2017年5月23日
ご家庭の好みに合わせたごはんが炊ける「わが家炊き」機能を強化!
大火力と高圧力の力でより幅広い炊き分けが実現
象印マホービン株式会社では、圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』(NW-AT10型)“南部鉄器 極め羽釜”を平成29年6月21日から発売いたします。
“南部鉄器 極め羽釜”は、伝統工芸品の南部鉄器を使用した、当社独自の羽釜形状の内釜が特長の製品です。大きく伸びた羽と角度をつけた釜底で、釜内の対流を促進。さらに、大火力(最大1,450W)と高圧力(最大1.5気圧)の「プレミアム対流」の力で、ふっくらとした甘み豊かなごはんを炊き上げます。
今回の新製品は、ユーザーの好みに合わせて炊飯する「わが家炊き」機能の炊き分け範囲を拡大。大火力と高圧力の技術の応用によりお米の銘柄の特長を消すことなく、より広範囲の炊き分けを実現しました。また、使用頻度の高い「白米急速」メニューにも大火力と高圧力の炊飯技術を活用し、食味向上を図りました。
なお、NW-AT10型と同形状の内釜(素材:ステンレス・アルミ)に「鉄器コート」を施した、圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』(NW-AB10型)“鉄器コート 極め羽釜”を同時発売します。
商品名 | 品番(炊飯容量) | 希望小売価格 | 発売予定日 |
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圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』 “南部鉄器 極め羽釜” |
NW-AT10 (0.09~1.0L) |
オープン価格 | 平成29年6月21日 |
圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』 “鉄器コート 極め羽釜” |
NW-AB10 (0.09~1.0L) |
オープン価格 | 平成29年6月21日 |
圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』(NW-AT10型)“南部鉄器 極め羽釜”(中央は内釜)
プライムブラック(-BZ)、プライムホワイト(-WZ)
当社では、平成22年に、“羽釜形状”の内釜を採用した高級機種、圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』NP-SA10型“極め羽釜”を発売。平成23年には、羽釜の形状はそのままに、内釜の素材に岩手の伝統工芸品である「南部鉄器」を採用した同NP-SS10型“南部鉄器 極め羽釜”を発売しました。昨年発売したNW-AS10型では、羽釜を大火力に適した形状に改良しています。
「鉄」はIHとの相性がよく※1、他の素材に比べて発熱効率や蓄熱性が高いことが特長で、熱をしっかりと釜内に溜めこむことができます。釜の羽下から一気に集中加熱するため、昔のかまど・羽釜のように激しい熱対流を起こし、お米の芯からふっくらとした食感を生み出します。炊飯ジャーの内釜の素材に「南部鉄器」を採用しているのは当社だけです(平成29年5月報道時点)。
※1 NW-AT10型(南部鉄器)の発熱効率82.7%(電波法に定める電磁調理器の高周波出力測定方法にて測定)
総出荷数(約) | IHタイプ出荷数(約) | IHタイプ構成比 | |
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平成27年 | 581万台 | 420万台 | 72% |
平成28年 | 566万台 | 423万台 | 75% |
平成29年見込 | 566万台 | 423万台 | 75% |
近年、炊飯ジャーの業界全体の出荷数は横ばいとなっています。一方で、IHタイプの構成比は年々高まっていることから、“家庭でのおいしいごはん”を求める方が増加傾向にあると考えられます。当社ではその需要に応えるため、あらゆる視点からごはんの食味を研究し、改良を続けています。
従来より搭載している「わが家炊き」は、前回炊いたごはんの感想を入力することで炊き方を微調整し、121通りの中からお好みの食感に炊き上げる機能で、約半数のユーザーがほぼ毎日使用しています。※2今回の改良では、大火力(最大1450W)と高圧力(最大1.5気圧)の技術を活用することで、121通りはそのままに、炊き分けできる範囲を広げ、よりお好みの「粘り」や「かたさ」に炊き上げます。大火力と高圧力の炊飯技術は、30分程度でごはんを炊き上げる「白米急速」メニューにも応用。大火力で沸とうまでの時間を短縮し、1.5気圧の高い圧力でお米のα化を促進することで“ごはんの芯が残りやすい、甘みが少ない”といった課題を解決しました。
