象印 ZOJIRUSHI

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あゆみ

社名を「象印マホービン株式会社」と改称1961 (昭和36)年

1960(昭和35)年は神武景気につづく岩戸景気の真っ只中にあり、国民の大多数は好況の中で生活をエンジョイするようになり、社会的にも活気があふれていた。こうした背景のなかで、同年から当社が提供したテレビ番組「象印歌のタイトルマッチ」は異例の高視聴率をあげ、7年間の長寿番組となった。テレビという有力メディアによる宣伝戦術により象印の知名度は全国区となった。

1961(昭和36)年11月20日、社名を「協和魔法瓶工業株式会社」から、「象印マホービン株式会社」に変更した。すでに象印は広く世間に知られるブランドになりつつあることから、社名とブランドを一致させたのである。また、固い印象の「魔法瓶」を、親しみやすく大衆性をもたせた「マホービン」とカタカナに変えて使用した。いわゆるCIの思想に基づいたのである。社名変更の翌月、12月には従来の象のマークの鼻を短くした“かわいい”象のマークを社標として採用した。「かわいい象のマークでおなじみの・・・」というコマーシャルにも、これでマッチするようになった。

宣伝カーが京阪神の街頭を走り始め、道行く人の注目を集めた。これは業界初の試みで、主だった都市へはアナウンサーも同乗した。
社名の変更に合わせて象のマークを短かくした"かわいい"象のマークを社標として採用した