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2024.03.25
サトーと象印が地球研とマイボトルの利用定着に向けた共同研究を開始
象印マホービン株式会社では、サトーホールディングス株式会社とともに、総合地球環境学研究所とのマイボトル利用定着に向けた共同研究を2024年4月より開始いたします。

象印マホービン株式会社では、サトーホールディングス株式会社(以下サトーHD)とともに、総合地球環境学研究所(以下「地球研」)とのマイボトル利用定着に向けた共同研究を2024年4月より開始いたします。
研究の一環として、マイボトルを活用した実証実験「マイボトル利用促進プロジェクト」を2024年4月1日(月)から2024年9月30日(月)まで、サトーHD社内で社員200名を対象に実施します。
今回実施する「マイボトル利用促進プロジェクト」は、共同研究のファーストステップとして行う実証実験です。
マイボトルにRFID※タグを搭載して、個別IDを付与します。サトーオフィス内のカフェにRFIDリーダー付きのマイボトル洗浄機を設置し、ボトル洗浄時に自動でRFIDを読み取り、洗浄回数を取得。この洗浄回数データをもとに、カフェでのドリンク購入時にマイボトルを利用したと見なし、プラスチックカップ利用削減数からCO₂削減量を算出します。洗浄回数のデータは、専用アプリに行動履歴として蓄積されます。
専用アプリでは、個人の実績画面から「プラカップ削減数」と「CO₂削減量」を把握できます。マイボトル洗浄機の利用回数に応じて、オフィス内カフェの利用クーポンも配布します。また、参加者全体のプラカップ削減数とCO₂削減量が増えるごとに、アプリ画面内の砂漠に森ができ動物が出現するイベントを展開。参加者は、個人と全体の行動による環境効果を数値と画像で知ることができます。
経済的インセンティブを付与しながら、各自の行動効果を可視化することにより、マイボトルの利用に対する意識変化を促し、継続的利用の定着に繋がるかを検証します。
実証実験の有効性に対する評価・検証は、「ごみ」や「環境・SDGs教育」を研究テーマとされている総合地球環境学研究所 浅利美鈴 教授らの研究グループに、ご協力いただきます。
※RFID(Radio Frequency Identification:無線周波数識別)とは、電波(電磁波)を用いて無線でデータの読み取りを行い、モノの識別や管理を行うシステムのことです。RFIDタグは、データが入っている記録媒体を指します。 身近な例では、アパレル店舗のセルフレジや、交通系ICカード、車のスマートキー、などで活用されています。
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