ごはん+

赤飯の意味や食べるシーンは?お祝い事で赤飯を食べるのはなぜ?

2025.06.12

お祝い事で食べるイメージがある赤飯。なぜお祝い事といえば赤飯なのか?気になっている方もいるのではないでしょうか?この記事では、赤飯の意味や食べるシーンについてご紹介します。赤飯をおいしく作れる象印のおすすめ調理家電も紹介するので、ぜひご確認ください。

赤飯の意味は?お祝い事で食べるのはなぜ?

赤飯とは?

赤飯とは、もち米にあずきやささげなどを加えて蒸し上げた、日本の伝統的な祝い料理です。あずきの煮汁によってごはんがほんのり赤く染まり、この色合いから「赤飯」と呼ばれるようになったとされています。

 

現在の赤飯はもち米とあずきを使うものが主流ですが、もともとは縄文時代に中国から伝わった「赤米」が使用されていたとされます。この赤米文化が神事や儀式と結びつき、やがて赤いごはん=神聖な食べ物という認識が広まりました。

赤飯の意味とお祝い事で食べる理由

日本では古くから「赤い色には邪気を祓う力がある」と信じられてきました。そのため、神社の祭礼や節句などの神聖な行事では、赤色の食べ物が用いられ、赤飯も神様へのお供え物として扱われてきました。

 

また、江戸時代以降は、赤米の代わりに手に入りやすいあずきを使い、ごはんを赤く染める赤飯が一般化しました。

 

こうした背景から、赤飯は「災いを祓い、幸運を呼び込む」料理とされています。また、不運な出来事のあとに「厄を払って前向きに進む」という願いを込めて食べられることもあります。

 

出典: 赤飯文化啓発協会「お赤飯はしあわせご飯」 

 

赤飯はいつ食べる?現代での位置づけは?

赤飯を食べるシーン

赤飯は、日本の伝統的な祝い料理として、人生の節目や特別な行事の際に振る舞われます。

 

代表的な例として、妊娠5か月目の安産祈願である「帯祝い」や「出産祝い」、赤ちゃんの成長を願う「お食い初め」「初節句」「七五三」などがあります。

 

さらに、「入学」「卒業」「成人式」「結婚」「還暦や米寿などの長寿祝い」など、年齢に応じた人生の大切な節目でも赤飯が出されます。

 

また、赤飯は個人の祝いごとだけでなく、新嘗祭(にいなめさい)や上棟式といった神事や収穫祭でも用いられ、神様への感謝や供え物としても古くから重要な役割を果たしてきました。

 

災いや不幸のあとに「気持ちを切り替える」意味を込めて赤飯を食べる「縁起直し」の風習も残っており、単なる祝い食にとどまらない食文化となっています。

 

出典: 赤飯文化啓発協会「お赤飯はしあわせご飯」 

 

赤飯の現代の位置づけ

かつてほど頻繁に赤飯を家庭で炊く機会は減りましたが、「縁起の良い料理」として現代でも日本の食文化に色濃く残っています。

 

また、もち米にあずきを加える赤飯は、ビタミンB群や食物繊維を含み、栄養価の高い健康食として再評価されている面もあります。近年は、スーパーやコンビニでもパック赤飯や赤飯のおにぎりを気軽に購入できるほか、炊飯ジャーで簡単に赤飯を炊ける時代になりました。

 

炊飯ジャーのタイプによっては、赤飯をおいしく炊くことができるレシピを公開しているモデルもあり、自宅でも手軽にふっくらとした本格赤飯を楽しめます。次の項目では、そのような赤飯がおいしく炊ける炊飯ジャーについて詳しくご紹介します。

炊飯ジャーでおいしく簡単に赤飯を炊いてみよう!

