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VOICE01あなたの暮らし「の」スタンバイ。イラストレーター小池ふみさん

身近な存在や日常のワンシーンを切り取り、やわらかく温かな世界観で描く、イラストレーター・小池ふみさん。物語を感じられる表現で、書籍や広告、パッケージやカレンダーなど、幅広く活躍されています。素敵なイラストでSTAN.のブランドストーリーを伝えてくださっていますが、実際の生活の中でも炊飯ジャーを愛用してくれているそうです。小池さんの暮らしに、STAN.がどのようにスタンバイしているのか、伺っていきたいと思います。

CHAPTER
01

出しておきたいと思えるものが
良かったので、STAN.を見て
「これだ」って

まずは普段の暮らしについて聞かせてください。イラストレーターとして活躍されながら二児の母でもあると伺いました。どのような毎日を過ごされているのでしょうか?

1歳と4歳の男の子がいるので、保育園に預けている日中に、自宅の一室でイラストを描いています。コロナの影響でカメラマンである夫がリモートワークになったので、可能な日は夫に送っていってもらって、お迎えは私が担当しています。子供たちが帰ってきてからの時間や週末は“捧げるタイム(笑)”になるので、忙しい時は子供が寝ついた後に仕事をすることもあります。でも寝かしつけ

ている間に寝落ちしてしまって、夜中に目が覚めて焦ることも多いんです。以前は仕事に合わせてスケジュールを組み立てられたのですが、やっぱり子供がいるとなかなかそうはいかないですね。何かハプニングがあった時にご迷惑をおかけしないように、以前よりも余裕を持って仕事を進めるようになりました。

忙しい毎日ですね。そのような中、STAN.でも素敵なイラストを描いていただいています。製品をはじめに見た時はどんな印象を持たれましたか?

一人目が生まれた少し後にお話をいただいて、プロダクトデザインを手掛けられたTENTさんの事務所で、完成品に近い模型を見せていただいたんです。いくつかシリーズがある中で、炊飯ジャーを見た瞬間に「あ、ほしい」と思いました。

妊娠する前は夫婦でお酒をよく飲んでいたので、ごはんを食べる機会が少なくて。たまに食べたい時には、土鍋で炊いたり、夫が使っていた一人暮らし用の炊飯器を使ったりしていました。でも子供が生まれて、これからどんどんごはんを食べる機会も量も増えていくから、ちょうど炊飯器を買いたいと思っていたんです。

それまで使っていたものはデザインも気

に入っていなかったので、見える場所に置きたくなくて。使うたびに出して、なるべくたくさん炊いて冷凍して、使い終わったらすぐにしまうようにしていました。次に買う時は、サイズはもちろんですが、出しておきたいと思えるものが良かったので、STAN.を見て「これだ」と思ったんです。歴史ある象印さんということで安心感もありますよね。スタイリッシュなデザインに加え、価格や機能がちょうど良かったので、夫とも話して発売後すぐに購入させていただきました。

ご自身で購入いただいたのですね。普段はどのように使っていただいていますか?

狭いキッチンなので、実は今の置き場所にあまり納得できていないのですが、ほぼ毎日使うものとして出しておけて、とても気に入っています。自宅で仕事をしていることもあって、やっぱり暮らしの中で目に入るものは、愛でられるものがいいですよね。今はまだ子供が小さいので難しいですが、もう少し大きくなったらリビングに棚を置いて、そこに他のお気に入りと一緒に並べたいな、と思っています。

二人目が生まれてからは、ベビーごはんメニューに本当にお世話になりました。一人目の時はがんばってお鍋で離乳食を

作ったりしていたのですが、おかゆに芯が残ってしまうことがあって、そうすると子供が吐き出してしまったりして。この炊飯ジャーで作るとちゃんと中までやわらかなおいしいおかゆになるので、とても助かりました。ベビーごはん以外では、炊き込みごはんも好きなのでよく作ります。1時間で炊けるので、子供たちのお迎えから帰ってきたらお米を洗ってセットして、その間におかずを作って、というリズムができあがりました。お手入れが楽だったり、いろいろな面で使いやすくて、本当に買って良かったなと思います。

実は周りにもSTAN.シリーズを持っている友人が多いんです。わたしがお仕事として紹介したこともありますが、知らずに購入して、レシピブックを見て連絡をくれる人もいたりして。本当におすすめしたいシリーズなので、周りにも良さを知ってもらえるのはとてもうれしいですね。

CHAPTER
02

いろんな人が愛着を持って使っているシリーズだと思う

炊飯ジャー以外にも、様々なラインナップのあるSTAN.シリーズ。他に気になっているアイテムはありますか?

上の子も大きくなってきたので、ホットプレートが欲しいなと思っています。家族でホットプレートを囲んで一緒に食べるのが楽しそうですよね。最近たこ焼きプレートも別売りで発売されたと聞いて、「待ってました!」と。夫とも家でたこ焼きしたいねと話していたのですが、ホットプレートとたこ焼き器を別々に購入して置いておくスペースもないので、一緒に使えるとありがたいです。炊飯ジャーと並べて置いておくのも素敵そう。

カタログやレシピブックでは、STAN.のある暮らしをイラストで伝えていただいていますね。描く際に意識されていることはありますか?

普段はプロダクトデザイナーさんと直接お会いする機会が少ないので、はじめの頃は少し緊張していたのですが、今はとても楽しみながらお仕事をさせていただいています。

いつも、そのアイテムのある暮らしを表現した文章をまずいただいて、そこからイメージするシーンを描いていくのですが、やはり自分自身の好きな物や事が自然と出ているように思います。最初にお話を伺った時に「STAN.シリーズは、小池さんをはじめ、わたしたち30〜40代の子育て世代がターゲットなんです」と言っていただいて、それを聞いて肩の力を抜いて描くことができました。

実際に自分でも炊飯ジャーを使ってますます愛着が湧くようになったので、普段の生活を思い浮かべながら描いたイラストが、多くの人に良さを伝えられていると思うと、とても幸せなことだと感じています。

最近では、STAN.を使っている友人たちの顔も思い浮かんだりして、あの人はこう使うかな、この人はこうかな、と想像しながら描くことも多いんです。わたしもそ

うですが、いろいろな人が愛着を持って使っているシリーズだと思うので、その空気感を表現できたらうれしいな、と思っています。

インタビュー・文:金祥艾
写真:山下弘毅、髙橋弥史
企画・編集:種市一寛