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家庭用精米機のメリット・デメリットを紹介!選び方のポイントは?

自宅でおいしいごはんを食べたいという方におすすめなのが「家庭用精米機」です。家庭用精米機を利用することで、自宅で手軽に精米ができ、いつでも新鮮なお米でごはんを炊くことができます。
また、「田舎が農家で玄米が手に入りやすいけどいちいち精米所に行くのは面倒。」「少し古くなってしまったお米を少しでもおいしく食べられないかな……」などとお悩みの方もいるのではないでしょうか。この記事では家庭用精米機のメリット・デメリットのほか、選び方のポイントについてもご紹介します。
家庭用精米機とは?
お米は、収穫後に籾(もみ)を取り除いた状態の「玄米」として保存されます。この玄米から、ぬかを取り除く工程を「精米」といい、精米されたお米が「白米」になります。
家庭用精米機とは、この精米を自宅で手軽に行える便利な家電です。必要な分だけを都度精米することで、精米したてのお米で炊いたごはんを楽しむことができます。精米したてのお米は、新鮮で香りや甘みが際立ち、ごはんのおいしさを味わうことができます。
家庭用精米機のメリット・デメリット

家庭用精米機は、自宅で手軽に精米ができる便利な家電ですが、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
家庭用精米機のメリット
お米を玄米の状態で保存できる
白米のおいしさを維持できる期間は、冬の場合は約2か月、春秋の場合は約1か月、夏の場合は約2週間です。家庭用精米機があれば、お米を玄米で保存し、食べる分だけ精米することで、より長くおいしく食べられます。
なお、ここでご紹介した保存期間は「おいしさを維持できる期間」の目安です。この期間を過ぎたからといって食べられなくなったり腐ったりする訳ではないので、あくまで目安として考えてみてください。なお、お米の保存方法については以下の記事でも確認してみてください。
精米所に行く必要がなくなる
自宅で手軽に精米できるため、精米所に足を運ぶ手間が省けます。特に、精米所が近くにない場合や忙しい方には便利です。また、精米所は一度に大量の精米をするものが多く、どうしてもお米の鮮度は落ちやすい為、家庭用精米機があれば精米したてのお米で炊いたごはんを楽しむことができます。
古米を精米し直しておいしく食べることができる
家庭用精米機は、古米を精米し直すのにも活用できます。一度精米したお米でも、再度軽く精米できるコースがあるものを使えば、表面の酸化した部分を取り除くことができ、風味や食味を取り戻すことができます。
精米したての新鮮な白米が食べられる
精米したての新鮮なお米は、香りがよく、甘みや食感が際立ちます。炊き立てのごはんをよりおいしく味わいたいという方は、家庭用精米機で食べる分だけを精米するのがおすすめです。
精米度を好みに合わせられる
家庭用精米機の中には、玄米・五分づき・七分づき・白米など、好みに応じた精米度を選ぶことができるタイプもあります。栄養価を重視したい場合は胚芽を残すなど、自分好みの精米が可能です。
家庭用精米機のデメリット
一度に精米できる量に限りがある
家庭用精米機は一度に精米できる量が限られています。特に、家族の人数が多い場合や、一度にたくさんの白米を用意したいときには、何回かに分けて精米する必要があり、手間がかかることもあります。
音が大きい
精米機の種類や精米方式によっては、運転中に大きな音が発生します。集合住宅での使用や、小さなお子様がいるご家庭では静音性を考慮して選ぶのがおすすめです。
お手入れが大変
精米するとぬかが発生するため、使用後には機械の内部やぬか受けを掃除する必要があります。特に、細かい部分にぬかが溜まりやすく、放置すると、夏場は虫が発生したり、ニオイや劣化の原因になることも。こまめなメンテナンスが求められるため、手間をかけたくない場合は、お手入れのしやすさを考慮して選ぶのがおすすめです。
家庭用精米機の選び方

「古米を精米し直せる」「いつでも新鮮でおいしいごはんを食べられる」など、家庭用精米機にはメリットもありますが、容量やお手入れなどの面でデメリットが発生しやすくなります。できるだけデメリットを感じずに使い続けられるように、以下のようなポイントを意識して選んでみてください。
家族の人数に合わせて容量を選ぶ(大容量が使いやすい)
家庭用精米機は、一度に精米できる量が機種によって異なります。1〜2人暮らしならコンパクトなタイプでも十分ですが、家族が多い場合や、一度にまとめて精米したい場合は、大容量タイプを選ぶと便利です。
精米度を細かく調整できるタイプを選ぶ
精米機によっては、「玄米」「三分づき」「五分づき」「七分づき」「白米」など、精米度を選べる機能がついています。健康を意識して栄養価の高い分づき米を食べたい方や、料理に合わせてお米の仕上がりを変えたい方には、精米度を細かく調整できるモデルがおすすめです。
お手入れが簡単なタイプを選ぶ
精米機は使用後に内部にぬかが溜まるため、こまめな掃除が必要です。ぬかが簡単に取り除ける構造のものや、分解して洗いやすい設計のものを選ぶと負担が減ります。特に、ぬかボックスが取り外しやすいタイプや、パーツが少なく掃除しやすいモデルは、長く快適に使えます。
精米方式から選ぶ
家庭用精米機にはさまざまな精米方式があり、代表的なのは以下の3つです。
・かくはん式 精米かごの中にプロペラのようなパーツがあり、これを回転させることでお米との摩擦で表面を削って精米する方式です。熱が発生しにくく、お米が劣化しにくい点がメリットですが、かくはんの音が大きいというデメリットがあります。
・対流式 かくはん式とほとんど同じ仕組みですが、お米の量に合わせて回転力を調整するパーツがついています。音が大きいというデメリットはありますが、かくはん式に比べると、お米が欠けにくいといえます。
・圧力式 お米同士をこすり合わせて、やさしくぬかを取るため、お米に傷がつきにくく、つやと透明感のある仕上がりになります。またかくはん式や対流式に比べて、動作音が比較的小さいのが特長です。 |
自分の好みやライフスタイルに合わせて最適なタイプを選びましょう。
圧力式でつやと透明感のある仕上がり!象印の家庭用精米機

・大容量1合~1升(10合)タイプ
・お米屋さんの本格精米「圧力式」で、お米に傷がつきにくく、つやと透明感のある仕上がりに
・3分づき~上白米まで、好みに合わせて精米度を15段階から選択できる
・ビタミンEとビタミンB1が豊富な胚芽の部分を残して精米できる「胚芽」コースつき
※お米の銘柄、状態によって胚芽の残存率は異なります。
・古い白米もおいしさと鮮度をリフレッシュ「白米フレッシュ」コースを搭載
・部品を分解できて内部の細かな部分もラクラクきれいに!便利な「お手入れ用ブラシ」つき
まとめ
「新鮮でおいしいごはんを炊ける」「好みの精米度を選べる」「古米を精米し直せる」など、様々なメリットがある家庭用精米機ですが、選び方を間違えると「お米が欠けやすい」「お手入れが大変」「容量が足りない」などのデメリットが出てしまうことも。家庭用精米機をお探しの方は、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に用途に合ったモデルを選んでみてください。
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この記事を書いた人

ZOJIRUSHI編集部
「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部