象印 ZOJIRUSHI

ニュースリリース

2018年5月31日

業界初※1!3つの底IHヒーターを独立制御し、かまどの激しい炎の「ゆらぎ」を再現
釜内のお米を大きくかき混ぜながら、ふっくら甘み豊かに炊き上げる

圧力IH炊飯ジャー炎舞炊き(NW-KA型)新発売

象印マホービン株式会社では、かまど炊きの激しい炎の「ゆらぎ」を再現した圧力IH炊飯ジャーNW-KA型“炎舞炊き(えんぶだき)”を2018年7月21日から発売します。

本製品の開発にあたっては、炊飯の原点に立ち返って「かまど炊き」を再度検証し、かまどの炎が激しくゆらぎながら、釜を部分的に加熱していることに着目。これがかまどで炊いたごはんのおいしさの秘訣の1つと考えました。そこで、業界で初めて※1本体底のIHヒーターを3つに増強させ、それぞれのヒーターを独立制御する「ローテーションIH構造」を搭載。これにより、かまどの炎の「ゆらぎ」を再現するとともに、従来品と比べて単位面積当たり4倍以上※2の大火力での炊飯を実現しました。これらが激しく複雑な対流を起こし、釜内のお米を大きくかき混ぜることでお米の甘みをしっかりと引き出す新しい炊き方=“炎舞炊き”を開発しました。

また、内釜も業界で初めて※3、IHと相性が良い「鉄」素材を、熱伝導率の高い「アルミ」と蓄熱性・耐久性に優れた「ステンレス」の間に仕込んだ『鉄~くろがね仕込み~豪炎かまど釜』を採用。さらに、当社の最高級モデルとして8年ぶりの10サイズ(~5.5合)・18サイズ(~1升)の2サイズで展開です。

※1 2018年5月31日現在 家庭用炊飯ジャーにおいて 当社調べ

※2 中パッパ~沸とう維持工程の単位面積当たりの火力比較 2017年当社従来品NW-AT10型3.0W/㎝²とNW-KA10型12.5W/㎝²との比較。(当社調べ)単位面積当たりの火力算出方法=中パッパ~沸とう維持工程の平均電力(W)÷底IHヒーター加熱面積(㎝²)×発熱効率(電波法に定める電磁調理器の高周波出力測定方法にて測定)

※3 2018年5月31日現在 アルミ、ステンレスのクラッド材に鉄をはさんだ釜として 家庭用炊飯ジャーにおいて 当社調べ。

商品名 品番(炊飯容量) 希望小売価格 発売予定日
圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き” NW-KA10(0.09~1.0L) オープン価格 2018年7月21日
NW-KA18(0.18~1.8L)

【商品写真】

圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き」NW-KA10型
圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”NW-KA10型 (左より黒漆(くろうるし)、雪白(ゆきじろ)/写真は10サイズ)

【当社の炊飯ジャーのあゆみ】

当社は1970年に保温機能専用の保温ジャーを発売してから48年、マイコン炊飯ジャーやIH炊飯ジャー、圧力IH炊飯ジャーと、長きにわたり炊飯技術を高めてきました。

近年では「家庭でおいしいごはんが食べたい」という消費者ニーズの高まりを受け、高級炊飯ジャーの需要が伸びています。当社では、2010年に独自の羽釜形状の内釜を採用した最高級モデルの圧力IH炊飯ジャー「極め羽釜」(NP-SA10型)を発売し、翌年には内釜の素材に岩手県の伝統工芸品である南部鉄器を採用した「南部鉄器 極め羽釜」(NP-SS10型)を発売。以来、羽釜の形状や炊飯フローなど様々な側面から研究と改良を重ね、おいしいごはんを追求してきました。


【圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”(NW-KA型)開発背景】

今回、当社が理想とする“おいしいごはん”を求め、炊飯の原点に立ち返って「かまど炊き」を再検証し、かまどの強い炎がゆらぎながら釜底部を加熱していることに着目。従来の炊飯ジャーの底IHヒーターが釜全体の均一加熱を目的としているのに対し、かまど炊きでは炎が部分的に集中加熱することで釜内に温度差が生じ、これが釜内に激しく複雑な対流をもたらしていることが分かりました。

かまど炊きの炎(サーモグラフィー画像)
かまど炊きの炎(サーモグラフィー画像)
ゆらいだ炎が内釜に当たるため、部分的に高温になる
部分的加熱により発生する対流のイメージ
部分的加熱により発生する対流のイメージ