また、新製品は落ち着いた色味のプライムブラックに加え、キッチンのトレンド色であるプライムホワイトの2色柄で展開します。さらに視認性の向上にも注力し、トップパネルの文字にはより見やすいユニバーサルデザインフォントを採用しました。
※2 ご愛用者ハガキによる 当社調べ。
前回炊いたごはんの感想を入力することで炊き方を細かく調整し、121通りの中からお好みの食感に炊き上げる「わが家炊き」は、当社の調査で約半数のユーザーがほぼ毎日使用する※2機能です。新製品ではご家庭によって異なる粘りやかたさの好みに、より広く対応しています。
従来品に搭載された「わが家炊き」機能もご家庭のお好みにあわせた細かい炊き分けが好評でしたが、「もっとやわらかい方がいい」とのユーザーの声も多くありました。そこで、大火力(最大1,450W)と高圧力(最大1.5気圧)の技術を活用することにより、121通りはそのままに炊き分けの範囲を拡大。いつでもご家庭それぞれの好みの食感に炊き上げます。
図1 わが家炊き 炊き分けイメージ
忙しい朝やすぐにごはんを食べたい時など、早く炊きたいときに使用されることが多い「白米急速」メニューですが、「白米ふつう」での炊飯に比べて、“ごはんの芯が残る、甘みが少ない”ことが課題でした。
新製品では、中パッパ工程で大火力を用い、沸とうまでの時間を短縮。さらに、沸とう維持工程で1.5気圧の高圧力をかけてお米のα化を促進することで、これまでと同様の炊飯時間(約27〜33分)で食味の向上を実現しました。
炊飯中、中パッパ工程で一気に強い火力(最大電力1,450W)を加えて激しい対流を起こします。お米の芯まで熱と水を浸透させることで、甘み成分(還元糖)となるでんぷんの粒を引き出します。さらに、一定の圧力をかけ続ける沸とう維持工程の終盤に“追い加圧”として1.5気圧をかけることで、お米にコーティングされた甘み成分を内部まで染み込ませます。
このプレミアム対流の効果と内釜内面と内ぶたに施した「うまみプラス プラチナコート」の効果で、甘み成分(還元糖)が約68%※3、うまみ成分(アミノ酸)が約13%※4アップ。粘りと弾力のバランスがとれた、甘み豊かなごはんに炊きあがります。
図2 NW-AT型の炊飯フローイメージ
※5 平成29年5月報道時点
<以下 NW-AT10型、NW-AB10型共通>
※6 メニューによって異なります
※7 NW-AB10型は「おこげメニュー」のみの搭載
※8 1合で炊いた場合
同時発売のNW-AB10型は、ステンレス・アルミ素材の内釜の外面塗料に鉄成分を添加した「鉄器コート」を搭載。発熱効率をアップさせ、釜内の炊きムラを抑えます。
NW-AT型と同様に、大火力と高圧力の技術を応用して「わが家炊き」メニューを刷新。炊き分け範囲を拡大し、よりユーザーのお好みに合わせたごはんを炊き上げます。
また、「白米急速」メニューの食味向上も図りました。
商品名 | 圧力IH炊飯ジャー『極め炊き』 | ||||
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“南部鉄器 極め羽釜” | “鉄器コート 極め羽釜” | ||||
品 番 | NW-AT10 | NW-AB10 | |||
希望小売価格 | オープン価格 | オープン価格 | |||
炊飯容量(白米) | 0.09~1.0L(5.5合) | 0.09~1.0L(5.5合) | |||
炊飯時消費電力 | 1,450W | 1,450W | |||
省エネ | 省エネ基準達成率 | ![]() 目標年度 2008年度 |
105% | ![]() 目標年度 2008年度 |
105% |
年間消費電力量 | 80.2kWh/年 | 80.4kWh/年 | |||
最大炊飯容量区分 | B | B | |||
1回あたりの炊飯時消費電力量 | 151Wh | 152Wh | |||
1時間あたりの保温時消費電力量 | 17.1Wh | 17.1Wh | |||
外形寸法:幅×奥行×高さ(約) | 30.5cm×40cm×24.5cm | 30.5cm×40cm×24.5cm | |||
質 量(約) | 11.5kg | 11kg | |||
電源コード | 1.0m | ||||
色 柄 | プライムブラック(-BZ) プライムホワイト(-WZ) |
プライムブラウン(-TZ) |
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