見守ることができ、またちょうどよい距離感で親子をつなぐサービスといえるでしょう。一方で、シンプルなだけでなく、直近の使用状況がわかるメールリクエストサービスや5年毎に無料で新品に交換など、手厚いアフターフォローも魅力です。費用面も無理なく続けられる料金設定となっています。

出典:
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