当社は、この炊き方にこそおいしいごはんを炊くヒントがあると考え、従来は炊飯ジャー本体下部に1つしか搭載していなかった底IHヒーターを、新製品NW-KA型では3つ搭載するとともに、それぞれを独立制御する「ローテーションIH構造」を業界で初めて※1開発しました。これにより、かまどの炎の「ゆらぎ」と「大火力」の両方を実現し、激しい対流を起こすことで釜内のお米を大きくかき混ぜる炊き方=“炎舞炊き”を開発。ふっくら弾力のある、甘み豊かなごはんを炊き上げます。

鉄~くろがね仕込み~ 豪炎かまど釜加えて、NW-KA型では、新たな炊き方“炎舞炊き”に合わせて内釜の素材や形状を一新した『鉄~くろがね仕込み~ 豪炎かまど釜』を採用。IHとの相性が良く発熱効率や蓄熱性が高い「鉄」と、熱伝導性の高い「アルミ」、IHの発熱を効率よく活かし、蓄熱性・耐久性にも優れた「ステンレス」を業界で初めて※3組み合わせました。また、羽釜の要素を取り入れ、釜のふちを特に厚くすることで釜側面の熱が逃げるのを抑えて、効率よく加熱します。

さらに、本体をコンパクトにしたことで、当社の最高級モデルとしては8年ぶりの10サイズ(~5.5合)・18サイズ(~1升)の2サイズで展開。色柄は清潔感と高級感、上質感を兼ね備えた静かな印象の<黒漆(くろうるし)>と<雪白(ゆきじろ)>の2色を採用し、食味の向上のみならず、使用性やデザイン性も向上させました。

創業100周年を迎えた今年、当社の目指すおいしいごはんの原点に立ち返ることで、これまでに培った独自の炊飯技術を活かしながらも、新たな炊き方に挑んだ圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”が完成しました。


【新製品のポイント】

● かまどの炎の「ゆらぎ」と「大火力」を再現した新しい炊き方“炎舞炊き”

かまど炊きでは、強い炎(=大火力)がゆらぎながら釜に当たり、部分的に高温となることで、釜内に温度差が生じて激しく複雑な対流が起こります。この炊き方を再現するために、従来は炊飯ジャー本体底部に1つのみ搭載していたIHコイルを、新製品では3つに増強。部分的な集中加熱を行うため、それぞれのヒーターを独立制御する「ローテーションIH構造」による炊き方“炎舞炊き”を業界で初めて※1開発し、かまどの炎の「ゆらぎ」を再現しました。

“炎舞炊き”では、従来品と比べて単位面積当たり従来品の4倍以上※2の大火力で釜内のお米を大きくかき混ぜ、α化を促進。甘み成分である還元糖は、約3%※4アップしました。さらに、炊き上がったごはん粒の大きさもアップ※5。よりふっくらとしたごはんがお楽しみいただけます。

※4 甘み成分の一つである還元糖量。NW-KA型を使用し、うまみプラスプラチナコートなしの内釜と内ぶた使用時0.131mg/gとうまみプラスプラチナコートありの内釜と内ぶたあり使用時0.135mg/gを比較。測定機関:東京農業大学。測定方法:2017年度産コシヒカリ使用。ごはんに純水を加えかくはんし、かくはん後の抽出液をソモギー・ネルソン法にて定量した。ごはん1gあたりに換算。白米ふつう3合炊飯時。数値は使用条件(お米の銘柄・水の量など)などによって異なります。

※5 富山県産コシヒカリ 白米ふつう3合炊飯時。当社自社基準による当社調べ。

本体底部のIHヒーターの比較

内釜の対流イメージ図

● “炎舞炊き”を活かす『鉄 ~くろがね仕込み~ 豪炎かまど釜』を採用

かまどの炎を再現した炊き方“炎舞炊き”を活かすために必要なのは、蓄熱性・発熱効率・熱伝導率の3つのバランスがとれた内釜。そこで新製品NW-KA型では、IHとの相性が良く発熱効率や蓄熱性が高い「鉄」と、熱伝導性の高い「アルミ」、IHの発熱を効率よく活かし、蓄熱性・耐久性にも優れた「ステンレス」を業界で初めて※3組み合わせました。

また、内釜の形状も“炎舞炊き”に合わせて一新。羽釜の要素を取り入れて、釜のふちを特に厚くし、釜側面の熱が逃げるのを抑え効率よく加熱するとともに、平らな面と斜めの面を併せ持つ大火力に適した底形状が、激しい泡の対流を促進します。

