2016年7月28日
『新形状の羽釜』と『プレミアム対流』搭載で甘み豊かなごはんが炊ける
圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』(NW-AS10型)
“南部鉄器 極め羽釜”新発売
~業界初!※1ボタンを軽く押すとふたが自動で閉まる『スマートクローズ』を採用~
象印マホービン株式会社では、圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』(NW-AS10型)“南部鉄器 極め羽釜”を平成28年8月21日から発売します。
本製品は、当社独自の羽釜形状の内釜に、伝統工芸品の南部鉄器を使用しています。羽釜の羽を大きく伸ばし、釜底に角度をつけた新形状の羽釜に加え、大火力(最大1,450W)と高圧力(最大1.5気圧)でお米の甘み成分をアップさせる「プレミアム対流」を搭載。一段とふっくらした※2甘み豊かなごはんを炊くことができます。さらに、業界初※1となる、ボタンを軽く押すだけで本体のふたが自動で閉まる「スマートクローズ」機能を採用し、利便性向上を図りました。
※1 平成28年7月現在 家庭用炊飯ジャーにおいて
※2 平成27年当社従来品NP-W型とNW-A型との比較(当社自社基準による当社調べ)
| 商品名 |
品番(炊飯容量) |
希望小売価格 |
発売日 |
圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』 “南部鉄器 極め羽釜” |
NW-AS10 (0.09~1.0L) |
オープン価格 |
平成28年8月21日 |
圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』 “鉄器コート 極め羽釜” |
NW-AA10 (0.09~1.0L) |
オープン価格 |
平成28年8月21日 |
【商品写真】

圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』(NW-AS10型)“南部鉄器 極め羽釜”(右は内釜)
【『極め炊き』“南部鉄器 極め羽釜”のあゆみ】
当社では、平成22年に、“羽釜形状”の内釜を採用した高級機種、圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』NP-SA10型“極め羽釜”を発売。平成23年には、羽釜の形状はそのままに、内釜の素材に岩手の伝統工芸品である「南部鉄器」を採用した同NP-SS10型“南部鉄器 極め羽釜”を発売しました。新製品NW-AS10型では、平成22年の発売以来、初めて羽釜の形状を改良しました。
「鉄」はIHとの相性がよく※3、他の素材に比べて発熱効率や蓄熱性が高いことが特長で、熱をしっかりと釜内に溜めこむことができます。釜の羽下から一気に集中加熱するため、昔のかまど・羽釜のように激しい熱対流を起こし、お米の芯からふっくらとした食感を生み出します。炊飯ジャーの内釜の素材に鋳込んだ「鉄」を採用しているのは当社だけです(平成28年7月報道時点)。
※3 NW-AS10型(南部鉄器)の発熱効率82.7%(電波法に定める電磁調理器の高周波出力測定方法にて測定)
- 南部鉄器とは
- 岩手県の水沢(奥州市)、盛岡で生産された鉄製品(鉄を素材にした鋳物)で、趣き深い重厚な品質から多くの人に親しまれ、1975年には日本の「伝統的工芸品」第一号のひとつとして登録されています。「南部鉄器」の名称は、岩手県南部鉄器協同組合連合会に加盟している企業が製造した鉄製品しか呼ぶことができません。当社の“南部鉄器 極め羽釜”の内釜は、岩手県奥州市水沢区の協力工場に生産委託しています。
【新製品の概要】
炊飯ジャーの業界全体の出荷数はここ数年、約570~580万台で横ばいとなっています(日本電機工業会調べ)。その一方でIHタイプの構成比は年々高まっており、平成28年は前年度より2%アップの約74%になると予測しています(当社推計 各年1~12月)。こうしたデータからおいしいごはんへのこだわりを持つ方が増えていると考えられます。
当社では、あらゆる視点から羽釜・かまどの炊き方やごはんの食味を研究し、よりおいしいと感じるごはんは、粘りと甘みを高めたごはんであるという研究結果を得ました。これを実現するためには、「大火力」と「高圧力」が不可欠であることから、今回、羽釜の形状と炊き方を改良しました。羽釜の羽を大きく斜めに伸ばすことで広げた断熱空間で熱対流を起こし、熱の伝え方を強化。また、大火力に適した羽釜の形状にするために釜底に角度をつけました。これにより激しい泡の対流が起こり、お米を豪快にかき回しながら熱を伝えます。
また、「大火力」と「高圧力」を生かす新しい炊き方「プレミアム対流」を開発し、一段とふっくらした、粘りとかたさのバランスの良い、甘み豊かなごはんを炊き上げます。
さらに、業界で初めて※1クローズボタンをタッチするだけでふたが自動で閉まる「スマートクローズ」機能を搭載し、利便性の向上にも注力しました。
≪新製品の主な商品特長≫
- ● 大きくなった羽と、角度をつけた釜底。新形状の「極め羽釜」
- ● 大火力と高圧力の合わせ技「プレミアム対流」
- ● 業界初!※1 ボタンを軽く押すとふたが自動で閉まる「スマートクローズ」(NW-AS10型のみ)
【今回新しくなったポイント】
- ● 大きくなった羽と、角度をつけた釜底。新形状の「極め羽釜」
-
羽釜の羽を大きくすることで、羽釜と炊飯ジャー本体との間に、従来品よりも広い断熱空間をつくります。この空間にかまどヒーターの強火を加えることで熱対流を起こし、釜側面から均一に熱を伝えます。また、かまどヒーターの火力を1.25倍※4に強化し、従来以上の大火力を実現しました。

