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幼児食はいつからはじめる?成長に合わせた食べ方や調理のポイントとは?

「幼児食って離乳食となにが違うの?いつからはじめよう……」とお悩みの方もいるかもしれません。今回は、幼児食をはじめるタイミングや食べ方、調理のポイントなどについてご紹介します。象印の調理家電で作れる、お子様でも食べやすいレシピや調理に適した調理家電についても紹介するのでぜひチェックしてみてください。
幼児食はいつから?離乳食との違い

幼児食とは?
幼児食とは、離乳食が完了した1歳半頃から5、6歳頃までの、大人と同じ食事へと移行していく準備期間の食事のことです。
幼児期は、“食への興味や関心が持てるように、食べる意欲を大切にして、食の体験を広げていく時期”とされており、このような幼児の食体験をサポートするのが「幼児食」のポイント。
具体的には、以下の5つの食べる力を育むのが幼児食の目的とされています。
【5つの食べる力】 ・おなかがすくリズムが持てる ・食べたいもの、好きなものが増える ・家族や仲間と一緒に食べる楽しさを味わう ・栽培、収穫、調理を通して、食べ物に触れはじめる ・食べ物や身体のことを話題にする |
幼児食と離乳食の違い
離乳食の主な目的は「飲み込むことに慣れる」ですが、ご紹介したように、幼児食の目的は食べる力の育成にあります。
また、大人と同じような食事を楽しむまでの準備期間ともいえ、離乳食よりも食材や調理のバリエーションが増えていくほか、調味料を増やすなど、味つけも少しずつ濃くなっていきます。このような点で、幼児食と離乳食は明確に目的が異なる食事といえるでしょう。
幼児食はいつから?
一般的には生後12~18か月が離乳期にあたり、離乳が完了した時点から幼児食がスタートします。
ただし、子どもの口腔内の成長には差があるため、離乳期に差しかかったからといって無理にはじめる必要はありません。
幼児食のスタートが早すぎるとのどに食べ物をつまらせてしまう危険性があるため、子どもに少しずつ固めのものを与えて、食材を噛みつぶせているかどうかを確認しながらスタートの時期を見極めましょう。
年齢別!成長に合わせた幼児食のポイント

1日の食事のリズムは?
1日の食事のリズムは、年齢に合わせて以下の回数で行いましょう。
1~2歳 |
朝・昼・夕の3食に加えて、朝食と昼食の間に1回、昼食と夕食の間に1回、計2回おやつの時間を設ける。1日の乳量の目安は牛乳200ml程度。 |
3~5歳 |
朝・昼・夕の3食に加えて、昼食と夕食の間に1回、おやつの時間を設ける。1日の乳量の目安は牛乳200ml程度。 |
生活のリズムを整えるため、食事とおやつの時間は、できるだけ毎日同じ時間にしましょう。
1日の食事量の目安
1日の食事量の目安は以下を参考にしてみてください。
1~2歳 |
主食 |
・ご飯の場合:80~100g ・パンの場合: 1枚(8枚切り) ・うどんの場合: 30g(乾麺) |
主菜 |
・魚の場合:20~30g ・肉の場合:20~30g ・卵の場合:20~30g ・豆腐の場合:60~70g |
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副菜 |
野菜・きのこ・海藻など:80g |
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3~5歳 |
主食 |
・ご飯の場合:110~130g ・パンの場合: 1枚(6枚切り) ・うどんの場合: 50g(乾麺) |
主菜 |
・魚の場合:30~40g ・肉の場合:30~40g ・卵の場合:30~40g ・豆腐の場合:70~80g |
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副菜 |
野菜・きのこ・海藻など:100g |
※食事量はあくまで目安であり、体格などにより個人差があります。
幼児食の調理のポイントは?
調理や食べ方のポイントについてご紹介します。
・調理方法を工夫しよう 栄養バランスだけでなく、煮る・焼く・揚げるなど、調理方法にもバリエーションを持たせましょう。味付けはだしを使い、素材の味を活かせるように薄味を意識してみてください。
・歯の生え方に合わせた食事を 2歳頃までは、乳歯がまだ生えそろっておらず、噛む力もまだ十分に育っていません。そのため、皮をむく、柔らかく煮るなど、食べやすいように調理方法を工夫しましょう。3歳頃からは、乳歯が生えそろうため、少しずつ食べ応えのある調理方法や食べ物を取り入れ、しっかり噛んで食べる習慣づけを行います。
・衛生面も意識して調理する 幼児期は、消化・吸収の力が弱く、食中毒などの感染に対する抵抗力もまだまだ育っていません。生ものは控え、肉類は十分に加熱するなどの配慮をしましょう。 |
幼児食の食べさせ方のポイント
子どもの成長に合わせて、食べさせ方も少しずつ変えていくのがポイントです。
・手づかみ食べを止めない 子どもは、食べ物を触ったり握ったりすることでその固さや触感を確認しています。食べ物への関心や自分の意志で食べようとする行動を促進することにつながるので、十分にさせてあげましょう。
【手づかみ食べのポイント】 ・手づかみしやすいメニュー(おにぎり・野菜スティックなど) ・前歯で一口量を噛み取る練習ができるよう、かじりとれる大きさで調理する ・口に押し込んでしまいやすいので、始めは大人が手を添えてサポートする ・テーブルやイスの下にレジャーシートや新聞紙を敷き、食べこぼし対策をする
・スプーンで食べる練習を行う 手づかみ食べが上手になってきたら、次はスプーンで食べる練習に移行しましょう。
【スプーン食べのポイント】 ・食べ物をすくったスプーンを置いておき、口に運ぶ練習から始める ・スプーンを支えて、食べ物がひっくり返らないようにサポートする ・えんぴつ持ちができ、こぼさずに口まで運べるようになったらはしに移行するタイミング ・砂をスコップでバケツに入れる、きらきら星などの手遊びをするなど、遊びを通して手や指の力をつけるとスプーンも持ちやすくなる |
取り分け調理を有効活用しよう
取り分け調理とは、大人の食事の調理過程で、味つけ前の調理物を子ども用に取り分け、やわらかく煮たり具材の大きさを調整したりする方法です。取り分け調理には以下のようなメリットがあります。
【取り分け調理のメリットは?】 ・食材を無駄がなく利用でき、食品の種類や調理方法も多様になる ・大人の分と同時進行で調理ができ、調理時間を節約できる ・家族と同じタイミングで食事ができ、みんなで食べる楽しさを実感したり、食べ物への興味・食べる意欲を育てられたりする
【取り分け調理のポイント】 ・子どもが食べやすい食材や食品を使う ・取り分けしやすい調理法をメインに(みそ汁、煮もの、カレーなど) ・食材の固さや大きさを、子どもの食べ方に合わせて調整する(きざむ、つぶす、とろみをつける、汁気を多くするなど) ・子ども向けに薄味で作ってから大人向けに味をたす |
【参考】
象印の電気調理なべ、オーブンレンジでつくれるレシピ6選!
幼児期のお子様も食べやすい、大人も一緒に楽しめるレシピを紹介します。
(お子様の成長や年齢に合わせて、味つけを薄く調整したり、食材は細かく刻んだりしてください。乳・卵・大豆・小麦・鶏肉・豚肉を材料に含みます。)
ホーロー電気調理なべ(EL-NS23)のレシピ
うずら卵入りピーマンの肉詰め

