ZOJIRUSHI

ニュースリリース

2019年4月23日

激しい炎の「ゆらぎ」を再現し、お米が激しく舞い上がる“炎舞炊き”をモデルチェンジ
当社独自の「ローテーションIH構造」を改良し、ごはんの甘み成分がさらにアップした

圧力IH炊飯ジャー
炎舞炊き
(NW-KB型)新発売

象印マホービン株式会社では、2018年に発売した圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き(えんぶだき)”がさらにおいしくなった、圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”(NW-KB型)を2019年6月21日より発売いたします。

昨年発売した“炎舞炊き”では、業界で初めて※1本体底のIHヒーターを3つに増強させ、それぞれのヒーターを独立制御する「ローテーションIH構造」を搭載。これにより、かまどの炎の「ゆらぎ」を再現するとともに、従来品と比べて単位面積当たり4倍以上※2の大火力での炊飯を実現しました。

さらに新製品では、中パッパから沸とうするまでに段階的に炎の「ゆらぎ」を激しくすることで対流をより促進させて、“炎舞炊き”を進化させました。これにより、お米の甘みを一層引き出しています※3

※1 2018年5月31日現在 家庭用炊飯ジャーにおいて 当社調べ。

※2 中パッパ~沸とう維持工程の単位面積当たりの火力比較 2017年当社従来品NW-AT10型3.0W/cm2と2019年NW-KB10型12.5W/cm2との比較。(当社調べ)単位面積当たりの火力算出方法=中パッパ~沸とう維持工程の平均電力(W)÷底IHヒーター加熱面積(cm2)×発熱効率(電波法に定める電磁調理器の高周波出力測定方法にて測定)

※3 当社従来品 2018年NW-KA型との比較

商品名 品番(炊飯容量) 希望小売価格 発売日
圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き” NW-KB10(0.09~1.0L) オープン価格 2019年6月21日
NW-KB18(0.18~1.8L)

【商品写真】

圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”(NW-KB10型)の写真
圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”(NW-KB10型)<左より黒漆(くろうるし)、雪白(ゆきじろ)/写真は10サイズ>

【市場動向】

炊飯ジャーの市場全体の出荷数は微減傾向が続いています。2019年秋には消費税の増税が予定されており、増税前の駆け込み需要や増税後の反動が想定されますが、反動期間が短いため2019年は前年ほぼ横ばいの約562万台を見込んでいます。

炊飯ジャー 業界出荷推移(当社調べ)
総出荷数(約) IHタイプ出荷数(約) IHタイプ構成比
2016年 582万台 432万台 72.7%
2017年 573万台 405万台 70.7%
2018年 562万台 401万台 71.4%
2019年見込 562万台 403万台 71.7%

当社は、1970年に保温機能専用の保温ジャーを発売して以来、マイコン炊飯ジャーやIH炊飯ジャー、圧力IH炊飯ジャーと、長きにわたり炊飯技術を高めてきました。

近年では「家庭でおいしいごはんが食べたい」という消費者ニーズの高まりを受け、2010年に当社独自の羽釜形状の内釜を採用した最高級モデルの圧力IH炊飯ジャー“極め羽釜”(NP-SA10型)、翌年(2011年)には内釜の素材に岩手県の伝統工芸品である南部鉄器を採用した“南部鉄器 極め羽釜”(NP-SS10型)を発売しました。さらに、昨年(2018年)7月に発売した“炎舞炊き”(NW-KA型)は、「かまど炊き」の激しい炎のゆらぎを再現する新しい炊飯方式が大変好評で、計画を大きく上回り(計画比113%※4)、前年同等モデルの“南部鉄器 極め羽釜”(NW-AT10型)との比較では約2倍※5の売り上げとなっています。

※4 2018年発売NW-KA10型・NW-KA18型の対計画比。2018年7月21日~2019年3月20日現在。当社調べ。

※5 2017年発売NW-AT10型(2017年7月21日~2018年3月20日)と、2018年発売NW-KA10型・NW-KA18型(2018年7月21日~2019年1月20日)との出荷台数の比較。当社調べ。


【新製品の概要】

“炎舞炊き”は、従来、1つのヒーターで釜を全体的に加熱していた方式を、3つの底IHヒーターで火力をそれぞれ制御し、部分的に集中加熱することを可能にした業界初※1の「ローテーションIH構造」を搭載。かまどの炎の「ゆらぎ」と、単位面積当たり約4倍※2の大火力を実現することで、釜内に温度差を生んで激しく複雑な対流を起こし、ふっくら弾力のある、甘み豊かなごはんに炊き上げます。

本体底部のIHヒーターの比較
2017年当社従来品NW-AT10型と2019年当社新製品NW-KB10型の比較写真
内釜の対流イメージ図
2017年当社従来品NW-AT10型と2019年当社新製品NW-KB10型の比較写真

【今回新しくなったポイント】

● 段階的にかまどの炎の「ゆらぎ」を激しくすることで、ごはんの甘み成分の還元糖量がアップ
従来の“炎舞炊き”では、当社独自の「ローテーションIH構造」で炎の「ゆらぎ」を再現していましたが、新製品(NW-KB型)では、炎の「ゆらぎ」を改良。炊飯における重要なポイントである「中パッパ」時に、3つの底IHヒーターを段階的に速くローテーションさせて、炎の「ゆらぎ」を加速させていくことで、甘み成分の一つである還元糖量が約2%アップ※6しました。

