象印 ZOJIRUSHI

まほうびんの「転化・変化・進化」展 -まほうびん記念館企画展-
ごあいさつ
 「まほうびん記念館」では、平成21年10月1日(木)から平成22年1月29日(金)までの期間限定で、まほうびん記念館企画展「まほうびんの『転化、変化、進化』展」を開催しております。
 まほうびんの製造を開始して90年。当社はさまざまな“まほうびん”を世に送り出してきました。今回の企画展ではその技術の転化(転用、応用)された商品(例:茶釜)、また変化したもの(例:水道管)さらに、“まほうびん技術の新たな展開”から生まれた真空パネルを紹介します。
 一見レトロにも思えるまほうびんですが、じつはいろいろな分野へ展開をしてきたことや、時代のニーズに対応して今も進化し続けていることもご覧いただくことができます。ぜひご来場下さい。
展示期間
平成21年10月1日(木)から平成22年1月29日(金)
展示内容
1. 転化(転用、応用) 「松声筒釜 STT2000」
1984年、大阪城築城400年記念の際、日本の茶道の創始者千利休没後400年でもあったため大茶会が計画されました。それにあわせて保温のできる茶釜を開発しました。
「茶釜」(1984年製)
「若鮎 STS5000」
1984年、釣り上げた鮎を新鮮な状態で保存する鮎つり用クーラーを開発しました。
「ビールサーバー BD-AT30」
2001年、家庭でもビアホールの味を楽しめるビールサーバーを開発。

また、電気で沸かしてまほうびんで保温する「電気ポット」の時代ごとの変化の様子もご紹介します。
その他、常設展示コーナーでも、ガラスまほうびんの展開例として「保温おひつ」「アイスクリーム販売用まほうびん」などを紹介しています。
2. 変化 1987年に開発された、凍らない水道管「不凍パイプ」。さらにその応用から開発された「フレキシブルパイプ」「サニタリーパイプ」なども展示します。
3. 進化 まほうびんが平板になりました。産業用や家庭での省エネなど、いろいろな展開が可能な「真空パネル」を展示します。

真空パネルの主な用途は
  1. 産業用機械設備の加熱部や発熱部の断熱、遮熱。
  2. クリーンルーム内などの清浄な環境での断熱、遮熱。
  3. 家電の省エネ化、小型化(省資源)、高効率化など。
  4. 建築材料として外気との断熱。

「真空パネル」(2007年製)

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