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お米(ごはん)の炊き方【初心者におすすめ】

2024.12.17

「自己流でごはんを炊いているけど、これが正解なのかわからない……」と疑問を感じている方もいるのではないでしょうか?いつもの炊飯準備に少しのこだわりを加えるだけで、同じお米でもよりおいしく炊くことができます。今回は象印がおすすめするごはんの炊き方についてご紹介します。

はじめてでも簡単にできる!ごはん(お米)の炊き方

お米の量を正しく計って、やさしく洗う。これが炊きあがったごはんのおいしさの決め手になります。まずは計量から洗米までの、準備について説明します。

きっちりと計量する

まずは計量カップにお米を山盛りに入れ、さっとすりきります。すりきり棒を使うと、1合分のお米を正確に計ることができます。

手早くやさしく洗う

洗米には3つの工程があります。ポイントは下記の1~3を10分以内で手早く行うこと。なお、すすぎの1回目の水は、お米が水を吸収しやすいので、浄水器の水やミネラルウォーターを使うのがおすすめです。また、お湯(35℃以上)は、お米の温度が上昇してアミラーゼという酵素が働き、お米のでんぷんが糖に分解されてしまいます。糖は水に溶けやすく、洗い水と一緒に流れてしまい、甘みの少ないごはんになってしまいますので使用しないことをおすすめします。※

ボウルを使うと、多くの水を一気に入れることができるので、手早く洗うのにとても便利です。

※大坪研一監修 高橋素子著「Q&A ご飯とお米の全疑問、講談社、2004、P98」

1. すすぎ

①ボウルにためたたっぷりの水をお米が入った内釜に入れます。

②お米が十分に水に浸かった状態で全体を大きく2~3回、手早くかき混ぜます。

③水を捨てます。

①~③を2回くり返しましょう。

最初の水は吸水されやすいのでかき混ぜ終えたら素早く捨ててください。ゆっくりしているとお米にぬかのニオイがついてしまい、炊きあがった時のごはんの香りが悪くなってしまいます。また、混ぜる時は手のひらでギュッギュッと押しつけず、お米がつぶれないように指をたててかき混ぜましょう。

2. 洗米

①水を捨て、お米だけの状態でかき混ぜます。

②手の指を立て、シャカシャカと30回(約15秒)かき混ぜます。内釜の内側にそって混ぜるのがコツです。

③その後、ボウルにためた水をたっぷり入れてください。

④2、3回大きくかき混ぜて、サッと水を捨ててください。

③~④を2回くり返しましょう。

 

①~④をくり返す回数は、次の通り、炊飯量によって変えてください。

くり返しの目安

4合未満は2回、4合以上8合未満なら3回、8合以上は4回です。

3. 仕上げのすすぎ

仕上げに「1.すすぎ」と同じ手順を2回くり返して完了です。

お米を炊くときに使う水は?

炊飯時の水は、おいしさのカギを握ると言っていいほど大切です。水道水でも問題はないのですが、おいしさにこだわりたいという方は、ぜひ浄水器の水やミネラルウォーターを使ってみてください。

水量もきっちりする

内釜を平らな場所に置き、左右の水位線を確認しながら水をそそぎます。水を入れ終わったら内釜を両手で揺らして、お米が水平になるように調整しましょう。

炊飯器のセット時に内釜のまわりの水分を拭き取る

内釜の外側に付いた水分を拭き取り、炊飯器にセットします。表面が濡れた状態で炊飯器にセットすると、センサーの働きを妨げてしまうことがあるので、しっかり水分を拭き取ってください。これで全ての準備が終わりました。あとは炊飯器のふたを閉めて炊飯ボタンを押して炊きあがるのを待つだけです。

 

★お米の洗い方を動画で確認したい方はこちらをチェック

まとめ

お米は、洗米の仕方・使う水・水量など、炊飯器で炊くまでの準備によって大きく変わります。「今まではそんなにこだわっていなかった」という方は、ぜひ今回ご紹介した方法にチャレンジしてみてください。

この記事を書いた人

ZOJIRUSHI編集部

「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部

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