※6 甘み成分の一つである還元糖量。当社従来品 2018年NW-KA型0.139mg/gと2019年NW-KB型0.142mg/gを比較。測定機関:東京農業大学。測定方法:2018年度産コシヒカリ使用。ごはんに純水を加えかくはんし、かくはん後の抽出液をソモギー・ネルソン法にて定量した。ごはん1gあたりに換算。白米ふつう3合炊飯時。数値は使用条件(お米の銘柄・水の量など)などによって異なります。

● ふたパネルの指紋残りが目立ちにくい、地紋様パネルを採用
本体はコンパクトでキッチンにすっきりと納めたくなるような形状、かつ上質感のあるデザインです。ふたパネルは指紋残りが目立ちにくい、銀糸の織物のような地紋様を採用。色柄は和を感じさせる<黒漆(くろうるし)>と、清潔感とやさしい印象の<雪白(ゆきじろ)>の2色展開です。
● 置き場所に困らない「立つしゃもじ」つき
黒漆柄には黒色、雪白柄には白色の立つしゃもじが同梱されます。
立つしゃもじの写真

【その他の商品特長】

● “炎舞炊き”を活かす『鉄 ~くろがね仕込み~ 豪炎かまど釜』を採用
IHと相性が良く発熱効率と蓄熱性が高い「鉄」素材を、熱伝導性の高い「アルミ」と、IHの発熱を効率よく活かし、蓄熱性・耐久性にも優れた「ステンレス」で組み合わせた内釜です。 内釜のふち部分は特に厚くし、釜側面の熱が逃げるのを抑えて効率よく加熱するとともに、平らな面と斜めの面を併せ持つ大火力に適した底形状が、激しい泡の対流を促進します。
内釜素材組み合わせイメージ
内釜の素材組み合わせイメージ
● わが家好みの食感に炊き上げる、121通りの「わが家炊き」メニュー
水の量を変更せず、前回食べたごはんの味の感想を、アンケートに回答するだけで、炊き方を微調整し、炊くたびにお好みの食感に進化します。同じ銘柄でも収穫する産地や気候の変動によって食感は微妙に変わるお米でも、家庭にあった、好みの食感に炊き上がります。
● お手入れが簡単! 「蒸気口セットなし」「フラットトップパネル」「フラットフレーム」
蒸気口セットがいらない二重内ぶた構造なのでお手入れも簡単。毎回洗う点数もはずして洗える内ぶた(2点)と内釜を入れて3点だけです。本体はお手入れしやすい「フラットトップパネル」「フラットフレーム」です。
● 大火力炊飯を実現する「うるおい二重内ぶた」
当社独自の内ぶた形状で沸とう時も大火力で炊き続け、一粒一粒をふっくらと仕上げます。内ぶたにはごはんの甘みとうまみを引き出すうまみプラスプラチナコートをコーティングしています。保温時も二重内ぶたがふたヒーターからの熱を受けにくくし、釜内の水分を逃がさずにごはんの乾燥を抑えます。
● しゃっきりからもちもちまで、お好みの食感に炊き分ける7通りの「炊き分け圧力」
圧力の強さと圧力をかける時間を調整して、すしめし、白米しゃっきりからもちもち、玄米までメニューにあわせて圧力と時間を変えて7通りの食感に炊き分けます。皮の固い玄米も1.3気圧の高圧力をかけることでふっくらやわらかく炊き上がります。
● 選べる保温選択(「極め保温」「高め保温」「保温なし」)
底センサーが保温に最適な火加減で温度コントロールします。水分の蒸発を抑え40時間までおいしく保温する※7「極め保温」。あたたかいごはんを食べたい方におすすめの「高め保温」、保温しない方におすすめの「保温なし」があります。

※7 メニューによって異なります。

● におい残りを軽減する「クリーニング」機能を搭載
炊き込みごはんを炊いた後など内釜の中のにおい残りが気になる場合は、クリーニング機能を使用すると、におい残りを抑えます。その後、通常のお手入れをするだけで、清潔に使えます。

【商品仕様】

商品名 圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”
品番 NW-KB10 NW-KB18
希望小売価格 オープン価格 オープン価格
炊飯容量(白米) 0.09~1.0L(5.5合) 0.18~1.8L(1升)
炊飯時消費電力 1240W 1370W
省エネ 省エネ基準達成率 eco
目標年度
2008年度
105% eco
目標年度
2008年度
112%
年間消費電力量 80.9kWh/年 120.4kWh/年
最大炊飯容量区分※8 B D
1回あたりの炊飯時消費電力量 154Wh 186Wh
1時間あたりの保温時消費電力量 16.2Wh 21.7Wh
外形寸法:幅×奥行×高さ(約) 27.5cm×34.5cm×23.5cm 31cm×37.5cm×26.5cm
質量(約) 8.5kg 10kg
電源コード 1.0m 1.0m
色 柄 黒漆(くろうるし)(-BZ)
雪白(ゆきじろ)(-WZ)

※8 電磁誘導加熱方式(IH)・・・0.99L以上1.44L未満…B、1.80L以上・・・D



※リリース内の画像については、下記、広報部までお問い合わせください。


本製品に関する読者からのお問い合わせ先
お客様ご相談センター
フリーダイヤル 0120-345135
象印マホービン ホームページ
https://www.zojirushi.co.jp
本リリースに関するお問い合わせ先
象印マホービン株式会社
広報部 : 山田・濱田・安藤
TEL 06-6356-2329
〒530-8511 大阪市北区天満1-20-5