LIFE

2020.01.30

日本茶のススメ[後編/茶葉の種類と適温を知ろう]

日本茶には、さまざまな種類があるのをご存知ですか? 代表的な日本茶の種類と、おいしく淹れられるお湯の温度をご紹介します。

用意するもの

・煎茶(茶葉2〜3g)
 ※スケールをお持ちでない場合、小さじすりきり1杯で約2gです。
・お湯
・急須
・茶碗

 

1. 煎茶は60〜80℃

全製茶生産量の約8割と、最も一般的に親しまれている緑茶。
名の由来は煎じたお茶でしたが、実際の製法は生葉を蒸して揉み、乾燥させます。
鮮やかな緑色で甘みと渋味があり、淹れ方や産地によって多様な味わいを楽しめるのも魅力です。
沸騰したお湯を一度別の器に移し、ひと呼吸置くと大体80℃になります。

nihon_sencha.jpg2. 玉露は60℃

日本茶の最高級品である玉露。製法は煎茶と変わりませんが、新芽が伸びる時期に
茶の木をすだれなどで覆い、日光を遮断して栽培することで独特の甘みと旨味が生まれます。
お湯を沸かし、ふつふつと泡が出はじめる頃が60℃です。沸騰したお湯に同量の水を混ぜても60℃になります。

nihon_gyokuro.jpg

3. 番茶は95℃

番茶は、煎茶にする茶葉を摘み終えたあとの、固くなった茶葉(二番茶)を原料として作られます。
さっぱりとした味が特徴で、熱いお湯でさっと淹れるのがコツです。
お湯の表面が激しく泡立ち、大小の泡がポコポコと浮き上がってくるのが大体95℃です。
※ほうじ茶のことを番茶と呼ぶ地方もありますが、ここでは二番茶を意味する番茶を指します。

nihon_bancha.jpg4. ほうじ茶は95℃

番茶やクキ茶を高温で炒って作られ、茶色に変化した茶葉と独特の香ばしさが特徴です。
苦味・渋味があまりなく、カフェインも少ないので子どもやお年寄りにも向いています。
お湯の表面が激しく泡立ち、大小の泡がポコポコと浮き上がってくるのが大体95℃です。

nihon_houjicha.jpg5. 玄米茶は95℃

強火で炒った玄米を緑茶にブレンドした、日本茶のフレーバーティーです。
玄米独自の香ばしさを損なわないように、熱々のお湯で素早く淹れましょう。
ビタミンB1が豊富に含まれる玄米が入っていることで、リラックス効果も期待できます。

nihon_genmaicha.jpg湯温は温度計で計るのが最も正確ですが、お持ちでないときの参考までに目安をご紹介しました。
ぜひ、適温で淹れたお茶の味わいをお試しください。

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