おにぎりは冷蔵庫で保存できる？できたてを楽しめる「象印銀白おにぎり」もご紹介

炊きたてごはんがふっくらしているのは、お米に含まれるでんぷんが加熱によって「アルファ化」し、ねばりや柔らかさが生まれているためです。

しかし冷蔵庫で冷やすと、でんぷん内の水分が抜け、元の構造に近い状態に戻ろうとする「老化」現象が起きます。これによりおにぎりはパサつき、ボソボソとした食感になってしまいます。

冷蔵庫の庫内温度（約2〜4℃）が最もでんぷんの老化が最も進みやすい温度帯とされており、ごはんの味や食感が損なわれてしまいます。ただし、急速に冷凍し、保存することにより、「老化」を防止することができます。

やむを得ず冷蔵保存する場合は、ラップでぴったり包むか密閉容器に入れ、空気に触れないようにしましょう。とはいえ、冷蔵保存をすると、でんぷんの「老化」を完全には防げません。冷蔵保存したおにぎりをおいしく食べるなら、なるべく早く、当日中に食べきるのが理想です。

翌日以降に食べたい場合は、冷蔵より冷凍保存を選びましょう。できあがったおにぎりをラップで包み、フリーザーバッグなどに入れて冷凍すれば、でんぷんの老化を防ぐことができます。最近の炊飯器には、あらかじめごはんの解凍時を想定して、粘りと水分量を調整してお米の中に水分を閉じ込めて炊飯する「冷凍ごはん」メニューを搭載したモデルもあり、解凍後でもおいしいおにぎりを楽しめます。

ごはんの保存方法については、以下の記事で詳しく紹介しているのであわせてチェックしてみてください。

関連記事：ごはんの保存方法ってどうしてる！？ごはんをおいしく保存するポイントをご紹介

おにぎりを原因とした食中毒で最も多いのは「黄色ブドウ球菌」によるもので、黄色ブドウ球菌が作る毒素は熱に強く、一度毒素ができてしまうと、加熱しても除くことはできません。そのため、菌を「つけないようにする」「増やさないようにする」ことが重要です。

おにぎりを長持ちさせるためには、直接手で握らないことが重要です。ラップやビニール手袋を使って握ることで、手に付着している菌がおにぎりに移るのを防げます。

さらに、ラップでそのまま包めば密閉状態が保たれ、乾燥防止にも役立ちます。菌が付着するとごはんは傷みやすくなり、食中毒の原因となることもあるため、清潔な環境での調理を心がけましょう。

おにぎりは常温になると菌が繁殖しやすく、特に夏場は注意が必要です。持ち運ぶ際は必ず保冷を意識しましょう。保冷バッグに入れて保冷剤を一緒に使えば、温度上昇を防ぎやすくなります。

お弁当箱に詰める場合は、炊きたてや温かい状態で入れないことが大切です。温かいまま詰めると蒸気がこもり、水分が増えて傷みの原因になるため、しっかり冷ましてから詰めるようにしましょう。

温かいうちにのりを巻くと、おにぎりの中身が蒸された状態になり、細菌が繁殖しやすくなります。おにぎりとのりは分けておき、食べる直前に巻くのがおすすめです。

おにぎりに入れる具が食中毒につながることもあります。そのため、おにぎりを持ち運ぶときや保存するときは、傷みにくい具材を選ぶことも大切です。保存するおにぎりには、水分が少なく抗菌作用がある塩気の強い具材が適していますが、これらの要素のある具材を入れれば、おにぎり全体が大丈夫というわけではありません。

逆に、以下のような「生ものや水分・油分が多いもの」は傷みやすいため、保存するおにぎりの具材としては不向きです。夏場や長時間の持ち運びが必要なシーンでは避けましょう。

象印銀白おにぎり　阪神梅田本店

炊きたてのごはんと多彩な具材で、おいしいおにぎりを安心して食べたいときはテイクアウトするのもおすすめです。

「象印銀白おにぎり」は、象印の最上位モデルの炊飯ジャー「炎舞炊き」で炊きあげたごはんを、おにぎりで提供する飲食店です。五ツ星お米マイスターがブレンドしたブランド米を、持ち帰った後もおいしさが持続するよう炊き方にこだわり、「もっちり感」と「ふっくら感」を感じられるようふんわりと丁寧に握っています。

メニューは、定番の具材を取りそろえた「白米のおにぎり」、ごはんが主役のお弁当「銀白弁当」など、さまざまなバリエーションを揃えています。

店舗は大阪に２店舗あります。阪神梅田本店の地下１階に展開する「象印銀白おにぎり 阪神梅田本店」、各線「京橋駅」近くのコムズガーデン地下２階に、2025年９月にオープンした「象印銀白おにぎり 京橋店」の2店舗です。

京橋店では、選べるおにぎりに豚汁などがセットになった定食メニューもイートインで召し上がっていただけます。握りたてのおいしいおにぎりやごはんが主役のお弁当を楽しみたいという方は、ぜひ一度お立ち寄りください。

象印がこだわった炊き方・握り方をシンプルに味わえる「銀白おにぎり」をはじめ、 定番の具材を取り揃えました。

ごはんのおいしさが引き立つ具材を選定し、彩り豊かに創りました。

※日時によって提供商品が異なります。詳細は店舗までお問い合わせください。

おかずも味わいたい方向けに、ごはんが主役のお弁当も販売しています。少し贅沢なお食事を楽しみたい時や、手土産、会議弁当にも最適です。

※メニューは予告なく変更になることがございます。ご了承ください。

おにぎりは冷蔵保存すると、でんぷんの老化によって食感や風味が落ちてしまいます。そのため、おにぎりのおいしさを維持するには冷凍保存が適しています。また、おにぎりは、握り方や具材選びにも注意して作ることが大切です。傷みにくいおにぎり作りについて知りたい方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。作りたてのこだわりおにぎりを楽しみたいなら、テイクアウトするのもおすすめです。

「象印銀白おにぎり」店舗情報サイト