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小学生にぴったりの水筒とは?選び方と注意点を解説
子どもが使う水筒を選ぶ際、何を基準にすればいいのでしょうか? 年齢や学校生活の内容、お子さんの特性によって、容量・形状・素材など水筒を選ぶ基準が変わります。
この記事では小学生に合った水筒を選ぶとき、参考にしてもらいたい情報をまとめました。
学年や季節に合わせて選ぼう!小学生に合った水筒の選び方
容量
小学生向けの水筒選びの際、まず基準になるのが容量です。ひとくくりに小学生といっても、必要になる水分量は年齢や体格、活動量によっても異なります。以下のポイントをふまえて検討してください。
500mL~800mL
お子さんの活動量が少ない場合や、学校で水筒以外からも水分補給ができる場合は容量が少なめのものがおすすめです。低学年のうちは、あまり大きな水筒を持つと負担になるので、小さめのサイズが良いでしょう。ただし、低学年でも外でたくさん遊ぶ子などは足りないこともあると思うので、行事や季節によって大きめの水筒と使い分けても良いかもしれません。
800mL~1L以上
活動量が多いお子さまや、スポーツをする場合は800mL~1L以上の水筒がおすすめです。
特に夏場、体育などでたくさん体を動かす日や、クラブ活動がある際はしっかりとした水分補給が必要になってきます。ただ、水筒の容量が増えると重くなってしまうので、子どもの年齢や体格、通学時間などに合わせて無理のないサイズ・素材を選びましょう
飲み口の形状
小学生向け水筒の飲み口のタイプは、大きく3種類のものに分けられます。それぞれの特徴があるので、用途やシーンによって選ぶと良いでしょう。
直飲みタイプ
直飲みタイプは、フタを開けて飲み口に口をつけて直接飲む水筒です。フタを開けてそのまま飲むだけなので、動作が少なく扱いやすいのが特徴。ほかのタイプに比べてシンプルな構造なので、お手入れしやすいところもポイントです。活動量が多く、たくさん水分補給をするお子さまにはぴったりです。
2WAYタイプ
2WAYタイプは、コップで飲むことも直飲みも両方できる水筒です。冷たい飲み物を入れるときは直飲みで、温かい飲み物はコップを使って、と中に入れる飲み物によって使い分けができます。飲み口や注ぎ口の種類もバラエティ豊かです。
コップタイプ
コップタイプは、コップに注いで飲む水筒です。とっ手つきのコップを搭載したモデルは、とっ手の部分を持って開閉できるので、特に力が弱い小さなお子さまにおすすめです。
なお、学校によっては雑菌の繁殖を防ぐために、直飲みタイプは推奨していない場合もあるので、それぞれの学校の方針も確認しておくと良いでしょう。
保温・保冷力
水筒の主な素材には、ステンレス・プラスチック・アルミの3種類がありますが、せっかく水筒に飲み物を入れるなら、夏場には冷たいものは冷たいまま、冬場には温かいものを温かいまま飲みたいですよね。外の気温に左右されず、温度を維持するために、保温・保冷力が高いステンレス真空2重のまほうびんタイプがおすすめです。
耐久性
水筒は毎日持ち歩くものです。特に小学生が登下校で持ち歩くことを考えた場合、耐久性についても考慮して選ばなければなりません。耐久性の高いステンレス製がおすすめで、さらにキズや衝撃に強いカバーつきのものや、布ポーチつきの水筒も候補に入れてもいいかもしれません。
スポーツドリンク対応の有無
お子さまがクラブ活動などで運動をしている場合は、スポーツドリンクに対応しているかどうかも、検討材料のひとつになります。非対応の水筒にスポーツドリンクを入れてしまうと、スポーツドリンクに含まれる塩分によってサビにつながる可能性もあるので注意が必要です。
小学生の水筒選びで注意したい4つのポイント
小学生向けの水筒を選ぶ際に、注意したいポイントが4つあります。
お手入れがしやすいタイプがおすすめ
小学生になると、水筒はほぼ毎日使います。そのため日頃のお手入れのしやすさは大切です。
「広口形状のもの」「洗いやすいもの」など、少しでも保護者の負担を減らせるものを選ぶことをおすすめします。
フタがしっかり閉まるタイプかどうか確認を
水筒は素材や形状によって、フタのタイプも異なります。
小学生でもフタを簡単に開け閉めすることができるか、漏れを防ぐ構造になっているのかも考慮して選びましょう。
カバーなどの付属品の有無も確認
水筒本体以外にもさげひもやカバーがついているかも確認したいポイント。
さげひもがあることで安全に持ち運ぶことができますし、カバーがセットになっていることで落としたときの衝撃をやわらげるメリットがあります。小学生向けの水筒のカバーは、キャラクターデザインなど種類も豊富で、楽しんで選ぶことができるでしょう。
夏・冬用、春秋用など、使い分けも
夏はたっぷりと水分補給が必要なので、大容量で保冷力が高いものを選んだり、冬には温かい飲み物を注いで使えるコップタイプを選ぶなど、季節によって水筒を使い分けることもおすすめです。
小学生の水筒選びでよくある質問
最後に、水筒に関するよくある質問と回答をまとめました!
