何百年と築いてきた技術を、
惜しみなく注いだ逸品。
17世紀中頃から続く伝統工芸の技術。「南部鉄器 極め羽釜」には、
それが細部まで息づいています。砂の鋳型は、釜一つに対して一点もの。
1000℃の溶解鉄を職人自ら流しこみ、丹念に釜の原型を作ります。
熟練の目が、わずかな気泡も見逃しません。
一つずつ精巧に削り出し、計算された羽釜の形が生まれるのです。
ひとつずつ職人が丹精こめてつくります。
鋳型作り
鉄を流し込む型を砂で作る。
鋳込み
砂型に溶解鉄を流し込む。
型開け
砂型を削り、釜の原型を取り出す。
バリ取り
型から外した部分のバリを削る。
切削
一品ずつ精密に切削加工する。
完成
800℃の高温で不純物を取り除く。
職人の熱意が、おいしさの秘密でした。
一般的な鉄鋳物は、気泡が発生します。でも「南部鉄器 極め羽釜」には、わずかな気泡もありません。それは完成品(約1.8kg)の数倍の鉄を使用して、大きな釜の原型をつくり、羽釜の形まで削っていくからです。手間も時間も余分にかかります。だからこそ、鉄と相性の良い※1IHの熱がしっかりと伝わるのです。
(防錆加工をしているので、鉄分補給はできません)
※1 NW-AT型(南部鉄器)の発熱効率約82.7%(電波法に定める電磁調理器の高周波出力測定方法にて測定)
南部鉄器ならではの、香り高いおこげが味わえる。
「鉄器おこげ&湯の子」メニュー
「鉄器おこげ&湯の子」メニュー
蓄熱性の高い南部鉄器だから、釜の底はパリッと、中はふっくらと香る、絶品のおこげごはんが炊けます。このおこげを内釜に残し、水を入れて炊くと、湯の子(おこげのおかゆ)が味わえます。