※4 当社従来品 平成27年NP-W型かまどヒーター80WとNW-A型かまどヒーター100Wとの比較
さらに、釜底をより大火力に適した形状に改良。角度をつけることで、激しい泡の対流が起き、お米を豪快にかき回しながら熱を伝えます。広くて浅い形状なので、釜底から水面までの距離が近く、釜全体に効率よく熱が伝わります。

炊飯中の中パッパ工程において一気に強い火力(中パッパ工程時 平均電力1,250W 最大火力 1,450W)を加え、激しい対流を起こしてお米の芯まで熱と水を浸透させ、甘み成分(還元糖)となるでんぷん粒を引き出します(下図内
)。
沸とう維持工程で強い火力をかけ続けることでお米のα化が早く進み、でんぷん粒が甘み成分に変化。水中に溶け出した甘み成分をお米一粒一粒にコーティングします(下図内
)。
加えて、沸とう維持工程の最後に“追い加圧”として1.5気圧をかけることで、コーティングされた甘み成分をお米の中に染みこませます(下図内
)。
図1 ≪NW-AS10型の炊飯フローイメージ≫

図2 ≪「プレミアム対流」によるお米の変化イメージ≫

上記「プレミアム対流」の効果と、内釜内面と内ぶたに施した「うまみプラス プラチナコート」の効果で、釜内の水質が弱アルアリ性に変化。遠赤外線の効果※5と合わせて、ごはんの甘み成分(還元糖)が約68%※6、うまみ成分(アミノ酸)が約13%アップ※7します。
- ※5 遠赤外線最大放射率約94%のセラミックス素材
- ※6 NW-A型0.111mg/g、プラチナコートなしの内ぶた+内釜 NP-LT型(平成21年発売)0.066mg/gとの比較
- ※7 NW-A型127nmol/g、プラチナコートなしの内ぶた+内釜 NP-LT型(平成21年発売)112nmol/gとの比較
- ※6※7 ともに白米ふつう3合、室温23℃ 当社自社基準 東京農業大学調べ 数値は使用条件(お米の銘柄・水の量)などによって異なります
- ● 業界初!※1タッチするとふたが自動で閉まる「スマートクローズ」(NW-AS10型のみ)
- お茶碗としゃもじを持ち、手がふさがっているときでも、クローズボタンを軽く押せば自動でふたが閉まります。