水筒に入れてはいけない飲み物は何ですか?
ドライアイス・炭酸飲料などは、本体内の圧力が上がり、中せんやせんセットが開かなくなったり、飲み物がふき出たりする恐れがあるので、絶対に入れないでください。
そのほか、みそ汁やスープ、昆布茶などの塩分を含んだものはサビの原因になったり、保温・保冷性能が低下する原因になったりします。また、牛乳・乳飲料・果汁は腐敗しやすく、その腐敗によってガスが発生し、本体内の圧力が上がったり、中せん・コップ・せんセットなどが破損する危険性があります。また、果肉やお茶の葉なども、詰まったり漏れたりするなど故障の原因となるため、水筒にはNGとなっています。
保冷専用に温かい飲み物を入れても良いですか?
水筒自体には温かい飲み物を入れても大丈夫ですが、飲み口の形状が直飲みのものは熱い飲み物が勢いよく口に注がれて危ないため、熱い飲み物は絶対に入れないでください。
ボトルや水筒の本体をぶつけてしまい、その部分がへこみました。このまま使って問題ないですか?
本体がへこむと、本体の内側と外側が接触し、断熱性能が維持できない場合があります。中にお湯を入れ、数分で本体外側が熱くなるときは、まほうびんとしての性能はなく、やけどの恐れがあるため、使用しないでください。
内部にサビのように見えるものは何ですか?
ステンレス性の水筒の内側表面はフッ素コートが施されていることが多く、通常サビは発生しにくいですが、水に含まれる鉄分からサビが発生することがあります。
サビを見つけた場合は食酢を約10%加えたお湯を注ぎ、中せんやせんセットを取りつけずに30分から1時間置いてから、内部をよく洗ってください。
ボトルや水筒を横にすると、水が漏れるのはなぜですか?
洗ったときにパッキンをつけ忘れていたり、パッキンが正しく取りつけられていないと、水漏れの原因になります。パッキンが正しく取りつけられているのを、確認して使用してください。
また、パッキンが汚れていたり、劣化している場合も、水漏れの原因となりますので、1年を目安に新しいパッキンに取り替えください。
最近では“せん”と“パッキン”が一体型になったタイプも登場しているので、水筒のパッキンの取りつけ忘れで困ったことがある方は探してみるといいかもしれません。
小学生におすすめの水筒3選
ステンレスクールボトル SD-HB10・15
(画像は1.0Lサイズです)
・衝撃や擦れに強い樹脂製の「プロテクトアーマー」搭載だから、外して洗う水筒カバー不要!
・「せん」と「パッキン」をひとつにした「シームレスせん」搭載だから毎日のお手入れが簡単
・サビに強い「ラクリアコート⁺(プラス)」(※1)だから、スポーツドリンクに含まれる塩分をしっかりブロック!
ステンレスマグ SM-WH48
・毎日持ち出したくなる”かわいい”が好きな子ども向けステンレスマグ
・片手でラクラク飲みやすい「ワンタッチオープン」タイプ
・「せん」と「パッキン」をひとつにした「シームレスせん」搭載だから毎日のお手入れが簡単
・サビに強い「ラクリアコート⁺(プラス)」(※1)だから、スポーツドリンクに含まれる塩分をしっかりブロック!
ステンレスマグ SM-WM48
・毎日持ち出したくなる”かっこいい”が好きな子ども向けステンレスマグ
・片手でラクラク飲みやすい「ワンタッチオープン」タイプ
・「せん」と「パッキン」をひとつにした「シームレスせん」搭載だから毎日のお手入れが簡単
・サビに強い「ラクリアコート⁺(プラス)」(※1)だから、スポーツドリンクに含まれる塩分をしっかりブロック!
※1従来の「内面フッ素コート」は「ラクリアコート」に機能名称を変更しました。スポーツドリンクOKの「ラクリアコート⁺(プラス)」の防サビ性能は従来の「内面フッ素コート(2倍)」と同等です。ラクリアコートに使用しているフッ素樹脂塗膜は、食品衛生法の規格・基準に適合する材料を選定して使用しており、食品衛生法による試験※に合格しています。
(※食品衛生法・食品添加物等の規格基準 昭和34年厚生省告示第370号個別規格に規定された以外の合成樹脂製の器具又は容器包装昭和57年厚生省告示第20号に適合)
まとめ
小学生に合った水筒について、選ぶ際のポイントと、よくある質問と回答についてご紹介しました。
年齢や活動量を考慮して、容量や素材を選ぶことも大切ですし、毎日使うものだからこそ、耐久性やお手入れのしやすさも重要な点になってきます。小学生向けの水筒について「自分の子どもにぴったりなものはどのタイプか?」「運動量が多い子どもなのでどれを選べばいいか?」と悩んだとき、使用方法やお手入れ方法で疑問に思ったことがあるときは、ぜひ今回の記事で紹介したことを参考にしてくださいね。
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この記事を書いた人
ZOJIRUSHI編集部
「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部