まぐろの和風ハンバーグ

クリームシチュー

オーブンレンジ(ES-GX26)のレシピ
スクエアスイートポテト

かぼちゃの煮物

高野豆腐のそぼろ煮

子どもから大人まで楽しめるレシピが充実!象印のおすすめ調理家電
ホーロー電気調理なべ EL-NS23

ほったらかしでもおいしく、ほんのひと手間でいつもの料理がもっとおいしくなる、象印のホーロー電気調理なべです。
・食材と調味料を入れてボタンを押したら、あとはほったらかし!「おまかせ自動調理※1」
・蓄熱性が高く、直火OKで温め直しに便利な「ホーローなべ」
・「焼く」ひと手間でもっとおいしく、本格的な調理ができる「焼き煮込み」コース
・本体と連携し、献立決めをサポート!「象印アプリ」対応
※1 すべてのレシピが対象ではありません。レシピによっては、下ごしらえなど手作業が必要なものもあります。
オーブンレンジ 「EVERINO」 ES-GX26

あたためから本格調理まで、とことん使いこなせる機能が搭載された26Lのオーブンレンジです。
・時短で本格調理が楽しめる「芯までレジグリ」
レンジで食材の芯まですばやく熱を通し、その後は自動でグリルに切り換え。
食材の表面にこんがり焼き色をつけ、ハンバーグやグラタンなどの本格的な料理も時短でおいしく作れます。
・食材の加熱ムラを抑えてしっかり味しみ「全方位あたため うきレジ」
付属のボウル※2を庫内で浮かせた状態で調理することで加熱ムラを抑え
しっかりと味がしみ込んだ料理が時短で仕上がります。※3
・冷めてしまった揚げ物もサクッとおいしく!「揚げ物サクレジ」
レンジ機能で素早く中まであたため、グリル機能で表面を焼き上げ。
外はサクサク、中はあつあつの、まるで揚げたてのようなおいしさに。
※2 耐熱ガラス製のボウル
※3 うきレジは付属のボウルのみ対応。その他のボウルでは調理できません。
まとめ
幼児食は、離乳が完了する1歳半頃から5、6歳頃まで行う、大人の食事に慣れるための準備段階です。今回ご紹介した内容を参考に、子どもの成長に合わせて、さまざまな食事にチャレンジさせていきましょう。また、幼児期は、食具の使い方やマナーについても学んでいくタイミングでもあります。栄養バランスや食品のバリエーションだけでなく、食事の基本的な作法についても少しずつ学ばせてみてください。
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この記事を書いた人

ZOJIRUSHI編集部
「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部