象印 ZOJIRUSHI

わが家の自慢料理

第16回 象印 わが家の自慢料理コンテスト入賞作品

土井先生の審査基準

コンテスト開催主旨にある「これからも「ごはん」は日本に根付く大事な食文化として受け継がれていくもの」という、日本人がもつごはんに対する思いを、日本人らしさを失わない「おどんぶり」、「おにぎり」を選びたいと思い、選考しました。

どんぶり部門

土井先生の評価ポイント

丼は特別な日の食事というよりも、日常生活の中で手際よくさっと作れる料理です。白いごはんの上に味つけした具材をのせるという丼は、ごはんの上にのせて美味しくなるさり気ない工夫がポイントとなります。それは、日本人にとってごはんは主食であり、なにより清らかなものであるからだと思うからです。

おにぎり部門

土井先生の評価ポイント

おにぎりとは、なによりごはんを美味しく食べるものです。そしておにぎりは機能的な食事である携帯食の一面ももっています。家族に食べてもらうことを前提に作られていても、他所さまにも見てもらえるようなおにぎりでなければならないと考えます。そういったことを忘れたおにぎりは、リスクをともなうもので、食べものとして成立しないからです。

象印賞(最優秀賞)どんぶり部門
賞品

象印 五つ星ごはんセット(圧力IH炊飯ジャー 南部鉄器極め羽釜 NP-WT10、精米機、洗米器、浄水ポットのセット)と賞金5万円

鶏と冬野菜のゆず味噌丼
作者:羽場 様 鶏と冬野菜のゆず味噌丼

土井先生のコメント

ごはんとなじみやすく具材を程よい大きさにさり気なく切りそろえている感じが、忙しい日常生活のなかでさっと作ったという中にも、日本らしい品の良さがあります。ごはんになによりも相性のよい味噌を味つけに使われて、季節のゆずを天に止めることで、とても清らかになりました。

レシピ詳細

象印賞(最優秀賞)おにぎり部門
賞品

象印 五つ星ごはんセット(圧力IH炊飯ジャー 南部鉄器極め羽釜 NP-WT10、精米機、洗米器、浄水ポットのセット)と賞金5万円

なまり節おにぎり
作者:野口 様 なまり節おにぎり

土井先生のコメント

混ぜごはんとして美味しくでき上がっていますが、熱々をすぐににぎることでおにぎりとしても楽しめるでしょう。なまり節という伝統食品をうまくいかされています。

レシピ詳細

優秀賞どんぶり部門
賞品

象印圧力IH炊飯ジャー豪熱羽釜 NP-BU10、洗米器、浄水ポットと賞金3万円

豚肉のスタミナ丼 with 玉ねぎソース
豚肉のスタミナ丼
with 玉ねぎソース

作者:多田 様


土井先生のコメント

玉葱ソースを別に作られて、ごはんと厚切りの豚バラを仲良しにしています。天盛りに水菜を止められていることも、ともすれば乱雑な感じがするどんぶり物にも、けじめがついて素晴らしいと思います。食べ盛りの若い人にとっては、なにより嬉しいおどんぶりですね。味噌汁を添えられて食事のバランスを取られて織られる食卓は、健康なご家庭の象徴です。

レシピ詳細

優秀賞おにぎり部門
賞品

象印圧力IH炊飯ジャー豪熱羽釜 NP-BU10、洗米器、浄水ポットと賞金3万円

とろ〜りカルシウム焼きおにぎり
とろ〜りカルシウム
焼きおにぎり

作者:羽場 様


土井先生のコメント

子供たちのおやつのおにぎりとして、こういうものを作ってあげれば良いなと思いました。周りを焼いたことで、安心感が生まれ食べやすくしています。

レシピ詳細

入賞どんぶり部門
賞品

象印圧力IH炊飯ジャー NP-ZA10

豚ゴロトロロ丼
豚ゴロトロロ丼

作者:岩崎 様


土井先生のコメント

さいの目の豚バラ肉と蓮根にとろろというそれぞれ食感の違う食材を合わせた点は、食べるセンスの良さを感じます。とろろが全体をひとつにまとめていますが、とろろを美しくかけることも大切なポイントです。

レシピ詳細

入賞おにぎり部門
賞品

象印圧力IH炊飯ジャー NP-ZA10

キレイをつくる・しょうが味噌おにぎり
キレイをつくる・
しょうが味噌
おにぎり

作者:井上 様


土井先生のコメント

炊き込みご飯をおにぎりにするということは理にかなっています。一緒に具を炊き込むことであとから雑菌が入る可能性が少なくなるからです。おにぎりらしいおにぎりです。

レシピ詳細

入賞どんぶり部門
賞品

象印圧力IH炊飯ジャー NP-ZA10

豆腐あんかけ丼
豆腐あんかけ丼

作者:柴崎 様


土井先生のコメント

寒い日のどんぶりとしては、お豆腐のあんかけ仕立てはいいですね。お年寄りにも食べやすくて安心です。

レシピ詳細

土井先生プロフィール

1957年、大阪府生まれ。家庭料理の第一人者・土井勝氏、料理研究家・土井信子氏の次男。芦屋大学を卒業後、スイスとフランスでフランス料理を、大阪の「味吉兆」で日本料理を修行。
1992年に「土井善晴おいしいもの研究所」を設立し、料理研究家として活躍中。
テレビ朝日『おかずのクッキング』やNHK『きょうの料理』などに講師役で出演。
『日本の家庭料理独習書』(高橋書店)『土井家の一生もん』(講談社)など著書多数。

入賞作品バックナンバー