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チョコレートの上手な溶かし方は?湯せんのお湯を適温にする方法も紹介
お菓子づくりで欠かせないチョコレートの溶かし作業。しかし、「なかなかなめらかに溶けない」「ボソボソになってしまう」など、失敗してしまうことも多い工程です。ここでは、チョコレートが上手く溶けない主な原因と、その対処法についてご紹介します。
チョコレートが上手く溶けない原因は?
温度管理が不十分
チョコレートを湯せんで溶かすときは、お湯の温度を50〜55℃程度に保つことがポイントです。この温度を超えると、チョコレートの中の油分が分離し、ダマができたり、ザラついた食感になってしまったりすることがあります。また、温度が低すぎるとチョコレートがなかなか溶けず、ムラができてしまうことも。チョコレートを上手に溶かすには、お湯の温度を適切に管理することが重要です。
チョコレートに水分が混じる
チョコレートは非常にデリケートな食材で、わずかな水分でも分離してしまう性質があります。湯せん中に水滴がボウルに入ったり、調理器具に水がついたまま混ぜたりすると、チョコレートが上手に溶けない原因になります。湯せんを行う際は、水ハネのない場所で作業すること、そしてボウルやスプーンの水分をしっかり拭き取っておくことが大切です。
攪拌が不十分
チョコレートを溶かすときは、混ぜ方のタイミングと力加減も重要です。攪拌が不十分だとチョコレート内に温度差ができ、完全に溶けていない部分が残ってしまいます。逆に、混ぜすぎて空気が入りすぎると、仕上がりがボソボソになってしまうこともあります。このような失敗を防ぐポイントは、チョコレートが少し溶け始めたタイミングでゆっくり混ぜ始めること。ヘラやスプーンでなめらかに混ぜ合わせ、全体が均一な温度になるように意識しましょう。
チョコレートを上手に溶かす2つの方法
チョコレートの溶かし方はさまざまですが、オーブンレンジや湯せんによる方法が一般的です。それぞれのステップをご紹介します。
オーブンレンジで溶かす方法(象印「EVERINO」ES-LA30の場合)
- 耐熱容器にチョコレート50gを割って入れ、牛乳大さじ1を加える。ラップをかけず、庫内中央に置く
- [レンジ/Wレンジ]キーを押して、[レンジ]に合わせる
- [500W][20~30秒]に合わせて[スタート]キーを押し、調理を開始する ※様子を見ながら調理してください
- 調理後、混ぜる
湯せんで溶かす方法
- チョコレートを刻む
- 水を50〜55℃くらいまで温める
- 50〜55℃のお湯を入れた鍋にボウルを重ねる
- 刻んだチョコレートをボウルに入れてヘラでゆっくり混ぜながら溶かす
- 全体がなめらかになったら完成
湯せんは、温度管理が難しく、失敗しやすい方法でもあります。次の項目では、湯せんに適した温度にする方法をご紹介します。
湯せんのお湯の温度を適温にする方法は?
沸とうしたお湯が冷めるまで待つ以外に、水を足して適温にする方法があります。冷蔵庫で冷やした冷水(約5℃)を使用する場合、以下の分量の冷水を足すことで、チョコレートを溶かすのに適した50〜55℃にできます。
(参考)【沸とうしたお湯を50〜55℃にする際の分量】
|
沸とうしたお湯 |
冷水(約5℃の場合) |
温度 |
|
1L |
1L |
53℃ |
|
1L |
0.95L |
54℃ |
|
1L |
0.9L |
55℃ |
沸とうしたお湯と同量くらいの冷水を足すことで、適温のお湯をすぐに用意できます。ただし、それぞれの分量や温度は環境によって変化するため、正確に行うのは簡単ではありません。そのため、温度計を用意して、沸とうしたお湯に少しずつ冷水を足しながら調整するのがおすすめです。
また、自動でお湯が沸いて保温ができる電気ポットを活用すると、すぐにお湯を使うことができて便利です。お湯の使用量や残量がわかる水量計がついたタイプや、70℃保温に設定できるタイプなどもありますので、搭載されている機能に注目してみましょう。
湯せん用のお湯の準備にも!象印のおすすめ電気ポット
電気ポットは、素早くお湯を沸かして保温しておける便利な調理家電です。
今回おすすめするのは、電気とまほうびん構造を組み合わせた保温で消費電力を抑える「VE電気まほうびん」タイプのポットです。高い保温力で消費電力を抑えられる「まほうびん保温」、忙しい朝や料理の下ごしらえに便利な905W「スピード沸とう」、用途に合わせて「98℃・90℃・80℃・70℃・まほうびん」から選べる「5段階保温設定」を搭載。
ワイドウインドウ・赤玉水量計でお湯の残量を見やすくする工夫もあり、お湯を使うさまざまなシーンで便利に利用できます。
VE電気まほうびんCV-GD22・30・40
キッチンになじんで見やすい、大型グレー液晶を採用。
- 湯沸かし時間、消費電力量、蒸気を抑える「沸とうセーブ」※1
- 2時間操作しないと保温ヒーターを自動オフ「省エネモード」
- ゆっくり少量ずつ注げる「ゆっくりカフェドリップ給湯」
VE電気まほうびん CV-TF22・30
大きな文字と、分かりやすい操作パネル。
- 湯沸かし時間、消費電力量、蒸気を抑える「沸とうセーブ」※1
- 2時間操作しないと保温ヒーターを自動オフ「省エネモード」
- ゆっくり少量ずつ注げる「ゆっくりカフェドリップ給湯」
※1 90℃・80℃・70℃保温設定時に選択可能。
まとめ
チョコレートが上手く溶けない原因にはさまざまな種類がありますが、中でも多いのが「不十分なお湯の温度管理」です。今回ご紹介した方法をご参考に、お湯の温度を湯せんに適した50~55℃になるよう調整してみましょう。湯せんでチョコレートを溶かすといつも失敗してしまうという方は、ぜひ試してみてください。
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この記事を書いた人

ZOJIRUSHI編集部
「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部








