2020年5月15日
かまどの激しい炎のゆらぎ※1を再現する
“炎舞炊き”の底IHヒーターを“6つ”に増強!
さらに甘みのある、
ふっくらとしたごはんに炊き上げる
象印マホービン株式会社では、発売以来大変好評いただいている“炎舞炊き(えんぶだき)”の底IHヒーターを“6つ”に増強することで、従来品(2019年NW-KB型)以上の激しい対流を実現し、ふっくらとした大粒のごはんを炊き上げる圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き”(NW-LA型)2サイズを2020年6月21日より発売いたします。
“炎舞炊き”は、それまでの本体底IHヒーターは1つだけという概念を覆し、2018年に業界で初めて※2本体底に複数のIHヒーターを独立制御する「ローテーションIH構造」を搭載した炊飯技術として開発したものです。これにより、かまどの炎のゆらぎ※1を再現するとともに、単位面積当たり4倍以上※3の大火力での炊飯を実現しました。
新製品では、従来品(2019年NW-KB型)では3つ搭載していた底IHヒーターを“6つ”に増強。対角線上にある2つのヒーターを同時加熱させることで激しい対流を起こし、お米の甘み成分をさらに引き出し※4、ふっくらとしたごはんに炊き上げます。また、内ぶたの構造を見直したことで毎回洗う点数は2点だけとなり、お手入れ性も大きく向上しました。
※1 炎のゆらぎ: 部分的加熱の火力切り替えを行うことを表現しています。
※2 家庭用炊飯ジャーにおいて底IHヒーターを3つ以上独立制御する技術(2018年5月31日発表による 当社調べ)
※3 中パッパ~沸とう維持工程の単位面積当たりの火力比較 2017年当社従来品NW-AT10型約3.0W/㎝2と2020年NW-LA10型約12.5W/㎝2との比較。(当社調べ)単位面積当たりの火力算出方法=中パッパ~沸とう維持工程の平均電力(W)÷底IHヒーター加熱面積(㎝2)×発熱効率(電波法に定める電磁調理器の高周波出力測定方法にて測定)
※4 甘み成分のひとつである還元糖 当社従来品 2019年NW-KB型との比較
商品名 | 品番(容量) | 希望小売価格(税別) | 発売日 |
---|---|---|---|
圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き” | NW-LA10 (0.09~1.0L) | オープン価格 | 2020年6月21日 |
NW-LA18 (0.18~1.8L) |
2019年の炊飯ジャーの市場全体の出荷数は、消費増税前の駆け込み需要もあり、前年より微増の約564万台となりました。2020年は増税の反動などにより、微減の約543万台を見込んでいます。
総出荷数(約) | IHタイプ出荷数(約) | IHタイプ構成比 | |
---|---|---|---|
2017年 | 573万台 | 410万台 | 71.6% |
2018年 | 562万台 | 402万台 | 71.5% |
2019年 | 564万台 | 417万台 | 73.9% |
2020年見込 | 543万台 | 396万台 | 72.9% |
従来、1つのヒーターで釜を全体的に加熱していたIH加熱方式を、“炎舞炊き”では、複数の底IHヒーターで火力をそれぞれ制御し、部分的に集中加熱することを可能にした業界初※2の「ローテーションIH構造」を搭載。かまどの炎のゆらぎと、単位面積当たり約4倍※3の大火力を実現することで、釜内に温度差を生んで激しく複雑な対流を起こし、ふっくらとした弾力と、甘みのあるごはんに炊き上げます。
新製品(NW-LA型)では、従来品(2019年NW-KB型)では3つだった底IHヒーターを“6つ”に増強し、対角線上にある2つのIHヒーターを同時加熱させることにより、さらに激しい対流を起こします。(下図参照)
激しい対流によって水中に溶け出たデンプンの粒は、沸騰維持工程で加熱されることで、α化が早く進み、甘み成分に変化します。沸騰維持工程の後半では、甘み成分がお米にコーティングされ、甘みの強いごはんになります。
※①~③はそれぞれ合計約1200W
3つの底IHヒーターで1カ所ずつ高温が伝わる。
6つの底IHヒーターで2カ所ずつ高温が伝わる。