象印の炊飯ジャーの作り方を例に、炊飯ジャーで赤飯を炊く方法をご紹介します。

 

例)象印 圧力IH炊飯ジャー NW-WBのレシピ

【材料(4~5人分)】

・もち米:3カップ

・あずき:50g

・ごま塩:適宜

 

【事前準備】

あずきをゆで、煮汁と分けて常温に冷ましたものを準備します。

ゆでないで炊くと、あずきの量が増え、圧力調整装置および安全弁が目詰まりするなど、やけどの恐れがあります。

 

【作り方】

  1. 米を洗い、ざるにあげて約30分水切りする
  2. あずきを洗ってなべに入れ、400mLの水を入れ、火にかけて約2分間沸とうさせ、ゆでこぼす
  3. 600mLの水を入れ、豆の腹が割れずに指で押すとつぶれる程度まで約20分ゆでる
  4. あずきと煮汁を分ける
  5. 1をなべに入れ、4の煮汁を加えて[おこわ]の水位目盛3まで水をたす
  6. なべの底からよく混ぜ、4のあずきを米の上に平らにのせる ※のせた具は米と混ぜないでください。また米や具の量が多いとうまくできません
  7. [お米選択]キーを押して、[白米]を選ぶ
  8. [メニュー選択]キーを押して、[すしめし]を選ぶ
  9. [炊飯/再加熱]キーを押す
  10. 炊き上がったら、混ぜてほぐす
  11. 器に盛り、お好みでごま塩をふりかける

 

もち米に白米または無洗米を混ぜて炊く場合は、水加減を水位目盛より少し多めにしましょう。

 

炊飯ジャーでのおいしい赤飯の炊き方をご紹介しましたが、オーブンレンジのボウル調理で、短い時間で簡単に赤飯を作れるタイプもあります。今回は、赤飯を作るのにおすすめな象印の炊飯ジャーとオーブンレンジをご紹介します。

象印の炊飯ジャー・オーブンレンジで赤飯を作ろう!

圧力IH炊飯ジャー「NW-WB10・18」

・大火力で炊き続け、ごはんの甘みを引き出す「豪熱大火力」シリーズのトップモデル

・新米や古米、どんなお米・銘柄も自分好みに!81通りの炊き方で好みの食感に応える「わが家炊き」メニュー

・「食洗機対応の内ぶた」でお手入れがさらに便利に

・炊き込みごはんの後など、ニオイが気になる時に便利な「クリーニング」機能

 

商品情報はこちら

IH炊飯ジャー「NW-QA10・18」

・大火力で炊き続け、ごはんの甘みを引き出す「豪熱大火力」

・好みに合わせて炊き方が選べる「白米炊き分け3コース」

・毎回洗うのは「内釜」と「内ぶた」のたった2点

(その他お手入れに関しては、取扱説明書をご確認ください)

・炊き込みごはんの後など、ニオイが気になる時に便利な「クリーニング」機能

 

商品情報はこちら

オーブンレンジ EVERINO「ES-GX26」

毎日簡単に使いこなせるファミリー向けの26Lのオーブンレンジ。 独自の温度コントロール技術によって、時短でおいしく調理できます。

 

・「レンジ→グリル」機能を自動で切り換え、時短で本格調理ができる「芯までレジグリ」

・食材を庫内で浮かせて調理することで加熱ムラを抑える「全方位あたため うきレジ」

・「うきレジ」で白ご飯も赤飯もおいしく。(赤飯のレシピはこちら

・買ってきた揚げ物も揚げたてのようにサクッとおいしく!「揚げ物サクレジ」

 

商品情報はこちら

まとめ

赤飯は、もち米とあずきを使った日本の伝統的な祝い料理で、「赤い色には邪気を祓う力がある」と信じられてきたことから、古くより神事や人生の節目に食べられてきました。

 

現代では食べる機会は減少したものの、栄養価が高く、健康食としても注目されています。スーパーやコンビニで気軽に購入できるほか、炊飯ジャーでも簡単に赤飯を炊くことができます。

 

炊き立てのおいしい赤飯を食べたい!という方は、ぜひ今回ご紹介した「赤飯の炊き方」を試してみてください。

この記事で紹介された
アイテムの購入はこちら

この記事を書いた人

ZOJIRUSHI編集部

「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部

  • X
  • Facebook
  • はてなブックマーク
  • RSS
  • リンクコピー