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新米・古米や輸入米、どんなお米・銘柄でもおいしく炊く方法!

備蓄米や古米に対してネガティブなイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、炊き方次第でおいしくいただくことができます。この記事では、新米・古米、銘柄に関係なく、お米をおいしく炊く方法をご紹介します。また、輸入が拡大されたことで話題を集めている「カルローズ米」も、おいしく炊くにはコツがあります。昨今の米不足で古米や輸入米を購入するかどうかお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
古米とはどんなお米?

お米の賞味期限は?
お米は気候・温度・湿度などの条件で食べられる期間が変わるため、明確な賞味期限や消費期限が設定されているわけではありませんが、精米後の賞味期限は夏で2週間、冬は2カ月以内が目安です。精米後のお米は環境の影響を受けやすく、お米が劣化しやすいので、なるべく早めに食べるのがおすすめです。
古米の定義は?
古米とはどんなお米を指すのか分からないという方も多いでしょう。古米とは何か?まずは新米の定義から理解しましょう。
農林水産省によると、新米は以下のように定義されています。
- 原料玄米が生産された当該年の12月31日までに容器包装に入れられた玄米
- 原料玄米が生産された当該年の12月31日までに精白され、容器包装に入れられた精米
つまり、その年に収穫されたお米のうち、年をまたぐまでに包装された玄米や精米が「新米」であり、その期間を超えると「古米」に分類されます。
備蓄米とは?
1993年のお米の大凶作をきっかけに、不作の時でもお米を安定的に供給できるよう、1995年より法律により国によるお米の備蓄を制度化したもので、その多くは複数の品種や年度米を混ぜたブレンド米だと言われています。
カルローズ米とはどんなお米?
日本のお米に比べると長くて大きい中粒種に分類されるお米で、主にアメリカ・カリフォルニア州で栽培されています。軽い食感とアルデンテとも言える歯ごたえが特徴です。タイ米のような長粒種よりは小さく、アメリカ国内の和食レストランほか世界各国で幅広い料理に活用されています。
古米やカルローズ米をおいしく炊く方法は?炊飯ジャーのおすすめメニュー

古米(備蓄米)をおいしく炊く方法
古米を炊く際には、以下のポイントに注意してみてください。
力を抜いてお米を研ぐ
古米は新米に比べて乾燥しているため、お米が割れやすくなっています。力を抜いて軽くお米を研ぎ、お米の粒が割れないように注意しましょう。古米のニオイが気になる場合は、力を抜いて繰り返しお米を研ぎます。以下の記事に新米の場合のすすぎ・洗米の回数を記載しているので、少し回数を増やしてみるとよいでしょう。
水位目盛より少し多めに水加減を調整
古米は時間が経ち、乾燥しているため水分量が少なく、硬めに炊き上がる傾向があります。炊飯ジャーの水位目盛より少し多めに水を入れるのがポイントです。水を少し多めに入れることで、ふっくらとおいしく炊き上げることができます。また、炊飯に使う水は、浄水器でろ過した水やミネラルウォーターを使用することをおすすめします。
家庭用精米機を活用する
家庭用精米機で、味が劣化した古米を精米し直すのもおすすめです。古米を精米し直すことで、表面の酸化した部分を除去でき、風味や食味が良くなります。なお、家庭用精米機のメリットや選び方は以下の記事でも紹介しています。興味がある方はぜひご確認ください。
カルローズ米をおいしく炊く方法
粘り気が少なく、パサついた食感に炊き上がりやすい特長があります。古米(備蓄米)と同じように炊飯ジャーの水位目盛りより少し多めにして炊くのがおすすめです。
炊飯ジャーのメニューを活用しよう
炊飯ジャーにはいろいろな炊き方のメニューが搭載されています。古米やカルローズ米を炊く際には、象印の「わが家炊き」メニューがおすすめです。
「わが家炊き」メニューは、前回食べたごはんの、かたさや粘りの感想を入力するだけで、炊き方を変えて食感を調整し、ご家庭好みの食感に炊くことができます。銘柄に応じた炊き方ができるメーカーもありますが、実は、同じ銘柄でも産地や気候によって、食感は微妙に変わります。
「わが家炊き」メニューは、「このお米にはこの炊き方」と決めずに、「今のあなたにはこの炊き方が合いそう」と、一緒に好みを探っていく機能なので、さまざまな銘柄はもちろん、今回ご紹介した古米も、好みの食感に調整してごはんをおいしく炊くことができるでしょう。
また、「わが家炊き」メニューの無い機種でも、長めの浸水を行う「熟成炊き」メニューを活用すると、ふっくらとおいしく炊き上がりますよ。(食感の微調整は好みに合わせて水加減を調整してください。)
「わが家炊き」「熟成炊き」メニューを搭載!象印のおすすめ炊飯ジャー
圧力IH炊飯ジャー NX-AA10・18

・かまどの炎のゆらぎを再現した炊き方で、ふっくら甘みのあるごはんを炊き上げる「炎舞炊き」
・新米や古米、どんなお米・銘柄も自分好みに!
121通りの炊き方で好みの食感に応える「わが家炊き」メニュー
・料理やその日の気分に合わせて選べる15通りの食感「炊き分けセレクト」
・ごはんのパサつきを抑え、40時間までおいしく保温できる「極め保温」※
※メニューによって異なります。取扱説明書をご確認ください。
圧力IH炊飯ジャーNW-WB10・18

・大火力で炊き続け、ごはんの甘みを引き出す「豪熱大火力」シリーズのトップモデル
・蓄熱性・発熱効率・熱伝導に優れた「鉄(くろがね仕込み)豪炎かまど釜」
・新米や古米、どんなお米・銘柄も自分好みに!
81通りの炊き方で好みの食感に応える「わが家炊き」メニュー
・毎回洗うのは「内釜」と「内ぶた」のたったの2点
(その他お手入れに関しては、取扱説明書をご確認ください)
圧力IH炊飯ジャーNP-RU05

・1〜2人暮らしにおすすめの小容量サイズ
・時間をかけて水に浸し、芯までじっくり吸水させる「熟成炊き(白米・玄米)」メニュー
(「わが家炊き」メニューは非搭載)
・ごはんの食感を炊き分ける3通りの「炊き分け圧力」
・30時間おいしく保温できる「うるつや保温※」
※メニューによって異なります。取扱説明書をご確認ください。
まとめ
「新米に対して古米は味が劣る」「食感やニオイが気になる」などと、古米や輸入米に対してネガティブなイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、炊き方次第でふっくらおいしいごはんを楽しむことができます。また、炊飯ジャーに搭載されているメニューで好みの食感に炊き上げるのもおすすめです。象印の「わが家炊き」メニューであれば、どんなお米でも自分好みの食感に調整していけるので、炊飯ジャーの買い替えを考えている方はぜひご検討ください。
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この記事を書いた人

ZOJIRUSHI編集部
「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部