なお、長期間安心してご使用いただけるよう、内釜の保証期間は5年※6としました。

※6 内釜のフッ素加工が対象。取扱説明書の記載事項にそわない使い方をされた場合は対象外です。

内釜の素材組み合わせイメージ
内釜の素材組み合わせイメージ
『厚みのある釜のふち』イメージ
『厚みのある釜のふち』イメージ
● まるで“玉手箱”のような、上質なデザイン

新製品では本体デザインも刷新。コンパクトでキッチンにすっきりと納めたくなるような形状、かつ上質感のある“玉手箱”のようなデザインに仕上げました。ダークトーンのキッチンにも合わせやすい、和を感じさせる<黒漆(くろうるし)>と、清潔感とやさしい印象の<雪白(ゆきじろ)>の2色展開です。

黒漆(くろうるし)と雪白(ゆきじろ)

● よりお好みの食感に炊き上げる「わが家炊き」メニュー

前回炊いたごはんの感想を入力することで炊き方を細かく調整し、お好みの食感に進化していく121通りの「わが家炊き」メニュー。従来品でも多くのユーザーからご好評をいただいていましたが、新製品ではその炊き分け範囲をさらに拡大※7しました。

“炎舞炊き”に用いる「大火力」、「底IHヒーターの制御」、「炊飯時間の調整」の技術を活用し、121通りはそのままに炊き分け範囲を拡大することで、より多くのユーザーの好みに対応しました。

※7 2017年当社従来品NW-AT10型との比較

わが家炊きメニュー イメージ
「わが家炊き」メニュー イメージ
● 文字がくっきり見やすい、バックライト液晶

炊飯ジャー本体の液晶を従来品から白黒反転し、視認性が向上しました。

文字がくっきり見やすい、バックライト液晶

● 用途やお好みに合わせて選べる、多彩なメニュー

忙しい朝の炊飯やお弁当用のごはん、健康志向の玄米など、シーンや好みに合わせて選べる様々なメニューを搭載しています。

  • 「白米特急」 : わずか約15分※8で白米を炊き上げます。
  • 「熟成炊き(白米・玄米)」 : お米の芯までじっくり吸水させ、お米の栄養素を引き出します。
  • 「お弁当」 : 中パッパ工程で1.3気圧の高圧力をかけ、冷めてもかたくなりにくいごはんを炊き上げます。
  • 「やわらか」 : よりやわらかい食感がお好みの方に適したメニューです。
  • 「玄米」 : 皮のかたい玄米も、高圧力炊飯により、もっちりとした食感に仕上げます。

※8 1合で炊いた場合

● におい残りを軽減する、「クリーニング」機能を搭載

炊きこみごはんの炊飯後など、気になるにおい残りを軽減します。

● しゃっきりからもちもちまで、好みの食感に炊き上げる「7通りの炊き分け圧力」
● 40時間おいしく保温できる※9「極め保温」、あたたかいごはんが食べられる「高め保温」「保温なし」選択
● 吹きこぼれを抑えて大火力炊飯を実現する「うまみプラスプラチナコート内ぶた」+「うるおい二重内ぶた」
● 「蒸気口セットなし」「フラットトップパネル」「フラットフレーム」でお手入れが簡単
● 指紋が目立ちにくいシボ加工を施したフックボタン

※9 メニューによって異なります。


【商品仕様】

商品名 圧力IH炊飯ジャー
“炎舞炊き”
品番 NW-KA10 NW-KA18
希望小売価格 オープン価格
炊飯容量(白米) 0.09~1.0L(5.5合) 0.18~1.8L(1升)
炊飯時消費電力 1240W 1370W
省エネ 省エネ基準達成率
目標年度
2008年度
105%
目標年度
2008年度
112%
年間消費電力量 80.9kWh/年 120.4kWh/年
最大炊飯容量区分 1.0L 1.8L
1回あたりの炊飯時消費電力量 154Wh 186Wh
1時間あたりの保温時消費電力量 16.2Wh 21.7Wh
外形寸法:幅 × 奥行 × 高さ(約) 27.5cm × 34.5cm × 23.5cm 31cm × 37.5cm × 26.5cm
質量(約) 8.5kg 10kg
電源コード 1.0m 1.0m
色柄 黒漆(くろうるし)、雪白(ゆきじろ)

※リリース内の画像については、下記、広報部までお問い合わせください。


本製品に関する読者からのお問い合わせ先
お客様ご相談センター
フリーダイヤル 0120-345135
象印マホービン ホームページ
http://www.zojirushi.co.jp
本リリースに関するお問い合わせ先
象印マホービン株式会社
広報部 : 山田・安藤・濱田
TEL 06-6356-2329
〒530-8511 大阪市北区天満1-20-5