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都心にほど近く、農業や漁業の印象はそれほど強くない千葉県ですが、実は野菜全体の生産額は全国1位。昔から江戸の台所として関東近県に米や野菜を供給してきました。また、銚子、勝浦など全国的に見ても豊富な水揚げ量を誇る漁港が多くあります。県東北部の九十九里浜では地引き網漁が体験できるほか、春先から初夏にかけては潮干狩りも楽しむことができます。
まずはアジを3枚におろすところからチャレンジしましょう。 アジをよく水で洗い、頭と内蔵を取り除きます。次に腹側から中骨に沿わせるように切り込みを入れます。背びれ側からも骨に沿わせるように切り込みを入れます。尾の少し手前に逆包丁を入れ、尾びれを持ち身と中骨を一気に切り離しましょう。裏返して同様に包丁を入れると奇麗に3枚におろせます。そして残っている腹骨、小骨と皮を取り除いておきましょう。
続いておろしたアジを包丁でたたき、みじん切りにした長ネギ、ショウガ、せん切りにした青じそ、みそを加え、さらにたたきましょう。根気よくたたき続けて、粘り気が出てきたらなめろうの完成です。この粘り気をだすまでたたき続けるところが、おいしいなめろうを作るポイントです。お好みによってマヨネーズを加えると、味も柔らかくなり、シーチキン感覚で食べることが出来ます。
もちろんこのまま食べてもお皿をなめまわしたくなるほどおいしいのですが、ちょっとひと手間かけて、「さんが焼き」にも挑戦。出来上がったなめろうをハンバーグ状にし、シソの葉ではさんでフライパンで焼きましょう。ふんわりと焼き上がったら「さんが焼き」の出来上がり。ひと手間というほども手間をかけずに出来てしまいました。 いずれの郷土料理もサバやヒラメなどアジ以外の魚でもOK。とっても手軽なのであと一品に困ったときなどに役立ちそうですね。