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オーブンレンジに適した置き場所とは?ポイントと注意点をご紹介

オーブンレンジは、調理の幅が広がる便利な家電ですが、置き場所を誤ると使いにくくなったり、故障の原因になったりすることがあります。この記事では、オーブンレンジ選びのポイントと適した置き場所についてご紹介します。
レンジ選びのポイントは?

レンジのタイプ(単機能やオーブンタイプ)
レンジには、「温め専用の単機能レンジ」「オーブンやグリル機能を搭載したオーブンレンジ」などの種類があります。どちらを選ぶかで、必要なスペースや排熱の量が異なります。機能が多いほど、サイズも大きくなる為、まずはどちらを選ぶかチェックしましょう。
容量やサイズ
レンジの容量は、1人暮らしなら20L前後、ファミリー向けなら25L以上のモデルが目安です。必要な容量を決めてから、そのサイズに適した設置スペースを決めるとよいでしょう。扉の開閉方向(横開きか下開きか)もポイントです。
置き場所(設置スペース)
オーブンレンジは、周囲に放熱スペースが必要です。特に背面・側面・上面に一定の空間を空けることが推奨されています。購入前に、設置予定場所の寸法と、レンジ本体のサイズを必ず確認しましょう。
お手入れのしやすさ
フラットテーブルタイプや汚れが落ちやすい素材のレンジを選ぶと、日々のお手入れが簡単になります。レンジは庫内が汚れやすい製品なので、お手入れのしやすさにもこだわるのがおすすめです。
レンジの置き場所を決める際のポイントは?

オーブンレンジは日々の調理に欠かせない家電です。設置場所をしっかり考えておくことで、使いやすさはもちろん、安全性やメンテナンス性も大きく変わります。ここでは、レンジの置き場所を決めるときに押さえておきたい重要なポイントをご紹介します。
調理時に使いやすい場所を選ぶ
レンジは調理中によく使う家電なので、キッチンの動線を意識して「取り出しやすい」「移動しやすい」位置に置くのが理想です。シンク・コンロ・冷蔵庫から遠すぎない位置に設置すると、料理中の移動がスムーズになります。また、作業台と高さを合わせておくと取り出しやすく、熱いお皿の出し入れもしやすくなるでしょう。
上面や壁との間に一定の距離を確保する
オーブンレンジは使用中に本体が高温になります。特に背面・側面・上面には放熱スペースを取る必要があります。製品ごとに「背面○○cm、側面○○cm、上面○○cm以上開けてください。」などと明記されているので、必ず取扱説明書で確認してから設置場所を決めるようにしましょう。
置こうとしている場所の奥行きが足りるか
オーブンレンジは一般的な電子レンジよりもサイズが大きく、奥行きが40〜50cm前後あるものもあります。設置予定の棚やカウンターの奥行きが足りないと、安定しなかったり、動線を邪魔してしまったりする可能性があります。オーブンレンジを購入する前に、しっかり奥行きを測っておきましょう。
オーブンレンジの重さに耐えられる場所に置く
オーブンレンジは、種類によっては10kgを超える重量になります。置く台やラックは、耐荷重を必ず確認し、ぐらつきのない安定した場所を選びましょう。キャスターつきのワゴンに置く場合も、ロック機能があるかをチェックすることが大切です。
アース線が届く位置に設置する
雷などが落ちた際、アース線が接続されていれば電気が地面に流れていくため、感電や故障のリスクが大幅に減ります。オーブンレンジの設置場所を決める際には、コンセントの位置とアース線が届くかを確認しておきましょう。アース線の役割や取りつけ方については、以下の記事をご確認ください。
オーブンレンジの間違った置き方とは?

オーブンレンジは間違った場所に置いてしまうと、火災や故障のリスクが高まり非常に危険です。ここでは、やってはいけない「オーブンレンジのNGな置き方」をご紹介します。
水回りに設置する
シンクのすぐ近くや水はねが起きやすい場所にレンジを置くのはNGです。水分が製品内部に入ると感電や故障の原因になるだけでなく、金属部分のサビや腐食にもつながります。水が飛びにくい場所に設置しましょう。
吸気口・排気口を塞いでしまう
オーブンレンジは調理中に高温になるため、吸気・排気を行うための吸気口や排気口があります。吸気口・排気口を棚や壁でふさいでしまうと、熱がこもって故障や発火の原因になる恐れがあります。取扱説明書に記載された「必要な放熱スペース」を必ず確保しましょう。
火口と近い
ガスコンロやIHクッキングヒーターの近くにオーブンレンジを置くのもNGです。調理中の熱や油はねでレンジ本体が劣化したり、故障してしまったりする可能性があります。火口との間には十分な距離を取りましょう。
燃えやすいものや熱に弱いものの近くに置く
畳、じゅうたん、テーブルクロスの上、カーテンなどの可燃物の近くに置くと、加熱中の熱によって発火する危険性があります。特にオーブン機能を使ったあとや長時間の加熱後は、本体が非常に熱くなります。周囲には燃えやすいものや熱に弱いものは置かないようにしましょう。
子どもの手の届く場所に置く
レンジの扉やボタンに子どもが触れると、やけどや誤作動の原因になります。特にオーブン使用後は庫内が高温になっており、開けた瞬間に危険が及ぶことも。子どもの手が届かない高めの位置に設置するか、チャイルドロック機能つきの機種を選びましょう。
キッチンにスペースが少なく、選び方に迷った際には、コンパクトなタイプがおすすめです。最近では、多機能で利便性が高いコンパクトなオーブンレンジがさまざまなメーカーから販売されています。スペースがなくても置き場所が選びやすくなるので、省スペースモデルを選ぶのもひとつの手です。
コンパクト性と充実した機能!EVERINOオーブンレンジES-KA18

1~2人暮らしにおすすめのコンパクトなオーブンレンジ。
赤外線センサーつきだから、食材の温度を正確に検知して上手にあたためられます。
・レンジ加熱とグリル加熱を自動で切り換えて、塩さばや鶏のから揚げなど、時短調理ができる「レジグリ」
・買ってきた揚げ物もサクッとおいしく!「サクレジ」
・裏返し不要!食パンが一度に両面焼ける「パンレジ」
【設置寸法】:背面0cm※、左右各6cm、上面10cm 以上開けてください。
※熱に弱い家具やコンセントのある壁面に排気口が向き合うと、熱で変形する原因になります。熱に弱い壁材・家具などが排気口の近くにあり、汚れや変色が気になる場合は壁や家具から離してください。
後方がガラスの場合、温度差で割れる原因になるため、20cm以上離してください。(離しても温度差によって割れることがあります)
まとめ
オーブンレンジは正しい場所に設置してこそ、安全かつ快適に使用できます。オーブンレンジの選び方や設置場所にお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。
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この記事を書いた人

ZOJIRUSHI編集部
「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部