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水筒内面のフッ素加工って何??特性と使用するうえで気をつけるポイントをご紹介!

水筒内面のコーティングなどに使われるフッ素加工について、「聞いたことはあるけど、詳しいことは知らない」という方もいるのではないでしょうか。今回はフッ素加工の特性と使用するうえで、気をつけるポイントをご紹介します。
フッ素加工とは?どんな製品に使われている?
フッ素加工とは、フッ素樹脂というプラスチックを原料とする素材で金属の表面をコーティングすることを指します。フッ素樹脂には以下のような特性があります。
・熱に強い
・酸に強い
・水や油をよくはじく
・摩擦が少なく、すべりやすい
このような特性から、汚れがつきにくく落ちやすいフッ素加工は、水筒の内面やフライパンなど多くの製品で使われております。調理器具の他にも、「自動車のボディやイスの汚れ付着防止・タッチパネルの指紋付着防止・衣類や靴の防水スプレー」など、さまざまなシーンでフッ素加工が使われています。
フッ素加工の水筒を利用するメリットは?

汚れやにおいの吸着を防ぐ
フッ素樹脂は水をはじく性質があります。そのため、水筒の内面にフッ素加工をすることで、水アカ・茶しぶなどの汚れやにおいが吸着するのを防いでくれます。
付着した汚れを落としやすい
フッ素樹脂は摩擦が少なくよくすべるため、水ですすぐだけでも簡単に汚れを落とすことができます。
サビに強い
フッ素樹脂は酸に強い成分です。そのため、スポーツドリンクなどの酸性の飲み物の影響を受けにくく、浸食したり金属がサビたりするのを防ぐことができます。
耐熱性がある
フッ素樹脂は熱に強いため、温かい飲み物を入れても、コーティングが溶けてしまったり剥がれてしまったりすることがありません。
フッ素加工の水筒を使用するうえで気をつけるポイント
例えば象印の水筒のフッ素加工は、食品衛生法の範囲内で使用されています。そのため、衛生上の支障はなく、万が一成分を飲み込んでしまっても害はありません。
ただし、フッ素加工がはがれた状態で使用すると、汚れがつきやすくなったり、腐食しやすくなったりするのでそのまま使用するのはおすすめできません。できるだけフッ素加工が剥がれないように、以下のような使い方はしないように注意してください。
<使い方NG例>
・シンナー、ベンジン、みがき粉、クレンザー、塩素系漂白剤などで洗う
・メラミンスポンジ、金属たわし、研磨剤入りたわしなどで内面をこする
・強い力でごしごしと内面をこすって洗う
・水や洗剤に長時間つけ置きする
・使用後にお手入れをせずに放置する
お手入れがしやすい象印のおすすめ水筒3選!
ステンレスマグSM-WS36・48

(画像は360mLサイズです)
・せんとパッキンがひとつになった「シームレスせん」でお手入れ簡単
・片手でサッと飲める「ワンタッチオープンタイプ」
・サビに強い「ラクリアコート⁺(プラス)」(※1)がスポーツドリンクの塩分をしっかりブロック!運動時やアウトドアイベントにぴったり!
ステンレスマグSM-RS50・65

(画像は500mLサイズです)
・PC片手にオフィス内の移動や犬の散歩など、ちょっとした外出にも便利なハンドルタイプ
・食洗機対応でお手入れラクラク
・サビに強い「ラクリアコート⁺(プラス)」(※1)だからスポーツドリンクに含まれる塩分をしっかりブロック!
【子どもの水筒におすすめ!】
ステンレスクールボトルSD-HB10・15

(画像は1.0Lサイズです)
・カバーがないから丸ごと洗える!プロテクトアーマーがボトルをしっかりガード※
※擦れにより傷はつきます
・せんとパッキンを一体化した「シームレスせん」搭載だから、さらに洗う手間が省けます
・サビに強い「ラクリアコート⁺(プラス)」(※1)だから、スポーツドリンクに含まれる塩分をしっかりブロック!
※1従来の「内面フッ素コート」は「ラクリアコート」に機能名称を変更しました。スポーツドリンクOKの「ラクリアコート⁺(プラス)」の防サビ性能は従来の「内面フッ素コート(2倍)」と同等です。ラクリアコートに使用しているフッ素樹脂塗膜は、食品衛生法の規格・基準に適合する材料を選定して使用しており、食品衛生法による試験※に合格しています。
(※食品衛生法・食品添加物等の規格基準 昭和34年厚生省告示第370号個別規格に規定された以外の合成樹脂製の器具又は容器包装昭和57年厚生省告示第20号に適合)
まとめ
フッ素加工は、水筒のお手入れをしやすくしてくれる優れた素材です。「体に悪いのでは?」と感じている方もいるかもしれませんが、水筒のフッ素樹脂は食品衛生法の範囲内で使用されているので、安心して使用できます。興味をお持ちの方はぜひ購入を検討してみてください。
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この記事を書いた人

ZOJIRUSHI編集部
「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部