おいしいごはんの豆知識
~保存方法・計り方・洗い方・炊き方~
少しの工夫で、
びっくりするほどおいしくなる。
料理の切り方や味付けの基本があるように、
ごはんにも炊き方のイロハがあります。
お米を計量し、洗い、炊飯ジャーにセットする。
そんないつもの方法を、少し見直すだけで、
ごはんは驚くほどおいしくなります。
おいしいごはんの保存方法
おいしいままを、密閉する。
実は、お米には野菜と同じように鮮度があります。空気にふれると酸化が進み、徐々に風味を失ってしまうもの。買ったままの状態の米袋には空気穴がついているので、購入後は密閉容器や密閉袋に入れて保存しましょう。
保存の三原則
-
少量で購入
日が経つと風味が
落ちるので、
1ヵ月で
食べきれる量を目安に。 -
密閉で保存
お米の鮮度を保つため、
密閉容器や密閉袋で
保存を。 -
冷蔵庫で保存
高温多湿の環境はお米が
傷む原因になります。
夏はもちろん、暖房をつける
冬も冷蔵庫で保存するのが
オススメ。
おいしいごはんの計り方
「カップ山盛り」と
「すりきり」がキーワード。
ごはんを炊くときに、つい見落としがちなお米の計量。お米の量が少し変わるだけで水加減のバランスがくずれ、炊き上がりが硬くなったり、柔らかくなったりします。カップ山盛りをすりきり、正確な量を計りましょう。
ポイント!
すりきりの仕方で、
お米の量は大きく変わる。
上手に計量するコツは、まず計量カップに山盛りのお米を入れること。それをすりきり棒でそっとすりきれば、正確な量が計れます。お米をつぎたす、カップをゆすりながら入れる、ギュッと押しこむ、といった計り方はお米の量が増えてしまい、炊き上がりの食味に影響します。
少量をつぎたす
ギュッと押しこむ
正確な計り方をしないと、1カップにつきお米の量が5~10g変わります。<当社調べ>
おいしいごはんの洗い方
「やさしく洗う」が、
おいしさの決め手になる。
精米技術が進化した今のお米は、ぬかが少なく、きれいで繊細。だからお米はやさしく、手早く洗いましょう。洗い方や水量の調整をきちんと行えば、ごはんはビックリするほどおいしく炊き上がります。
すすぎ
-
ボウルにためた、
たっぷりの水を
内釜に入れます。 -
たっぷりの水で、
大きく2、3回かき混ぜます。
手早く混ぜるのがポイントです。 -
水を捨てます。
すすぎの時のワンポイントアドバイス!
ボウルを使うことで、
多くの水を一気に入れることができるので、便利です。
~を、2セットくり返す。
洗い
-
水を捨て、
お米だけの状態で
かき混ぜます。 -
手の指を立て、シャカシャカと
30回(約15秒)かき混ぜます。
内釜の内側にそって混ぜるのが
コツです。 -
その後、ボウルにためた
水を
たっぷり入れてください。 -
2、3回大きくかき混ぜて、
サッと水を捨ててください。
~を、2回くり返す。
洗いの時のワンポイントアドバイス
手のひらでギュッギュッと
押しつけると、米粒が欠けたり、
つぶれたりするので、
指を立ててかき混ぜましょう。
~を、カップ数に応じてくり返す。
※くり返しの目安はカップ数によって異なります。
以下の目安をご確認ください。
洗い くり返しの目安
4カップ未満…2セット
4カップ以上~8カップ未満…3セット
8カップ以上…4セット
仕上げに
すすぎ
-
ボウルにためた、
たっぷりの水を
内釜に入れます。 -
たっぷりの水で、
大きく2、3回かき混ぜます。
手早く混ぜるのがポイントです。 -
水を捨てます。
すすぎの時のワンポイントアドバイス!
ボウルを使うことで、
多くの水を一気に入れることができるので、便利です。
で行ったすすぎを再度2セットくり返す。
~の作業を手早く行うとおいしく炊けます。
お米の洗い方を動画で見てみよう!
ごはんをおいしく炊くためのオススメポイント
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内釜を平らなところに置いて、左右の水位線を見ながら水量を調整します。内釜を回転させるように動かすと、お米が中央に集まります。その後、内釜をやさしく揺らしながらお米を水平にし、炊飯ジャーにセットしてください。
炊飯メニューによって水位線の位置が異なる場合は、それぞれのメニューに合わせてください。 -
一番最初のすすぎの水と、炊飯時の水は、おいしさのカギを握ると言っていいほど大事です。お米が吸水しやすいタイミングで、ミネラルウォーターや浄水器など炊飯に適した水を使えば、ごはんはもっとおいしくなります。
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1/4ずつ内釜のなべ肌にそって大きく起こします。しゃもじを立ててかたまりを切るようにほぐしてください。ほぐすと余分な水分が飛び、全体をムラなくふっくらさせることができます。
炊き上がった状態で放置してしまうと、重みで下のごはんがつぶれてしまうので、炊きあがってすぐにほぐすことがオススメです。