第11回 象印・わが家の自慢料理コンテスト キャッチフレーズ部門入賞作品
第11回「象印・わが家の自慢料理コンテスト キャッチフレーズ部門」は、桃井かおりさん、トークスペシャリスト・大阪芸術大学 放送学科 教授の石川 豊子さんの厳正な審査の結果、最優秀賞(1点)をはじめ、「優秀賞」(2点)、「入賞」(7点)が決定しましたのでご紹介いたします。

1点
賞品:象印圧力IH炊飯ジャー+商品券3万円
残り物 感じさせない 母手品
作者 冨田 様
コメント
リメイク料理の天才だと家の母親は思います。おでんの翌日は”お好み焼き”になっていたり・・・手品のようなんです!
   
桃井かおりさんのコメント
毎日毎日、3食、ご飯をつくるということはどんなに大変なことか、その上、家族の評価も勝ち取らなければならない。
冷蔵庫の中味と相談しながら、賞味期限と戦いながら、見事に工夫されている現実感。 先輩の偉大さを、今思い知る作者の気分がよく解ります。

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2点
賞品:象印電気ケトル+商品券1万円
しあわせは 家族そろって いただきまーす
作者 山根 様
コメント
父は単身赴任、兄は大阪、妹は東京、年に2回しか会えない。 
みんな揃ったときは、良いお座りをして肘を上げて大きな声で「いただきまーす」新しい家族が増えたとしても、続けていきます。行かせます。

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おいしいものは、一人で食べずにみんなで分ける。みんなの笑顔でさらにおいしく。
作者 新井 様
コメント
子供がまだ小さかった頃です。
平日に私と二人だけで食べる昼食やおやつの時には、「おいしいね。お父さんにも食べさせてあげたいね」とか「お父さんも一緒ならもっとおいしかったのにね」などと話しながら食べたものでした。
そのせいか子供が大きくなった今、たった1個のパンでも「これおいしいからみんなで食べようよ」と声をかけてくれたり、「おいしいね。きっとみんなが一緒だからだね。」と言うようになりました。
そんな時の食事はいつもよりさらにおいしく感じられます。

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7点
賞品:象印ステンレスボトル
やっぱりコレ!!母の作った日本食!!
作者 人見 様
コメント
ボクは高校の一年間アメリカに留学していました。
留学中にリーマンショックがおこり、アメリカは百年に一度の不況になり、私のホストファミリーも職を変えることを余儀なくされ、夫婦そろって夜勤になり、必然的に一人で夕食をとっていました。
アメリカには二通りの日本食レストランがあって、ひとつは日本人が出店する高級日本食・もう一つはファーストフード化された日本食レストランでした。
家族から離れ、単身一年留学している中で、ファーストフード化された後者のレストランで食べても思い出すのは慣れ親しんだ味でした。
アメリカで、高カロリーなものを食べ、太って帰国した自分ですが、帰国後たべた家庭の味は格別で、ご飯も何回もお代わりしたりしました。ところが太らないんです。
ただいま・・・おかえり・・この掛け声と家に充満したご飯のにおい。自分たちの帰宅に合わせてなる炊飯器の炊きあがった音・・・。食卓は豪華でなくても、おいしいごはんと、あごだしのお味噌汁、生姜焼き、キャベツの千切り・・・一年間ずっと思い描いていた日本食です。
食することは自分にとっては幸せと家庭の味です。親と離れてみて初めて知った味でした。

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食わず嫌いは人生の損、まずは一口食べてみる。
作者 河村 様
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我が家には4歳と9歳の子供がいるのですが、食べたことのないものや野菜たっぷりのおかず等、見た目で判断して食べたがらないことがあります。
そんな時、私達夫婦が声をかけるのが「食わず嫌いは人生の損、まずは一口食べてみる!」です。
一口食べてみて、どうしても口に合わないなら無理することはない。でも、その一口で本当はものすごく美味しくて、好みの味だと気づいたとしたら・・・?
それは幸せなことだよね。
反対に、もし最初から敬遠して食べなかったとしたら、その美味しさに気づけず、ひとつ人生を損したことになるよね。
そんなのもったいない!だから、まずは食べてみようよ。というのが我が家の食卓です。

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レンジで チン! ジャーで 一緒に 炊いてみて! 我が家の基地(キッチン)はフル回転。見えない楽チン おいしい工夫
作者 佐藤 様
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働くようになって、時間のありがた味を改めて実感。レンジや炊飯ジャー、保温鍋、あらゆる物をフル回転して食事を作ってます。ただの手抜き料理に見えないように!栄養だけじゃなくて、美味しいといってもらえる料理を作れるようにしたいな~と考えてます。

