焼き芋を家でおいしく作るには？さつまいも選びのポイントと調理方法をご紹介

甘くておいしいさつまいもには、以下のような特徴があります。

• 皮の色が濃くツヤとハリがある

• 真ん中が太く、端になるほど細いラグビーボールのような形

• ずっしりと重たい

• 表面のくぼみが浅い

• 表面に茶色・黒の斑点がある

• ひげ根が少ない

上記の特徴に加え、焼き芋にする場合は火が通りやすく食べやすい50〜200g程度の小ぶりなものがおすすめです。

さつまいもを選ぶときにもうひとつ注意してほしいのは品種選びです。品種によって味だけでなく、食感にも特徴があるため、以下を参考に好みの食感を選んでみてください。

【ほくほくの食感が楽しめるのは？】

• なると金時

• 紅さつま

• 里むすめ

【ねっとり食感が楽しめるのは？】

• 紅はるか

• シルクスイート

• 安納芋

上品な甘みが好みの方は、なると金時や紅さつま、シルクスイートがおすすめです。濃厚な甘みを感じたいという方は、里むすめや安納芋、紅はるかを選んでみてください。

さつまいもの食感と甘みを引き出すのに重要なのが、「糊化（こか）・糖化・濃縮」の3つのポイントです。

• 糊化

糊化とは、さつまいもに含まれるでんぷんを加熱してのり状にすることをいいます。約75℃以上になると糊化が進行し、ほくほく・ねっとりとした食感を引き出すことができます。

• 糖化

糊化したでんぷんを、β-アミラーゼという酵素の働きで麦芽糖という糖に変化させます。β-アミラーゼは約30～70℃で活性化しますが、高温になりすぎると働きが弱まるため、加熱のしすぎに注意が必要です。糖化が上手に進むと、甘みの強い焼き芋になります。

• 濃縮

さつまいもの水分を適度に飛ばし、麦芽糖を濃縮させます。高温で加熱すると、糖化が進行する前に水分が抜けてしまうため、アルミホイルで包み、ゆっくりと時間をかけて加熱することが大切です。

これら3つのポイントを上手に進めれば、お店のような甘みと食感の焼き芋を作ることができます。

自宅にある調理家電でも、「糊化（こか）・糖化・濃縮」の3つのポイントを押さえながら、おいしい焼き芋を作ることができます。オーブントースターやオーブンレンジは製品によっておすすめの作り方が変わってくるので、フライパンでおいしく作る方法をご紹介します。

1. さつまいもをアルミホイルで包む
2. アルミホイルで包んださつまいもをフライパンに入れる
3. フライパンに水を注ぐ（底から約1cm）
4. 中火で加熱し、沸騰したらふたをして弱火で約50分蒸し焼きにする
5. 串やつまようじがスッと刺されば完成

この方法でおいしい焼き芋を作ることができますが、あくまで目安のため、さつまいもの種類やサイズによってはムラが出ることがあります。よりおいしく作るためにも、なるべく小まめにさつまいもの状態を確認し、最終的な焼き上がりのタイミングは自分で調整するようにしましょう。また、フライパンの水が蒸発してなくなりそうになったら、その都度水を注ぎ足してください。

オーブントースターやオーブンレンジには焼き芋に適したメニューを搭載した製品もあるので自分で微調整するのが難しいという方は、そのような製品を選ぶと便利でしょう。

• 調理メニューが広がる「30分ロングタイマー」つき。調理時間が長い焼きいもにも対応しています
• メニューに合わせて調節できる「80℃～高温250℃ 温度調節」つき
• 扉がはずせるので、気になる汚れも簡単におそうじできます

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▲ES-GW26（26L EVERINO）

▲ES-KA18（18L EVERINO）

▲EU-FA23（23L スタンダードモデル）

• 毎日簡単に使いこなせるオーブンレンジ
• オーブン機能を使えば焼き芋をほったらかしで焼けます（約45～50分）
• 赤外線センサーつきだから、食材の温度を正確に検知して上手にあたためられます

今回ご紹介した内容を参考にすれば、お店のような甘さと食感の焼き芋に仕上げることができます。少し時間がかかりますが、ぜひ試してみてください。また、時間がない……上手に調整できる自信がないという方は、焼き芋に適したメニューがついたオーブントースターやオーブンレンジの利用を検討してみてください。