- ● 冷めてもかたくなりにくい「お弁当」メニュー
- 中パッパ工程で1.5気圧の高圧力をかけ、ごはんのみずみずしさを長持ちさせます。冷めてもかたくなりにくい、お弁当に適したごはんが炊き上がります。
- ● 高圧力でやわらかく炊き上げる「玄米」メニュー
- 従来の1.3気圧より高い、1.5気圧の高圧力をかけ続けることで、皮のかたい玄米も一段とやわらかく、もっちりとした食感に仕上げます。
- ● 大火力炊飯を実現する「うるおい二重内ぶた」&「断熱フレーム」
- 新採用の断熱フレームが本体とふたのすき間をなくすことで、水分と熱を逃しにくく、保温中の温度ムラを抑えます。さらに、二重内ぶたが吹きこぼれを抑えて大火力炊飯を維持する、当社独自の構造です。

- ● 「蒸気口セットなし」で毎回のお手入れが簡単
- 蒸気口セットがいらない二重内ぶた構造のため、洗う点数は、はずして洗える内ぶた(2点)と内釜の計3点のみで毎回のお手入れも簡単。本体はサッとふけるトップパネルデザインです。

【その他の商品特長】
<以下 NW-AS10型、NW-AA10型共通>
- ● どんな銘柄のお米でも好みの味に進化する、121通りの「わが家炊き」メニュー
- ● しゃっきりからもちもちまで、好みの食感に炊き上げる「7通りの炊き分け圧力」
- ● 40時間おいしく保温できる※8「極め保温」、あたたかいごはんが食べられる「高め保温」、「保温なし」選択
- ● 香ばしいおこげができる「鉄器おこげメニュー」&「湯の子メニュー」※9
- ● 約15分※10で炊き上げる「白米特急」メニュー
- ● お米の栄養素を引き出す「熟成炊き(白米・玄米)」メニュー
- ● 炊飯や保温時の温度を細かく見張る「7つのセンサー」
- ● やわらかい食感がお好みの方へ、「やわらかごはん」メニュー
- ● おいしさへのこだわり「お知らせブザー」
※8 メニューによって異なります。
※9 NW-AA10型は「おこげメニュー」のみの搭載
※10 1合で炊いた場合
- 圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』(NW-AA10型)“鉄器コート 極め羽釜”
- 同時発売予定のNW-AA10型は、内釜外面の塗料に鉄成分を添加した「鉄器コート」により発熱効率をアップさせ、釜内の炊きムラを抑えています。

- 圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』
NW-AA10型“鉄器コート 極め羽釜”
左:プライムブラウン柄(-TZ)
中央:内釜
右:プライムホワイト柄(-WZ)
【商品仕様】
| 商品名 |
圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』 |
| “南部鉄器 極め羽釜” |
“鉄器コート 極め羽釜” |
| 品 番 |
NW-AS10 |
NW-AA10 |
| 希望小売価格 |
オープン価格 |
オープン価格 |
| 炊飯容量(白米) |
0.09~1.0L(5.5合) |
0.09~1.0L(5.5合) |
| 炊飯時消費電力 |
1,450W |
1,450W |
| 省エネ |
省エネ基準達成率 |
 目標年度 2008年度 |
105% |
 目標年度 2008年度 |
105% |
| 年間消費電力量 |
80.2kWh/年 |
80.4kWh/年 |
| 最大炊飯容量区分 |
B |
B |
| 1回あたりの炊飯時消費電力量 |
151Wh |
152Wh |
| 1時間あたりの保温時消費電力量 |
17.1Wh |
17.1Wh |
| 外形寸法:幅×奥行×高さ(約) |
30.5cm×40cm×24.5cm |
30.5cm×40cm×24.5cm |
| 質量(約) |
11.5kg |
11kg |
| 電源コード |
1.0m |
| 色柄 |
プライムブラック(-BZ) |
プライムブラウン(-TZ)
プライムホワイト(-WZ)
|
※リリース内の画像については、下記、広報部までお問い合わせください。