象印 ZOJIRUSHI

異業種とのコラボレーション〜象印製品の進化

ごあいさつ

企画展写真象印マホービン株式会社の「まほうびん記念館」では、平成24年5月25日(金)から9月28日(金)までの期間限定で、企画展「異業種とのコラボレーション〜象印製品の進化」を開催いたします。

まほうびんの製造にかかわって95年。当社は数多くの商品を世に出してまいりましたが、商品の改良、新機構の開発などいくつもの新しいテーマに取り組み、課題解決をおこなってきました。しかしそれらの解決には、優れた社員たちの斬新な発想や、地道な努力の積み重ねがあったのはもちろん、さまざまな他業種の多大なアドバイスや協力を得て新製品開発にこぎつけたものが少なからずありました。今回の企画展ではそれらの製品やサービスの誕生と成功にいたる軌跡を検証して参ります。

自社ばかりではなく、異業種からの協力,支援の結晶を記録としてとどめることは、過去を振り返るばかりでなく今後の商品開発の礎となることを、彼らへのインタビューを通して実感することができました。ご来館の皆様方のご感想をいただければ幸甚に存じます。

展示期間

平成24年5月25日(金)〜9月28日(金)までの期間限定

登場するコラボレーション

コラボレーション1 電子ジャー

電子部品メーカーとのコラボレーション
(1970年発売:電子ジャー)

  • (株)村田製作所
世界初の「電子ジャー」に村田製作所製サーミスタ『ポジスタ®』を採用
それまでご飯の保温をまほうびん製の「ジャー」で行っていたのを、発熱,保温が可能な『ポジスタ®』を採用し、当社として初めての電気製品である「電子ジャー」の共同開発に成功、爆発的なヒット商品となりました。
コラボレーション2 みまもりほっとライン

医師とIT企業とのコラボレーション
(2001年サービス開始:「みまもりほっとライン」サービス)

  • 網野医師(東京の開業医)
  • (株)NTTドコモ関西(現(株)NTTドコモ)
  • (株)富士通 
  • (株)富士通関西システムズ(現(株)富士通システムズ・ウェスト)
一人暮らしを見守るインターネットサービスの開始
1996年網野医師からの「日用品を利用してお年寄りの日々の生活を見守る仕組みができないか」との相談に対し、当社開発担当者からの呼びかけにIT企業各社が協力を申し出、i-POTを使用した「みまもりほっとライン」サービスが誕生しました。
コラボレーション3 極め羽釜

神話になった食堂とのコラボレーション
(2010年発売:圧力IH炊飯ジャー「極め羽釜」)

  • 「銀シャリ屋 げこ亭」(大阪府堺市の定食屋店主:村嶋氏)
最高においしいご飯の追求、『極め羽釜』の誕生
高級炊飯ジャー分野で苦戦していた担当者はおいしいご飯を食べ歩き、ついに「げこ亭」に出会います。開発担当者の熱意に打たれた主人・村嶋氏がさまざまなノウハウの伝授と、炊飯温度計測等に協力、多数の試作品からついに村嶋氏からお墨付きがもらえるのに約1年の歳月を要しました。
コラボレーション4 茶道用茶釜、鮎釣り用クーラー

多彩なプロとのコラボレーション

  • [1] 茶道用茶釜「松声筒釜(しょうせいつつがま)」(1984年発売)
千家十職 御釜師
1984年大阪城築城400年と千利休没後400年に併せ、宗家(三千家)は合同で大茶会に参加。当社は保温できるステンレス製まほうびん構造の茶釜をつくり、その屋外でのイベントに参画しました。その外装製作に千家十職の御釜師があたりました。
  • [2] 鮎釣り用クーラー「若鮎(わかあゆ)」(1984年発売)
“名人”と呼ばれた鮎釣り師
鮎釣り人から‘釣りたての鮮度を保つ容器を’との要望に“名人”と呼ばれた鮎釣り師の監修でステンレス製まほうびんを用いて開発,発売し、釣り師たちの評判を呼んだ一品となりました。

展示内容

ポジスタ写真
電子ジャーに組み込まれた村田製作所製「ポジスタ®」
iポット写真
通信機器を底部に搭載したiポット

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