内ぶたの構造を見直し、より一体感のあるお手入れしやすい内ぶたに変更。従来品(2019年NW-KB型)の内ぶたは、2つに分解して毎回洗う必要がありましたが、今回採用した雑穀米に対応するための雑穀フィルターでは、取り外すことなく、洗うことができる設計になっています※5。そのため、毎回の炊飯後の洗う点数は、内釜と内ぶたの2点のみになり、お手入れしやすくなりました。
※5 雑穀フィルターは取り外すことも可能です。
健康に気を遣う方に人気の食物繊維を多く含む「もち麦」や「押し麦」の麦独特の風味を活かしながら、ふっくらもちもちに炊き上げる専用メニューです。麦ならではの食感を活かした「麦ごはんふつうメニュー」と、麦が柔らかく食べやすい「麦もちもちメニュー」の2つから好みに合わせて選べます。
IHと相性が良い「鉄」素材を「アルミ」と「ステンレス」の層に組み込んだ構造で、高い「蓄熱性」「発熱効率」「熱伝導」を実現しました。また、内釜の内面にうまみプラスプラチナコート(遠赤外線+プラチナナノ粒子)をコーティングすることにより、ごはんの甘み成分のひとつである還元糖とうまみ成分のひとつであるアミノ酸を引き出します。
内釜のふち部分は特に厚く設計し、炎舞炊きの熱が外に逃げるのを抑え、高火力の熱を効率よくお米に伝えていきます。
当社独自のふた形状により、沸とう時も大火力で炊き続け、一粒一粒をふっくらと仕上げます。内ぶたにもうまみプラスプラチナコートをコーティングしています。
蒸気口セットがいらない構造なのでお手入れも簡単。本体は汚れがサッと拭き取れる「フラットトップパネル」「フラットフレーム」です。
すしめし、白米しゃっきりからもちもち、玄米までメニューにあわせて圧力の強さと時間を変えて7通りの食感に炊き分けます。皮の固い玄米も1.3気圧の高圧力をかけることでふっくらやわらかく炊き上がります(白米炊き分けは、しゃっきり~もちもちの5通り)。
底センサーが保温に最適な火加減で温度コントロールします。水分の蒸発を抑え40時間までおいしく保温する※6「極め保温」。あたたかいごはんを食べたい方におすすめの「高め保温」、保温しない方におすすめの「保温なし」があります。
※6 メニューによって異なります。
炊き込みごはんを炊いた後など内釜の中のにおい残りが気になる場合は、クリーニング機能を使用すると、におい残りを抑えます。その後、通常のお手入れをするだけで、清潔に使えます。
黒漆柄には黒色、雪白柄には白色の立つしゃもじが同梱されます。
「象印食堂」では、“炎舞炊き”の新製品(NW-LA18型)で炊いたごはんを、
6月下旬より提供予定
当社の最上位炊飯ジャーで炊き上げたごはんを提供している大阪・難波のごはんレストラン「象印食堂」では、6月下旬より最新の“炎舞炊き”(NW-LA18型)で炊いたごはんを提供します。
※営業状況については、象印食堂公式WEBサイトでご確認ください。
ごはんレストラン「象印食堂」
商品名 | 圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き” | ||||
品番 | NW-LA10 | NW-LA18 | |||
希望小売価格(税別) | オープン価格 | ||||
炊飯容量(白米) | 0.09~1.0L(5.5合) | 0.18~1.8L(1升) | |||
炊飯時消費電力 | 1240W | 1370W | |||
省エネ | 省エネ基準達成率 | 目標年度 2008年度 |
105% | 目標年度 2008年度 |
112% |
年間消費電力量 | 81.2kWh/年 | 119.9kWh/年 | |||
最大炊飯容量区分※7 | Ⓑ | Ⓓ | |||
1回あたりの炊飯時消費電力量 | 154Wh | 184Wh | |||
1時間あたりの保温時消費電力量 | 16.4Wh | 21.8Wh | |||
外形寸法:幅×奥行×高さ(約) | 27.5cm × 35cm × 23.5cm | 31cm × 37.5cm × 26.5cm | |||
質 量(約) | 8.6kg | 10kg | |||
電源コード | 1.0m | 1.0m | |||
色 柄 | 黒漆(くろうるし)(-BZ)、雪白(ゆきじろ)(-WZ) | ||||
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※7 電磁誘導加熱方式(IH)・・・0.99L以上1.44L未満…B、1.80L以上・・・D
※リリース内の画像については、下記、広報部までお問い合わせください。