象印 ZOJIRUSHI

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あゆみ

電気ポット新発売1980 (昭和55)年

エアーポットの世界にも、電子ジャーと同じように家電メーカーが電気式で参入してくるのは明らかであった。したがって魔法瓶メーカーが先に発売することによって、先発メーカーとしての利益を確保すべきであると考えられたが、業界の一部では、ガラスのポットと食い合いになることを危惧する声もあった。 しかし、市川重幸社長はこの声を押し切り、電気エアーポットを開発して先発メーカーになることを決断した。

「湯わかし」と「保温」の二つの機能を謳い文句に、1980(昭和55)年6月「電気エアーポットCW型 押すだけ」が発表された。テレビCMも「このポット、タネもシカケもありまーすです」「実はお湯がわかせるんです」「お湯がわいたら、もちろんそのまま保温」と商品説明を進めるもので、現代家庭用品である点を訴求した。

電気エアーポット「押すだけ」