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食べることは生きること 食べ方上手は生き方上手 残さずこぼさず食べましょう。
作者 志賀 様
コメント
我が家には小学生4年の息子がいます。
息子は、親戚が営む養豚場を見学したとき、かわいい子豚が半年足らずで食肉になる現実を目の当たりにしました。
そして、生き物が自分達のために命を失ってくれた分、自分達が残さず食べて、死んでいった生き物達の分まで生きなければいけないのだと感じたようです。
生きるために食べる。だから、食べることは生きること。
そして、全てをエネルギーにするために残さないこと、こぼさないこと。また、上手に食べることは、時間を有効に使うことにもなり、一緒に食べている人を不快な気持ちにさせないという利点もあり、食事が楽しくなると、生き方が楽しくなることも学びました。
しかしながら、やっぱり子どもですから、思うようにはなかなかできません。それでも、息子の心の中にはしっかりと食に対する意識が芽生えています。
沢山食べて、健康で、楽しく、心も体も丈夫に育ってくれる事を祈っています。

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三世代 同じ食卓 同じ味 笑顔で食す 家族の顔
作者 永田 様
コメント
結婚して30年になります。
その間、家族は増えたり、減ったりしながら、現在は3人プラス2人です。
プラス2人は娘と孫です。同じマンションの別の部屋に住んでいますが、いつも5人で食事をするので、孫は5人家族と思っています。 安くて、栄養があって、美味しいものを家族に食べさせたいと考えているのですが、これが中々難しい。
毎日のことなので、料理がマンネリ化しないように、テレビの料理番組を観たり、料理のホームページを参考にしたりと、日々努力を重ねています。
家族5人が、同じ食卓に座り、同じ料理を食べて、元気に笑っている顔が見られるのが、一番の幸せと思っています。
この幸せが、できるだけ長く続くようにと願っています。

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箸使い 尾頭付きで 上手くなる
作者 本田 様
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祖父の「鯛にはタイの形をした骨があるんだ。知っているかい!」という台詞から、発見した「タイのタイ(肩甲骨と鳥口骨)。」「鯛以外の魚にも、このタイのタイが・・・」という疑問がキッカケで、食いしん坊な私が唯一6年も続いている研究は、「食べること」と「アカデミック」の一挙両得なもの。今では、タイのタイのサンプルは90種になろうとしています。この研究のお陰で、魚屋さんで尾頭付きの魚を見ていると、その魚のタイのタイと料理後の姿のイメージが、頭の中で膨らみグルグルと渦を巻き、時々、目・口・鼻・耳から吹き出しとそうになります。
私は魚料理、特に鯵の塩焼きが大好きで、魚の食べ方も自慢できる程となりましたが、温暖化や汚染による海の環境の変化で、魚が食べられなくなってしまうのではと思うと、とても悲しくなり、何故か涙が出てしまいます。

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陸と海 赤白緑 ひとりでも
作者 石井 様
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幼い頃から母や祖母によく聞かされていた言葉です。「食卓には陸でとれたものと海でとれたものを並べなさい。色は赤・白・緑のもの。皆で食べる時も、ひとりで食べる時も、それを守ること」という意味です。ちなみに、今日の私の夕食は、ご飯(陸・白)に塩ジャケ(海)、キャベツとトマトのサラダ(緑・赤)でした。

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  桃井かおりさんプロフィール
桃井かおりさん 東京都生まれ。12歳で英国ロイヤルバレエアカデミー留学。
文学座養成所を経て、1971年映画デビュー。
1977年「幸福の黄色いハンカチ」で、第1回日本アカデミー賞最優秀助演女優を受賞。
以降「もう頬づえはつかない」をはじめ、次々と主演女優賞を受賞。
代表作多数。
2006年の初監督作品「無花果の顔」はベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞をはじめ数々の賞に輝く。
2008年には俳優として最年少で紫綬褒章を受賞。
2010年8月のなら国際映画祭で公開される最新作「光男の栗」は、河瀬直美プロデュース、チャオ・イエ監督で今から注目されている。

  石川豊子さんプロフィール
石川豊子さん 大阪出身
トークスペシャリスト・大阪芸術大学 放送学科 教授
石川豊子ことば塾主宰。テレビ局アナウンサー出身でイベント企画・運営・実施のプロデュースや、自治体・企業の「新任研修」や「接遇研修」、「危機管理と謝罪・マスコミ対応研修」、又、講演などで活躍中。
「APEC大阪会議」三千家お茶席プロデュース
「国際花と緑の博覧会」・「‘05食博覧会 大阪」などの企画、運営。
父は、人間国宝 上方舞 吉村流四世家元 吉村雄輝(故人)
http://www.ishikawatoyoko.com

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