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いい味、旅気分
東西に細長くおうぎのような形をしている南国土佐・高知県。北は四国山地、南は太平洋に囲まれ、年間を通して温暖な気候と、豊かな自然に恵まれています。西の海岸は、岬や湾が多く、複雑な海岸線を形成。東はおだやかな砂浜の海岸が多いのが特徴です。平地は比較的少なく、川のまわりと、海岸にそって散らばるように広がっています。県の面積の84%が森林で、日本一の森林県です。また、日本最後の清流とも呼ばれている四万十川を有する県としても知られています。
いい味:こんちん
こんちん

南国土佐の食で「皿鉢(さわち)料理」は欠かせません。皿鉢料理とは、お刺身、寿司、組み物、汁物などで構成されています。お刺身は、鰹のタタキや活け造り、盛り合わせなど、旬の魚を盛り付けます。寿司は、サバやカマスの姿寿司をはじめ、巻き寿司、にぎり寿司など。組み物は、煮物、揚げ物のほか、果物やようかんなどのデザートまで、とにかく各地の旬のおいしいものをいろいろと盛り付けています。元々この皿鉢料理は全国各地で食べられていたそうですが、現在残っているのは高知県だけ。今ではパーティ、宴会、結婚式など人の集まる様々なシーンに必ず出てくる定番料理となっています。

そんな高知県からは「こんちん」という高知県大豊町に伝わる郷土料理を紹介します。「こんちん」とは、小麦粉にささがきにしたゴボウを入れておやきのように焼く料理。砂糖、醤油で味つけされているので、ちょっとした軽食やおやつに最適です。
こんちん:材料 2枚分
ごぼう 100g
サラダ油 少々
水(だし汁用) 200ml
昆布(10cm×10cm程度) 2枚
醤油 小さじ1
黒ごま 大さじ1 1/2
小麦粉 150g
砂糖 15g
少々
水(生地用) 200ml

まずはごぼうを薄めのささがきにしましょう。ささがきが苦手な方は、市販の皮むき機を使うと、上手に、しかも簡単に作ることができます。また、ささがきにしている間に、昆布を水に浸してだし汁を作っておくとよいでしょう。続いてささがきにしたごぼうをフライパンで軽く炒め、そこへだし汁と醤油を加えて、水気がなくなるまで弱火〜中火で炒めてください。炒めたごぼうはひとまずお皿などに置いておいてください。

次に小麦粉に水、砂糖、塩を加えて軽く混ぜ、続いて炒めたごぼうを加え、さらに混ぜ合わせてください。タネの固さはだいたいホットケーキの種と同じぐらいの固さをイメージするとよいでしょう。小麦粉とごぼうが馴染んだところで、ごまを加え軽く混ぜてください。本場のこんちんは「えごま」を使いますが、なかなか手に入りにくい食材なので、今回は黒ごまで代用してみました。昔は麻の実も使っていたとのことなので、手軽に購入できる方はえごまや麻の実で試してみてもよいかもしれませんね。

最後にあらかじめフライパンを熱しておき、そこへ先ほど作ったタネを流し込み、だいたい5mmぐらいの厚さになるように丸くのばしましょう。少し焦げ目がつくまで中火で4〜5分ほど焼き、裏返して同様に少し焦げ目がつくまで焼いてください。両面が焼き上がったところで、食べやすい大きさに切って出来上がり。見た目は高知風のチヂミといったところ。軽食やおやつにピッタリですね。

旅気分:高知県
高知県 豊かな森林と青い海の国高知県。温暖多湿な気候のため、足摺岬や室戸岬ではアコウ、ビロウといった亜熱帯植物が自生し、高知平野では早場米が収穫されます。また、古くから野菜のハウス栽培が行われています。このような温暖な気候、複雑な地形、そしてたびたび訪れる台風の猛威などの自然が、土佐特有の風土をつくりあげてきました。
また、明治維新の立役者である坂本龍馬をはじめ、中江兆民、幸徳秋水などの思想家、岩崎弥太郎などの実業家、牧野富太郎、寺田寅彦などの学者など数多くの歴史的人物を輩出してきたことでも有名。現在でもこれらの偉人の足跡をたどることができる文化・観光施設も充実しており、自然と歴史をともに肌で感じることができる県と言えるでしょう。
四万十川
佐田沈下橋四万十川の”源流点”のある高知県高岡郡津野町の「不入山」は、四国カルスト県立自然公園の東南に位置する標高1,336mの高峰。名前の通りに厳しい地形です。この山に源を発する「不入渓谷」の最上流域が四万十川の源流点。源流域には、津野町の北部、梼原町などが含まれ、四国カルストや天狗高原、四万十源流の森、四万十源流の家など、四季折々の大自然と景勝にめぐまれた観光スポットが点在しています。
また、四万十川を訪れた際は「沈下橋」は必ず見ておきたいポイント。沈下橋とは、増水時に川に沈んでしまうように設計された欄干のない橋のこと。緑の山々に青い四万十、そして沈下橋という風景は、もっとも四万十川らしい風景と言えます。河口からいちばん近い沈下橋は、佐田(今成)沈下橋で、橋を渡るときの気分は爽快です。他にも、四万十市内だけでも、三里、高瀬、勝間、口屋内、岩間、長生、中半家、半家の沈下橋があり、いずれも四万十川らしい、川と人との関わりの感じられる風景が見られます。
安芸市
野良時計安芸市は高知県東部の中核的拠点として発展してきました。安芸川、伊尾木川が市を縦断して、太平洋に流れ込み、その流域に肥沃な安芸平野が広がります。市内には戦国時代の安芸氏以来の歴史と文化遺産が点在し、見所も多く、観光地としての魅力にあふれた町です。のどかな田園に立つ野良時計や土居廓中の武家屋敷、岩崎弥太郎生家などが風情あるたたずまいを見せています。
中でも安芸市のシンボルとなっているのは野良時計。明治20年に青年・畠中源馬氏が時計作りの原理や製作技術を独習し、部品に至るまで全て手作りで村人のために建てた白亜の時計台。現在では、全国的にもめずらしい貴重なものとなっており、歴史の町安芸を象徴する建築物のひとつです。畠中氏の一族によって守られ明治・大正・昭和・平成へと110年以上の時を刻み続けています。
資料提供:
高知県庁:http://www.pref.kochi.lg.jp/
高知県観光コンベンション協会:http://www.attaka.or.jp/
四万十市役所:http://www.city.shimanto.lg.jp/
安芸市観光協会:http://www.akikanko.or.jp/

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